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ナショナルズを去った打線のコア

歯磨き粉です。今回は近年までナショナルズを支えてくれた3人のバッターを紹介していきます。


ブライス・ハーパー(現フィリーズ)

2015年 .330 42HR 99打点 OPS1.109
2016年 .243 24HR 86打点 OPS.814
2017年 .319 29HR 87打点 OPS1.008
2018年 .249 34HR 100打点 OPS.889

ハーパーは2010年のMLBドラフトで全体一位指名でワシントン・ナショナルズに加入し、2012年にデビューしました。

その年には19歳ながら22HRをマークしナショナル・リーグの新人王に輝き、ポストシーズン進出にも貢献しましたね。

更には2015年には5月から爆発的な打撃を見せ、その後も安定して打ち続けて打率リーグ2位、本塁打王、長打率MLB1位、出塁率MLB1位、OPS MLB1位と圧倒的な成績を残して史上最年少での満票MVPに輝きました。

翌年2016年は怪我を抱えたままの出場だったため成績はかなり低迷しましたが、2017年には復活を遂げました。

ナショナルズ最終年の2018年は開幕からHRは出るものの、なかなか率が上がらず前半戦は打率.214でした。

しかしオールスター前夜祭であるホームランダービーで優勝、しかもホームであるナショナルズ・パークでの開催だったためファンも大いに湧きましたね。

その良い流れもあってか後半戦は打率3割超えで最終成績は見れる数字になりました。

現在はライバルチームであるフィラデルフィア・フィリーズに移籍してしまいました。

ナショナルズにとっての顔だったので、かなり寂しいですね。


ダニエル・マーフィー(現ロッキーズ)

2016年 .347 25HR 104打点 OPS.985
2017年 .322 23HR 93打点 OPS.928
2018年移籍前まで .300 6HR 29打点 OPS.784
2018通算 .299 12HR 42打点 OPS.790

2015年のポストシーズンで大暴れし、ニューヨーク・メッツから移籍してきた1年目の2016年から彼は前年の大暴れの勢いのままに打ちまくり、打率リーグ2位、長打率とOPSはリーグトップの数字でMVP投票でも2位に入りました。

その翌年の2017年にも打率リーグ2位の数字を残し、ナショナルズの2年連続のポストシーズン進出に大きく貢献しました。

2018年にはシーズン途中にシカゴ・カブスに移籍してしまいましたが、それまで怪我で出場できない試合がありながらも打率3割をマークしました。

マーフィーはナショナルズに居た2年半、打率3割を切ることがなかったというのが素晴らしいですね。

昨年はロッキーズに移籍しましたが、怪我や年齢の影響もあってか、なかなかナショナルズ時代のようなバッティングが見られなかったので復活に期待です。



アンソニー・レンドーン(現エンジェルス)

2014年 .287 21HR 83打点 OPS.824
2016年 .270 20HR 85打点 OPS.797
2017年 .301 25HR 100打点 OPS.937
2018年 .309 24HR 92打点 OPS.909
2019年 .319 34HR 126打点 OPS1.010

最後に紹介するのはアンソニー・レンドーンです。

2011年MLBドラフト全体6位でワシントン・ナショナルズに加入しました。そして2013年にデビューし2014年にはシルバースラッガー賞を獲得しました。

2015年は怪我で度重なる怪我で80試合に留まり、ユネル・エスコバーという三塁手が居たため不慣れなセカンドを任せることが多く、その影響もあってか成績も残せませんでした。

2016年には再び三塁手として試合に出て、上記の成績のように復活を遂げカムバック賞を獲得しました。さらに2017年にはキャリア初となるシーズン打率3割超え&100打点をマークし、翌年2018年にも打率3割超えを達成しました。

ナショナルズ最終年となった2019年には3割30HR100打点を達成し、126打点で自身初となる打点王を獲得しました。

更にはポストシーズンにも進出し、ナショナルズ史上初となるワールドシリーズ制覇にも大きく貢献しました。MVP投票でも3位に入り、ノーラン・アレナドやエウヘニオ・スアレスといった好打者が揃う中で再び三塁手部門でシルバースラッガー賞を獲得。また選手としてのランクが上がった1年になったと感じています。

その後FAとなり大型契約でロサンゼルス・エンジェルスに移籍しました。

レンドーンは超優秀な選手ながら注目度が異常なまでに低く、過小評価の代表格の選手という印象でしたが本人曰く注目されるのは好きではないと話していたため、今の感じの方が彼にとっては良いのかもしれませんね。笑



最後に

ハーパー、マーフィーという2016-17シーズンで特に打線の中軸として活躍してくれた選手が抜けた2019年はフアン・ソトと共にレンドーンが軸として新たに組み直された打線が噛み合いワールドシリーズ制覇に至りましたが、そのレンドーンまでもが移籍。

現在はソトとハウィ・ケンドリックが中軸を担い、前を打つターナーとイートンの1,2番との噛み合いが得点に繋がる大事な部分となっています。

他にもアズドルバル・カブレラやスターリン・カストロなども居ますが、野手の高齢化が気になるところ。若返りを図るためのトレードでハーパーを上手く使いたかったところですが、それも上手くいかずにマイナーの状況も野手は枯渇気味です。

フアン・ソトの継続的な活躍、ルイス・ガルシアやカーター・キーブームといった有望株、まだMLBでも打撃で1つ殻が破られないビクター・ロブレスの覚醒といったところが未来のワシントン・ナショナルズ打線にとって重要になってくると感じています。

ここまで見ていただき、ありがとうございました。

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