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【MLB】先発投手最速スライダーは誰だ?

前回のファストボール編に続いて第二弾はスライダー編です。

前回のファストボール編↓

https://note.com/hamigakiko/n/nf1d98db625a7

早速行ってみましょう。


第5位 ノア・シンダーガード(NYM)

89.1マイル(約143.4キロ)

昨年の成績
32試合 197.2回 10勝8敗 防4.28 202K WHIP1.23

5位はニューヨーク・メッツの「雷神」ことノア・シンダーガード。

ファストボールでは昨年唯一平均球速で98マイル超えをしているシンダーガードはスライダーのスピードも一級品ですね。

同じメッツのエースであるジェイコブ・デグロムに比べてポテンシャルにまだ投球内容が追い付いてない感が否めなく、今季もトミー・ジョン手術により離脱が決定している部分もあり寂しい気持ちもあります。

ただトミー・ジョン手術が決まる前のスプリングトレーニングでは敢えて若いカウントの時は球速をセーブしたり力感も良い意味で抜けていたりなど、改善の様子も見えていたので来季の雷神には期待しています。


第4位 ゲリット・コール(現NYY)

89.3マイル(約143.7キロ)

昨年の成績
33試合 212.1回 20勝5敗 防2.50 326K WHIP0.89

昨年のア・リーグ投手二冠王のコールのスライダーが4位にランクインです。

圧倒的な4シームと切れ味鋭いスライダー、縦に割れるナックルカーブ、140キロを超えるチェンジアップなどの投げ分けで5月後半からは無双状態でしたね。

コールは基本的に若いカウントでは4シームは96マイル程のボールに抑えて、2ストライクからは100マイル前後の4シームとギアの入れ替えも上手い投手の様に見受けられました。

スライダーの質もかなり高く、他のレベルの高い球種と相まって三振を奪う場面も多かったように感じます。


第4位 アンソニー・デスクラファニ(CIN)

89.3マイル(約143.7キロ)

昨年の成績
31試合 166.2回 9勝9敗 防3.89 167K

コールとの同率で4位はシンシナティ・レッズのデスクラファニです。

MLBに詳しくない方だと他のメンツと比べるとそこまで有名ではない選手かもしれませんが、打者有利のグレート・アメリカン・ボールパーク本拠地で防御率3点台は素晴らしい先発投手と言えるでしょう。

あくまで僕個人の印象ですが、空振りを多く奪っているのは高めに抜けながら伸びていくような起動を描くスラッターのようなボールに感じます。

ファストボールは2シーム系で右打者の外のボールゾーンから横変化の強いボールで見逃し三振を奪うケースが多かったです。尚且つ球速も95マイルを超えてくるものが多いので打者は反応しづらいのではないかと思いますね。

さらに85マイルほどのカーブも投げ、こちらも空振りを多く奪っていたので球種を絞りづらい厄介な投手だと感じます。


第2位 ザック・ウィーラー(現PHI)

91.2マイル(約146.8キロ)

昨年の成績
31試合 195.1回 11勝8敗 防3.96 195K WHIP1.26

2位は昨年までメッツのローテーション投手として活躍していたウィーラーです。

基本的にニューヨーク・メッツの先発投手は、どの球種でも球が非常に速い印象があります。

ウィーラーはそこまで力感の無いフォームから当たり前の様に100マイル超えのファストボールを投げ込んできますし、スライダーも93マイル(約150キロ)を超える球もありました。

大体1イニングに1つ三振を奪うような投手で、そこまで支配的な投球をするタイプでは無いように感じますが195.1イニングは素晴らしいですし、フィラデルフィア・フィリーズと大型契約に漕ぎ着けたのも納得ですね。


第1位 ジェイコブ・デグロム(NYM)

92.5マイル(約148.9キロ)

昨年の成績
32試合 204.0回 11勝8敗 防2.43 255K WHIP0.97

先発投手のスライダー最速は2年連続サイ・ヤング賞を獲得したデグロムでした。

ワシントン・ナショナルズのファンである私は同リーグ同地区で対戦の多いニューヨーク・メッツとの試合をよく見ていたため、正直調べる前からウィーラーかデグロムが1位なんじゃね?と思っていましたね。笑

デグロムのボールの印象は兎に角"エゲツない"という感じですね。

弾丸みたいな100マイル前後の4シームに150キロを超えるスライダー、150キロに迫るチェンジアップとそれぞれの方向に曲がる球種も持ち合わせているだけでゲームで言うチートのような投手であるにも関わらず、初球を簡単にカーブでポンとストライクを取ってくることもありましたね。

その結果、打者はカウントが不利になりデグロムの餌食になっているパターンがを結構2018,2019シーズンは見ましたね。

まだまだ衰える年齢ではないですし、現役最多タイとなる3度目のサイ・ヤング賞の最有力候補ではないでしょうか?


最後に…

ファストボール編でも取り上げましたが、ニューヨーク・メッツの先発投手育成はマジでどうなってるんですかね?

デグロム、ウィーラー、シンダーガードの3人は当たり前の様に100マイルのファストボールと150キロ近辺のスライダーを投げてくるので恐ろしさしか感じませんね。

以前メッツに在籍していたマット・ハービーも上記の3人と同じくらいのボールを投げてましたし、本当にメッツの育成の様子が気になります。

ここまで見ていただいた方、ありがとうございました( ^ω^ )

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