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【2021MLB】主要タイトル未獲得ながらMVPクラス、新たな歴史を作った野手達

どうも、今年から社畜になった歯磨き粉です。
激アツなワイルドカード争いがあった162試合目も終え、レギュラーシーズンも終了となりました。

そこで今回は主要タイトル未獲得ながら素晴らしい成績を残した選手達を紹介していこうと思います。


ブライス・ハーパー(PHI)

[2021年成績]
打率.309 35HR 84打点 13盗塁 OPS1.044
出塁率.429 長打率.615 100四球 wRC+170

今季怪我や顔面死球などの影響もあり、141試合の出場に留まり、オールスター未選出だったものの、オールスター明けから打率.338 20HR OPS1.188の大暴れでMVPクラスの成績を残しました。

7月以降の月間打率は全て3割超えと安定しており、長打率、OPS、wRC+、二塁打がMLBトップと完全復活を果たしました。2015年以来2度目のMVPに期待です。


フアン・ソト(WSH)

[2021年成績]
.313 29HR 95打点 9盗塁 OPS.999
出塁率.465 長打率.534 145四球 wRC+163

今季初のオールスターに選ばれたものの、前半は本来の力からは程遠い状態でしたが、ホームランダービー参加で自身のスイングを取り戻し、後半戦は打率.348 18HRと復活。更に元々選球眼は良かったものの、出塁率.525と驚異的な数字を叩き出しました。

シーズントータルでも145四球&出塁率.465を記録して、前述のハーパーが持っていたフランチャイズレコードの130四球&出塁率.460を上回りました。(2020年の短縮シーズンは除く)

29HR、OPS.999と何とももどかしい成績に終わりましたが、今季の活躍は素晴らしいと言えるでしょう。


マーカス・シミエン(TOR)

[2021年成績]
打率.265 45HR 102打点 15盗塁 OPS.873
出塁率.334 長打率.538 66四球 wRC+131

今季からブルージェイズに加入したシミエンはボー・ビシェットの存在もあり、本職のショートとしてではなくセカンドとして1年間プレーしました。

しかし、その本職ではないセカンドでプレーしたことで新たな歴史を作りました。

シーズン序盤から安定してHRを積み重ねて、オールスターのスタメンにも選ばれる活躍で、「まぁ30HRは行くか」くらいの気持ちで見てましたが、後半もペースが落ちるどころか上がっていき、セカンドとして史上最多の45HRを記録しました。

チームとしてはビシェット、HR王に輝いたゲレーロJr.、テオスカー・ヘルナンデスと100打点カルテットを形成しました。90勝以上をマークしながら、あと一歩の所でポストシーズン進出は逃しましたが、個人的に2021年最強の打線では無いかと思います。

シミエンは1年契約で今季FA。去就に注目です。


大谷翔平(LAA)

[2021年成績]
打率.257 46HR 100打点 26盗塁 OPS.965
出塁率.372 長打率.592 96四球 wRC+152
23G 130.1回 9勝2敗 防3.18 156K 46自責
被打率.207 WHIP1.09 奪三振率10.77 

二刀流として、歴史的なシーズンを送った大谷翔平。長い間HR王をキープしていましたが、捕手として史上最多の48HRを放ったサルバドール・ペレスの猛追、安定して打ち続けていたゲレーロJr.に捲られる形となりましたが、今季の活躍は間違いなくMVP級でしょう。

前半戦だけであの松井秀喜が保持していた日本人最多31HRを悠々と超え、46HRをマークした"投手"が生まれてしまいました。恐ろしい…

主要タイトルで、日本人が1番遠いであろうとされていたHR王にこれだけ近付いたのは本当に歴史的なことです。まして投手としても23先発 9勝2敗 防御率3.18を記録したというのが信じ難いですね。

今季はエンジェルスのエースと主砲を両方を担った大谷翔平、来季からは2019年打点王のアンソニー・レンドーン、世界最強打者マイク・トラウトの復帰により、今季20敬遠されたマークも薄くなるでしょうし、今度こそ日本人初のHR王、まだ未発表なものの厳しいであろうハンク・アーロン賞、加えてサイ・ヤング賞にも期待です。

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