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【MLB】各ポジションの指標最強守備選手は誰だ?【二塁手、三塁手、遊撃手偏】

投手、捕手、一塁手編に続いて第2弾です。
指標のことに関しては前回のNoteと同じようにやっていきます。

↓前回のNote

https://note.com/hamigakiko/n/n53afeaea9a6f

↓評価方法


二塁手

UZR+5.2 DRS+19 RngR+3.6

コルテン・ウォン(STL)

昨年初めてゴールドグラブ賞を受賞したコルテン・ウォンがUZR,DRS,RngRの3部門でトップとなりました。

以前から守備力の高いセカンドでしたが、昨年は更にレベルアップした守備力で何度もセントルイス・カージナルスを救いましたし、リーグ優勝決定シリーズ進出にも尽力しました。

打撃でもキャリアハイクラスの.285 11HR OPS.784と悪くは無い成績でした。

因みにウォンはクォーターで、父親がアメリカと中国のハーフ、母親が中国人です。弟のキース・ウォン(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)も今季メジャーデビューを果たしました。


DPR+2.5 ヨルマー・サンチェス(SF)

ダブルプレーでの指標トップは昨年のアメリカン・リーグのゴールドグラブ賞受賞者のヨルマー・サンチェスでした。

UZR/DRSも+4.9/+4と上手く、総合守備指標のDefでは+7.0をマークしました。

打撃はレギュラーを貼るには物足りないレベルで、シカゴ・ホワイトソックスからウェーバーにかけられて今年からはサンフランシスコ・ジャイアンツに所属することになりましたね。


三塁手

UZR+14.8 DRS+34

マット・チャップマン(OAK)

三塁手ではマット・チャップマンが2部門でトップとなりました。これはMLBファンの方々なら「そりゃそうだろうな」と思っていたと思いますね。笑

圧倒的な守備力で2年連続のゴールドグラブ賞&プラチナグラブ賞を受賞しただけでなく、打っても36HR OPS.848と申し分ない成績です。

彼がこの先何度ゴールドグラブ賞を獲得することになるのか楽しみですね。


RngR+8.5 ノーラン・アレナド(COL)

デビューイヤーから7年連続でゴールドグラブ賞を獲得し、3年連続でプラチナグラブを獲得しているノーラン・アレナドがチャップマンを上回り、打球処理による貢献の指標であるRngRでトップに立ちました。

アレナドは打撃も超一流で本塁打王3回、打点王に2回輝いており、シルバースラッガー賞も4年連続で獲得しています。

今季は打率.315 41HR 118打点 OPS.962と打率とOPSでキャリアハイの成績を残し、5年連続100打点超えと圧巻の安定感を誇っていますね。

因みにアレナドはチャップマンと同じエル・トロ高校出身で、アレナドが2年先輩という関係に当たります。

このエル・トロ高校出身の化け物2人のせい(?)でMLBの三塁手はゴールドグラブ賞獲得が非常に難しくなっていますね。


DPR+0.8 トッド・フレイジャー(TEX)


ダブルプレーで指標トップに立ったのは現テキサス・レンジャーズのトッド・フレイジャーでした。

UZR,DRSと共にマイナスでしたが、ダブルプレーでの貢献という項目ではアレナドとチャップマンを抑えてトップでした。因みにチャップマンは6位、アレナドは9位でした。これは意外だなと感じましたね。

フレイジャーは過去にシーズン40HRを記録した事があるのでパワーはある打者だと思います。打率こそなかなか向上しませんが、ここ数年2割を切りそうな程の打率だったのが昨年.251と少し改善の兆しが見えてきました。


遊撃手

UZR+11.4 DRS+26

ポール・デヨング(STL)

UZR,DRSの2部門でセントルイス・カージナルスのポール・デヨングがトップとなりました。セカンドのウォンは3部門でしたし、カージナルスの二遊間は鉄壁ですね。

今年は3年目にして初のMLBオールスターゲームにも選出され、ウォンと同様にカージナルスのリーグ優勝決定シリーズ進出に貢献しました。

デビューイヤーは指標上では平均的な守備力でしたが、2年目にはプラス数値を叩き出し、昨年(3年目)にはMLBのショートして2部門でトップに立つほど成長しましたね。

打撃ではキャリアハイの30HRをマークしたものの、打率は.233と物足りない部分があります。

ルーキーイヤーに打率.285 25HR OPS.857と素晴らしい成績を残しただけに、またこの年のような打撃を期待しております。


DRS+26 DPR+3.0

ハビア・バイエス(CHC)

シカゴ・カブスのハビア・バイエスがデヨングと同率でDRSトップタイ、更にはダブルプレーの貢献度でもトップに輝きました。

指標上では昨年以前の遊撃守備はDRSが平均からほんの少し上回るくらいでUZRに至ってはマイナスでしたが、今季は飛躍的にDRSを改善しMLBトップタイ、UZRも10.0とゴールドグラブ賞クラスにまで成長しましたね。

バイエスは2018年に打率.291 34HRをマークして打点王も獲得するほどの打撃力の持ち主でもあります。彼のような豪快で派手なスイングする選手は見ていて惚れ惚れしますね。


RngR+7.1 ミゲル・ロハス(MIA)

打球処理による貢献ではマイアミ・マーリンズのミゲル・ロハスがトップでした。

彼はMLB5年間で2016年以外の年はUZR,DRS共にプラスの数値で、安定した守備力を誇っています。

打撃では10HR以上が僅か1年のみで、打率はそこそこ高いもののパワーレスで出塁率も低いためになかなかOPSでは7割前後と良いとは言えない数値です。

マーリンズは再建中なので明るいニュースがあまり無いですが、ロハスのRngRトップは明るいニュースになるのではないかなと思います。


最後に

今回は第2弾の二塁手、三塁手、遊撃手編でした。次回の外野手編でこの企画は終わりです。是非次回もご覧下さい。

ここまで見ていただいた皆様、ありがとうございました( ^ω^ )

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