マーケティングの役割

マーケティングの大きな役割は「そのものが持っている価値をきちんと伝えて、需要を生み出すこと」だと思っています。

これを見てください。


形の悪い大根に可愛らしい顔を描いてあげたら、人気商品になりました。

これぞ、マーケティングの力と思わされます。

大根は食べ物です。その価値は空腹を満たす、栄養を摂り込むところにあります。なのに、形が悪いと買われなくなります。安く売り出しても不良品のような扱いを受けがちです。

もちろん発育状態によって、多少の味や栄養価の違いはあるかもしれません。でも産地の違いによる味の違い、時期による味の違いなども実際はあるはずです。そして、その味の違いを意識して大根を食べている人がどれほどいるのでしょうか?

生でかじって比較すれば、そこそこその違いも認識できるかもしれません。でも、だいたいは調理されて調味料の味になります。大根は味が染みやすい食材なので、調理の仕方によって味の変化は多彩です。

ご紹介した事例は、見た目が悪いという買われない理由を、見た目を良くしてあげたことで買いたい理由へと変化させています。

それによって、大根本来の価値に着目してもらえるようになり、買ってくれる人が増えました。まさに、そのものの価値を伝え、それに対する需要を生み出すことに成功している事例だと言えます。

参考

https://temita.jp/twitter/72943?fbclid=IwAR37nI-ndow10_Y7aVc3Qrun260-rMYqIkA0Je5zP2CCatn3WLHeSnb4Ib4

(Twitterに辻農園(嫁) (@tsuji_farm)さんが投稿した話題の呟きをご紹介させていただきます。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?