名越康文先生のデトロイトビカムヒューマン

デトロイトビカムヒューマンというゲームがある。
現代のアドベンチャーゲームでも最高峰の一つと言っても過言ではないゲームで、映画の登場人物になったような体験が出来る。
自分が操作できるキャラクターは3人。
しかも人間ではない。
高度な人工知能をもったアンドロイドだ。
人間以上の能力を持ったアンドロイドのいる社会で、3体のアンドロイドの人生は複雑に絡み合っていく。
このゲーム、分岐が多くて自分の選択がプレイをした人の中で何%なのかを知ることが出来る。
ゲームの登場人物は一流の俳優がモーションキャプチャーで演技をしている細かい動きが心理状態を現しているのだ。
それを精神科医の名越康文先生がプレイする。
細かい動作からキャラクターの心理描写を読み解いていくのが興味深い。
先の展開を知っていると、流石プロと思う場面がいくつもある。
主人公のアンドロイドたちも、人間ではないが道具ではなく自我が芽生えた生命体に近付くにつれて人間と同じように動きに癖が出てくる。
名越先生は、それを見逃さずに指摘するのがカッコいい。
ゲームをする前に観ても良いが、是非ゲームもプレイしてほしい。・

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