マルチバースオブマッドネス

いただいので、即観ましたよ。
映像技術は前作に劣らず凄まじいものがありました。
ただ自分が、あまりに刺激に慣れてしまったせいか新しいと思った表現は少なめ。
Drストレンジというヒーローに関してはブレずに描かれていたので、そこは問題なかった。
新キャラのアメリカチャベスが、初見の人にはやや唐突感があったのではないかと思った。

俺は元のキャラをアメコミで読んで知っているのが、読んでない人には物語の鍵ではあるがキャラクターである意味が薄く感じてしまうのではないか。
もうちょっとキャラの掘り下げがあっても良かったと思う。

一番ショックだったのはワンダ(スカレーットウィッチ)。
MCUのワンダを俺は、あまり好きではない。
エイジオブウルトロンで登場した時は良かったが、CWからは自分本位なところが目立ち、自分の過ちから被害にあった人々への配慮が足りず、最愛の弟だったピエトロの対する弔いの気持ちも描写が足りなかった。
だから、今回のヴィランとしては相応しい。ヴィランになっても仕方ないとも思えるが。
それはダメだろうと思う。
ワンダはダメなところも多いが命を賭けて敵と戦ったことは事実でヒーローなのだ。
これからヒーローらしくなるところが見れると思っていた。
その機会は永遠になくなった。
ワンダを止めたのは別世界の子供の存在と上手くやれていた世界の自分。
他の人間の説得には耳を貸さなかったし、心も動かなかった。
彼女を気にかけてくれた人々のことは思い出さなかったんだよね。
マルチバースの出来事で、他のヒーローたちには知られなかったけど大勢の人々を殺害したのは事実。
大罪人のヴィランとして終わってしまったのよ。
アメコミでは再登場することが多いけど、MCUではどうなるかわからない。
ワンダの物語は、ここで終わってしまう。
ワンダを好きにならせて欲しかった。
ヒーローにしてあげて欲しかった。
けじめはつけたとは言え、あまりにも哀れだ。

あとはゲストで多次元のヒーローの扱い。
特にXメンのプロフェッサーX。
同じ俳優が演じているとは言え、別次元別次元の存在というのはわかる。
でもね。パトリック・スチュアートが演じているから、俺らには「あの教授」なのよ。
だから、こう扱いが軽いと悲しくなる。
話題を狙ったのかもしれないけど、パトリック・スチュアートが演じているプロフェッサーXはマルチバースを移動中に見せて、本編に出てくるのは別俳優が演じたほうが良かったのではないかと思ってしまった。
ブラックボルトもMrファンタスティックも同様ね。
と、長々と書いてしまったけど、まだ2回目なので、もうちょっと観ると感想が変わるかもしれない。
不満点が長くなってしまったように感じるかも知れないが、本編自体は面白いのオススメ。
というか、面白くないと周回しないからね(笑)
さて、4回目の作業用視聴しますかね。


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