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私の前を走るひばりくんと、白いワニに追われながらアレコレ考える私。

前回の記事でチラッと触れたのですが、先週末、大阪へ巡回してきた江口寿史の展示に行きました。あまりに良い思い出となったので、逆に冷静を装ってしまい一言だけそう書きましたが、全然触れ足りないため、触れます。せっかくこういう場があることだし。

今回の展示は2020年に発売された作品集、『RECORD』にちなんだもの。この作品集は表紙に空欄の吹き出しがあり、そこに江口先生の手で自分の名前を書き入れてもらうことで、真の意味で作品が完成するという仕様になっています。つまり、発刊記念イベントの開催は不可欠であったのです。

しかし感染症の拡大があり、今年、満を持しての開催となりました。

先生が在廊される日にサイン会は催されます。大阪での巡回展にも関わらず、多くの日に先生はお越しになり、毎回5時間近く来場者の対応をされていたようです。サイン会に参加するための整理券を貰うため、朝6時に起きて、8時に会場に到着。開場までの2時間を喜んで待ちました。

そして10時半頃無事に整理券を手に入れ、時間まで別の用事を済まし、14時頃、会場に戻ってきたのでした。

サインを入れるグッズは当日購入したものから選べるのですが、『RECORD』に限り事前に購入したものでも大丈夫なのです(勿論購入済みなので家から持参しました)。その場合、『ストップ‼︎ ひばりくん!』のひばりくんの頭上に浮かぶ吹き出しに「Don't Stop‼︎ ○○」と名前を書き入れてもらえます。自分はひばりくんに倣い、「(半チャーハンの本当の名前)- kun」と、君付けで名前を書いていただくことにしました。

目の前で先生がサインをしてくださる時、3言4言お話することができたのですが、よく頑張ったな自分、と。褒めたい。ドキドキと話し掛ける度に手元から顔を上げて目を見てくださるのですが、もう思い起こすだけでクラクラと感動です。と同時に、先生は(きっとお疲れでしょうし)だいたいクールな表情をしておられたのですが、それがもうすげーかっこいい。江口寿史ともあろう方が、各日300人近いサイン会参加者をこの真摯な対応で迎えられているんですよ、かっこいいなー…。

以上、こんなにも幸せで良いのか、という日の日記のようなものでした。あと現地でちょっとしたファンの方との交流もあり、近年稀に見る素晴らしい1日でした。

私はひばりくんが大好きです、ひばりくんはすごく強くて、誰に何を言われたって自分を貫き、まっすぐな瞳で相手を見る。ひばりくんみたいに強くなりたい。
以上、いつも心にひばりくんでした。

🍥思考をストップ‼︎ するな私!

さて、やっと授業の話を喋ります。

自分が「女性」というテーマで授業をするならどうするか。来週はこの問いの答えとなるような発表をします。

まず思いつくのは、社会とジェンダーの関係……実体験を交えた話を展開できればオリジナリティのある授業ができそうだと考えましたが、どうにも今の自分にはその力がなく、ネットで調べた借り物の言葉になってしまいそうでした。

自分の言葉で語れるものは何だろうか。自分はジェンダーのみならず社会問題を考える時、何をとっかかりにして問題に歩み寄るだろうか。

そういえば2020年頃、映画館やライブハウスなどのエンタメ施設が非難の的となり、運営が窮地に立たされている報道が飛び交っていた時、とても悲しくて、そこから飲食店や他の企業などがコロナ禍で今どういった状態に陥っているかを考えたことがあったなと、思い出しました。映画館もライブハウスも大好きだったから。

ところで、先述のひばりくんじゃないですが、こうなりたいと思ってしまうくらい好きなキャラクターに出会ったりとか、ドラマを見て好きになった俳優について調べていたら人としても尊敬したりとか、そういう経験ってありますよね。

私も山ほどある。それならある。
では自分は、好きな人、それも私たちと同じ日本人の女性を材料にしよう。そして表現について学ぶ学科だから、その中でもアーティストと呼ばれる方々を取り上げて、授業を考えるようと、決めたのです。私がこれまで刺激を受けてきた彼女たちの人生を、伝えたい。好きだから。そこからはじまる授業があってもいいかなと。

幼い頃から発表が苦手で、未だに人前で喋ると、時々パニックになって失敗してしまうので緊張が絶えません。ちょっとした発表でも原稿がないとパニック率が8割を超えるので、下準備を怠らないように気をつけます。


実は夏に仲間と展示をやるのですが、楽しく構想を膨らませるばかりでまだ何も手をつけてません。だってレポートが……ああ、ワニ! かの白いワニが私にも見えます江口先生……。

最近はワニ見ないのかなと思い調べたらこのツイートが。なんて豪華で可愛いイラスト!!