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ぽぽちゃんとの思い出〜はんちゃん、ひとりっ子の所以〜

こんにちは はんです。

ぽぽちゃん、生産終了するそうですね。25年以上もの間、お疲れ様でした。

親からもこんなLINEが来ていました


なんか、感慨深いな……
とても懐かしい気持ちになったので、私とぽぽちゃんの思い出について書こうと思います。

私ひとりっ子なんですよ、ひとりっ子AB型左利き。天才っぽ〜〜〜
「ひとりっ子っぽいね〜」と言われるのを悪口ではないのかもと思えるまでにかなり時間がかかりました。…やっぱりあれって悪口なの?

ひとりっ子であることを寂しいと感じたことはないけど、うちの両親はどちらも兄弟がいるので、私にも弟や妹を、とかは思わなかったのかなと思いふと親に聞いたときに教えてもらった話です。


当時2歳のガキはんちゃん、核家族ライフを謳歌しながらひとり遊びに夢中だったそうです。
1歳になる前から言葉を話し始め、この頃にはスラスラと親と会話をすることもできました。(まだ天才の片鱗があったのかもしれない)

そんなときにうちの親が買い与えた教育おもちゃ、それがぽぽちゃん。お店屋さんごっこなどのおままごと系が大好きだったことに加え、(はんちゃんはもし下の子ができたら"お姉ちゃん"ができるかな?)という若干の親の目論見もあったらしいんです。

結果としては大成功でした。私は毎日ぽぽちゃんを連れ、ご飯を食べさせ服を着替えさせ寝かしつけ…とお世話三昧。はんちゃんはしっかり者のお姉ちゃんになれるわね…と親も安心していたといいます。

そんなある日、いつものようにぽぽちゃんと遊んでいる私を見た両親は、自分たちもぽぽちゃんを我が子のように可愛がってみせよう、ということで、「ぽぽちゃん偉いね〜いい子だね〜!」「かわいいかわいい」と家族ぐるみでぽぽちゃんを可愛がってみたそうです。なんか、家族団欒しあわせの形って感じでめちゃ良いよね。

ひと通りみんなで可愛がった後に、私は「ぽぽちゃんねんねのじかんだね〜」と言い、お布団を持って暗い寝室にぽぽちゃんを連れて行きました。親は、まだ小さな我が子が自分よりも小さな存在に愛情を注いでいることをたまらなく愛おしく感じながら、(さて、"お姉ちゃん"はどんなふうに妹を寝かしつけているのかしら) と寝室を覗いたそうです。


私、ぽぽちゃんの頭踏みにじってました。


え???????なんで????????

親、パニック。当時の話を聞いた私もパニック。
しかもあれよ、エイッ!とかじゃなくてじりじり踏み潰すやつ。暗い部屋で、静かに。
マジで??????狂った子どもが出てくるホラー映画の冒頭じゃん。

親曰く、ちいさなはんちゃんはパパとママがぽぽちゃんを可愛がっていたことが許せず、(あたしのパパとママを…)という独占欲から生まれた行動なのではないかということなのですが、にしても。2歳よ???もっと、その場で泣いたり怒ったり、あるじゃない。陰湿すぎるって………

この光景を見た瞬間に両親は 私をひとりっ子として育てることに決めたそうです。


ぽぽちゃん、私の家族構成を決めてくれて、ありがとう。
歪んだ愛情があることを教えてくれて、ありがとう。

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