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登山者用二次交通「マウンテンタクシー」の誕生【その2】

前回から二次交通の話を書き始めました。
正直なところ、山登りのこととか山小屋のことよりも、関心を高く持ってもらえるんじゃないかと思ったんですけど、、、案外スキ数が伸びないですね(笑)
読んでくださった皆さまに感謝です!

ですがこれにめげず、しかも有料記事にてマウンテンタクシーの核心部について書いていきたいと思います。書き始めたら意外と時間がかかってしまいました。。。
もし地方で同じような事業に取り組もうと思っている方、すでに取り組んでいる方、単純にマウンテンタクシーに興味のある方はぜひよろしくお願いします!

まずはマウンテンタクシーの紹介です。

北杜市の観光で、電車で来られる場合の玄関口はJR小淵沢駅です。
北杜市内で唯一「特急あずさ号」が停まり、新宿駅から2時間を切る距離感です。小淵沢駅を利用して登山をする場合、主要な登山口となる場所が、南アルプス方面が尾白川渓谷、八ヶ岳方面が観音平となります。

電車に乗ってきてこれらの登山口まで行くには、これまではタクシーを利用してもらうしかありませんでした。片道およそ20分で、料金は約4000円。グループで来られた場合はあまり意識しないと思いますが、おひとりで来られた場合は少しハードルが高い金額です。

この登山口に向けて、ひとりでも利用しやすい価格帯で利用できる交通機関があれば、小淵沢駅から登山をする人にとって、とても便利なものになると考えました。
セルフ実証実験で、七丈小屋を利用してくださる方に向けては手応えを感じたので、いよいよ公共的な「二次交通」としての実装をしていきたいと思いました。


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