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拝啓 カノン様

まりこさんから、4月25日の夜に貴方がが亡くなられたことを知らされた時、
「ああ、とうとうその時が来てしまったんだな…」としばらく呆然としました。
この時がずっと来なければいいのに、と心の奥で思っていました。
でもいつか来てしまうのは、分かっていました。辛いことだけれど。
まりこさんの、お世話する様子を伺うたびに、カノンさんの姿が頭の中にちらついていました。

お会いしたのは、2023年1月29日と、5月21日だけでしたが、触れ合うことができて、たくさんの写真を撮らせていただいたり、動画を撮らせてもらいましたね。
まりこさんから貴方に関わるお話も聞かせていただきました。
日常の様子もお聞きしていたので、いつもガラスの向こうにカノンさんを見ている感じでした。まりこさんからのお話を通して、光と体温を感じていました。

26日、お見送りにご一緒させていただけることになり、駅でまりこさんと待ち合わせました。車に便乗させてもらった時、貴方は眠っているように、ピクッと動いたように見えましたよ。きっといつものドライブの時のようにね。
初めて、貴方とまりこさんが暮らしている街を一緒にドライブさせてもらって、とても穏やかな空気を感じましたよ。
ここで楽しい毎日を送っていたのですね。
貴方はどこに行っても、みんなを癒やしてくれる存在です。
まりこさんと、みんなが貴方を愛していました。
オンラインサロンHOMEでも、いつもzoomで可愛らしい姿を見せてくれて、
私たちに本当にたくさんの幸せを与えてくれました。

ゆっくりとドライブをして斎場に着いた時、お別れするのに名残り惜しくて、まりこさんと、「生き返るなら今だよ!」と、2人泣いてしまったのをしっかり見ていたかしら?
カノンさんの方が年上だし、経験も苦労も上だから、もしかして、クスッと笑っていたかもしれないですね。

祭壇に横たえた貴方の、魅力的な髪の色も、手触りも、これで見納めになってしまうのか…と思いました。
まりこさんが、愛おしそうに貴方に語りかけて、優しく撫でて、離したくない気持ちが伝わってきました。
私は五感を総動員して、カノンさんを記憶に焼き付けましたよ。

まりこさんが用意したたくさんのお花。
かわいくお花畑のように、色とりどりに貴方の周りを飾って、本当に綺麗でしたよ。
まりこさんと貴方の空間は、ほんとうに神聖な場所です。

お別れの言葉は、辛かったけど、まりこさんの言う通り、
「また生まれ変わって、絶対会おうね。」と3人で約束しましたからね。
今度はカノンさん、人間になって、会いましょうね!

空に向かって飛び立つ飛行機の便に乗るみたいだった、カノンさん。
まりこさんが「行ってらっしゃい、カノン。」って、優しく見送っていました。
聞こえてましたよね、きっと。


貴方をまりこさんと一緒に見送らせていただいて、ありがとうございました。
本当に清らかな時間が流れていった日でした。
新緑の葉が風にそよいでいました。
カノンさんのお力が働いたのかしら。と思っています。

私にとっては、夢を叶えてくれた恩人、といえる存在です。
絵を描かせていただき、絵本のモデルになっていただいて、嬉しかったです。
本当に感謝しています。
ありがとうございました。🙇🏻‍♀️

カノンさんの絵を描いていると、どんどんカノンさんの魅力に引き込まれていく自分を感じました。本当に不思議です。
貴方の大変な半生をお聞きしたからでしょうか。
人のために尽くしてくれたカノンさん。
まりこさんと出会われてからの暮らしは、とても幸せだったことと思います。
まりこさんに甘えるカノンさん。
まりこさんを心配するカノンさん。
それに応えるまりこさん。お二人は本当に素敵な家族です。
お二人の絆に、オーラを見た気がしました。何とか、そのオーラを形に取り込めないだろうか。と思いました。私の思ったことは、幻想かもしれません。
でも絵本に描きとめたかったのです。

そんな風に思わせてくれた、おふたりの愛の絆に、敬意を表したいと思います。
私が絵本を描くことができたのは、お二人のおかげです。
カノンさん。🙏
たくさんの癒やしと、気付きと、愛をありがとうございました。

どうぞ安らかにおやすみください。😌

時々は、まりこさんにかわいいメッセージを送ってくださいね。💐

えみこより





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