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試しに男として自分を書いてみた。


俺の日々の過ごし方。

俺は朝が頗る弱い。
本当はいくらでも寝られる人間で、

仕事がなければ一生起きたくない
ぐらいの精神を引っ叩いて
毎日なんとか布団の外へ出ている。

休みの日は前日何時に寝ても
起きるのは変わらず昼前後。
アラームもせずに気分で起床するのが
何より最高だと思っている。

基本的にはインドア派で、
部屋でひとり気ままに過ごすのが心地よい。

無線のイヤホンで、
頭に浮かんだ曲を次々に聴いてゆく。

深めの低音が堪らない。
圧倒的ドンシャリ族。
もはや高音をかき消す勢いで結構。

音や歌詞に深さと面白味があるのなら、
ダンスだろうがクラシックだろうが
ジャンルに関わらず気に入る。

これに飽きたら無音を楽しむのも良い。

いざ思考の世界が始まる。

頭の中が空になる事はなく、
次から次へと浮上した面白い事を
ひとり考えては時間が過ぎる。

気がついたら飯の時間で、

作るのは億劫だから
死にそうになってから食べる。

この食べ方、本当は健康に良くない事を
知ってはいるものの、
飢えるまで料理を後ろ倒しにしがちな癖が治らない。

たまに服のページを覗き、
たまに欲しい物を調べ上げ、

いざ料理をし始めたら意外とこだわり、
思い立てば外出もする。

俺は目的さえあれば活動的で、
案外に遠いところへも行く。

ただ、当の目的がなければ
本当に外へ出ない。
落ち着いた空間で休むのが一番だと思う。

俺の本心は、
可能なら全部気分で過ごしたいのだろう。
恐ろしいやつだと自分でも思う。

こんなスーパー省エネ自由人な俺を
この世で上手く使うなら、
実のところ仕事をするのがもってこいで、

だからこそ、俺は仕事が好きだ。

他者へのサービス精神が沸きにくく、
性根の身勝手な俺が
唯一人の役に立つ時だと思っている。

仕事には常に目的があって、
次から次へとやるべき事が湧き上がり、
上手く行けば成果が出る。

これは単純に面白い。

気がついたら面白味の境地に達し
完全にのめり込んでいる。

この感覚が結局俺には堪らない。

楽しんでいるにも関わらず、
仕事は誰かの役に立つのだから、
こんなに都合の良いことはない。

部屋へ戻ると途端に疲れを感じ、
スイッチが切れる。

そしてまた生活を整え仕事へ行き、
迎えた休みの日は昼にしか起きない。

残りは気分で時間を過ごして、
やりたい事は常に頭に生じ、
部屋から一歩も出ずとも実は忙しい。

ああ、この生活を
俺は頗る気に入っている。


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