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競馬、名馬タイキシャトルにハマる。

イクイノックス一筋だった私。

最初に脱線しかけた馬は、
三冠で目立った時の
リバティアイランドなのですが、

実は、その後、
リバティよりもブレイディヴェーグが
血統的にお気に入りの牝馬となり、

(ロードカナロアとサンデーサイレンス)

ごく最近だと、かつての名馬
タイキシャトルに注目しています。

栗毛に明るい色の尻尾がなびく様子は
なんとも印象的な上、
戦績を調べたら、ほぼ勝ち星しかない。

忘れっぽい私の記憶にも
しっかり焼き付く印象深い馬でした。

ということで、
タイキシャトルを詳しく見ます。


1:晩成型の馬

戦績を見て、まず特徴的なのは、
キャリアのスタートが遅いこと。
デビュー戦は、
4歳(現3歳)未勝利戦だったようです。
(5枠10番)

遅い理由は、ウィキによると
ソエと呼ばれる管骨骨膜炎の発症。

ソエは、「骨が完全に化骨していない若馬に
急激な強い調教を行なったり、
硬い走路で調教を行なう」(JRA)と
発症するそうで、

人間でいうところのシンスプリント
のような症状に
悩まされていたようです。

実は、私も陸上部だった時に
上のシンスプリントに悩まされて、
本当に大変でした。

走るとスネが痛むんですよね。

トレーニング歴の浅い選手に発症しやすく、
私のように高校から陸上を始めた同級生には
多く見られる症状でした。

硬いアスファルトで
駅伝の連続みたいな練習もしちゃってましたね。

きっと、馬も人間も
体格に見合わない負荷の練習をすることで、
同じように故障するのだと思います。

タイキシャトルは馬なので、
その不釣り合いに周囲が気づいて、
彼の発達ペースに合わせた練習へ
切り替えてくれたのでしょう。

私の大好きなイクイノックスもそうですが、
やはり結果を出す馬には、
抜群の理解度を持つ仲間アリですね。

それに引き換え、私は。。。泣
人間は自分で自分に気づくのが第一なのに。

ああ、私も周囲のスポ根に押されて、
自分のペースを無視するんじゃなかったな。。

なーんて、図らずも自分の部活人生を
振り返る機会になりました。

ちなみに、私の場合は、
痛い脚をかばいながら
みんなと同じメニューを無理に走っていたら、
次に腰を故障してしまって、
それ以降、全く結果が出ませんでした。

彼が私と同じように無理をしていたら、、
と思うと恐ろしいですね。
あの素晴らしい競馬は見られなかったかも
しれません。

馬体の成長に合わせた負荷を重視した
タイキシャトルの若駒時代。

その結果、調教のペースが遅く、
ウィキによると
ゲート試験には2度落第したそうです。

だから、4歳(現3歳)でのデビュー。
典型的な「晩成」の馬と言えます。


追記:この時代は、馬の年齢を
0歳ではなく1歳から数えていたようです。

例えば、この時代の3歳新馬戦は、
現在の2歳新馬戦と同じ。

2001年以降、国際基準に合わせて
今の数え方になったそうです。


2:脚質は、先行

タイキシャトルの全レースを観察したところ、
彼のレース運びには統一感がありました。

どんなスタートを切っても
最初の直線で前方好位につけ、
出し切らずためた脚で
最後の直線に更なるスパートをかける。

前半にも後半にも瞬発力を発揮できる点が
ものすごく魅力的だと思います。

「まだ伸びてくれるのね!」
とファンをワクワクさせたのでは
ないでしょうか。


3:距離は、短距離

タイキシャトルの走っていた距離は、
1200〜1600mの短距離。

そのため、花形の中距離タイトルは
獲っていませんが、

マイルチャンピオンS(芝1600m)や
スプリンターズS(芝1200m)、
安田記念(芝1600m)といった
G1の短距離タイトルを何度も勝利。

1997年〜1998年を代表する
短距離王者だったようです。

また、タイキシャトルの活躍は
日本国内にとどまらず、
1998年の8月には、
フランスの避暑地ドーヴィルで行われる
最高峰のマイルレース
「ジャック・ル・マロワ賞」(G1)にも勝利。

このレース動画を見た時は、
彼の勝ち星もさる事ながら、

芝の1600mにも関わらず
「直線しかないじゃん!」と
ゴール後に大きな衝撃を受けました。

日本で直線レースを見るなら、
芝1000mのアイビスSDしかないはずです。

(アイビス=新潟の県鳥トキの英名、
だそうです)

直線でマイルのできるコースを
設けられる環境。
なんだか圧巻ですね。

そして、
「カーブなし」という慣れない展開でも
結果を出したタイキシャトルの適応力。
こちらも圧巻で、類い稀だったと思います。


4:主戦は、岡部幸雄騎手。

彼のキャリアは、13戦11勝。
その内の11戦に渡り、
主戦の岡部幸雄騎手が乗っていました。

(例外の2戦は、横山典弘騎手。
岡部騎手に先約があって、
代役という経緯で乗ったらしいです)


5:ダートも芝もOK

父であるデヴィルズバッグは、ダート系。
母であるウェルシュマフィンは、芝系。
母父のカーリアンも、芝系。

血統的には、両方の適性を
持ち得る組み合わせで、

実際のタイキシャトルも
馬場に関係なく結果を出しました。

当時は格式高いダートレースが
あまり充実していなかった(?)ようですが、

きっとダートのG1に出ても
問題なく活躍できていたのでしょう。


6:その他の詳細データ

厩舎は、藤沢和雄厩舎(美浦)。
イクイノックスと同じ
東の名馬だったんですね〜。

馬主は、大樹ファーム。
緑に白い星散、袖の縦縞が
印象的な勝負服です。

生産者も大樹ファームですが、
同牧場のアイルランドにある施設で
生まれたようです。
いわゆる帰国子女ですね〜。笑


さて、最後は、細ペン先生で答え合わせです!

騎手や馬券人気の情報が抜けていましたが、
自分でもまずまずの分析ができた感触です!

好きな馬が増えると嬉しいですね。
過去も遡って競馬を楽しむと、
楽しさが何倍にも膨らみそうです。

あと、タイキシャトルのアイドルホース、
イクイノックスの横に並べたいー。笑


ではでは。


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