オーケンと自分。

先日、地元の水戸に大槻ケンヂ氏…いや、
ここはオーケンと呼ぶべきか。

オーケンが弾き語りツアーで水戸に来たので
たくみさん(テルミン演者な友人)と観に行った。

オーケンを間近で見られた事も嬉しいが、
私もバンドマンの端くれ、
自身のバンド「枯レタ井戸ノ底。」のCDを渡せないか、と会場のスタッフさんに確認し、
帰り際に直接お渡しする事が出来た。

休憩も挟まれたが2時間半ちかく
ステージに立った後に
お声掛けして申し訳なかった…
受け取っていただきありがとうございます。


ここからは思い出話になるが、

私が初めて聴いたオーケンの声は、
小学生時代に挫折したが、
中学生になりリベンジしよう!と始めた、

PS1の「火星物語」に登場する
悪のマッドサイエンティ…おっと、
ネタバレするところだった。

火星物語終盤で出てくる、
変わってるけどもどうやら
善良と思われるサイエンティストの
声優をしている声だった。

声から察するに、この人には裏があるだろ!
明らかに!って感じがプンプンだな〜…

と思いながらプレイしていたら
案の定…まぁゲーム内容については
ここまでにしておく。

当時は、なんとなく名前は知ってるくらい。
筋肉少女帯なのも知らなかったし、
実際私が中学生のころは
ギリギリ仲直りして再結成!になる前の、
踊る赤ちゃん人間を橘高文彦さんとリリースしてた頃だから、 
ちょうど筋肉少女帯の肩書きが外れた状態のオーケンしか知らなかった。

特撮も活動休止に入ったようなタイミングだったから、

なぜか顔にヒビが入ってて、
グミとかチョコがなんちゃらって本書いてて、
タモリ倶楽部にでたりする…タレントさん?

みたいな印象。

音楽家として、ボーカルとしてのオーケンを
知ったのは高校に入ってからだった。

学校をさぼって近くのCDショップに行き、
なにか作曲する上でパクれ…
インスピレーションを受けられるような曲は
ないもんだろうか?と、
テキトーにCDを取り、試聴コーナーで聴いていた。
姉から影響を受けたバンドしか聴いてこなかったので、
そろそろ自分で好きなバンド見つけねば!
と、思ってもいたし。

その時に聴いたのが、
筋肉少女帯のサンフランシスコだった。

なんじゃこりゃ!と思った。
曲のテーマはサーカスってな感じで一貫しているのに、表情が変わっていくのが斬新!

こ、これがあれかい?
ぷろぐれっしぶろっく…ってやつかい?
と、音楽に疎いなりに
新しい音楽に触れた喜びを感じていた。
…私が聴いた時点で10年以上前の曲だけども。

そこから、オーケンの音楽活動を
いろいろチェックした。

筋肉少女帯、特撮、UGS、電車…

特に
大槻ケンヂと絶望少女達は、
アニメタイアップだからか
曲調も歌声も聴きやすい曲が揃っていたのが
印象深かった。

なんやかんやいろいろ聴いた結果、
特撮が1番しっくりきた。
(ちなみに特撮はバンド名だぞ)

綿いっぱいの愛を!という曲を、
学校帰りの電車の中で衝撃を受けたなぁ…と、
いまでも覚えている。

そこから、作曲は誰だ!NARASAKIって誰だ!
…お、他のバンドではボーカルなのか!
そっちも聴いてみよー!

DEAR FUTUREって曲良いなぁ!
ライブの登場SEでかけてみよー!

と、coalter of the deepersの曲を
流したら、ライブ後に

枯レタ井戸ノ底。のギターえゐむさんが
ディーパーズすきなの?
と、声をかけてくれてバンド加入に繋がる…

つまり!

元を辿れば、オーケンを何気なく
CDショップで試聴していなければ、
今の自身のバンド活動もなかった!
…の、かもしれない、と、いえなくもない。

…少し話がそれてしまった。

オーケンの魅力だと私が思うところを
書いてみる。

歌声に関しては、
初期の高めで叫ぶような歌い方から、
近年の大人な優しい歌い方まで、
バンドによって、年代によって
どんどん違う表情を見せてくれる。

作詞に関しては、
愛や恋に結びつく歌詞が多い…というか、
ほとんどの歌詞のテーマにそれを感じる。

モヒカン頭で顔にヒビのメイクをしながら、
愛について熱く叫ぶ姿には、
憧れを抱かざるを得ない。

ちなみに
私の好きな曲は、

特撮であれば、
「死人の海をただよう」

筋肉少女帯であれば、
「再殺部隊」

それ以外だと、
「無神論者が聖夜に」

とかかなぁ。

ともかく!

バンドでボーカルをやりはじめて、
歌い方のアプローチというか表現というか、
多大な影響を受けた方が、
オーケンであり、これからも
影響を受けていくんだろうなぁ、と思う。

またもしかしたら、書き足りない事があったら、
別の記事にするかもしれない。

その時は、よかったらまた読んでください。

では。


…せっかくなので、
影響を受けて…と、いう割には書き過ぎだけど、
目の周りにヒビを描いてライブに挑む私を載せておく。

改めて、では。

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