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グラミー所感

グラミーの余韻が冷めないうちに、思い切ってnoteデビューをしようと思う・・・
 
2022年 第64回グラミー賞
バンタンの「Butter」がノミネートされた部門は
「最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞」
ここには
トニー・ベネット&レディー・ガガ 
ジャスティン・ビーバー&ベニー・ブランコ
ドージャ・キャットfeat. SZA
という錚々たるアーティストが名を連ねていた。
 
昨年でトニー・ベネットが引退した事もあり、前評判はガガとのこの2人が受賞するのでは、と言われ、また今年から審査方法も明らかにバンタン外しと見受けられる改変があり、7人にとっては逆風が吹いていた。
 
また、追い打ちをかける様にグラミーを前に彼らを不運が襲う。
 
長男ジンくんが左指人差し指の伸筋腱縫合手術を行う怪我を負い、ダンスリーダー:ホビとメインボーカル:ジョングクのコロナ感染。
 
一時は、この7人揃っての登壇は難しいのかと3人の身体が心配でならなかった。
精神的支柱、ダンスリーダー、メインボーカル・・・誰かが欠けるかも知れない・・今考えても不安な状況だった。
それでも当日、全員の体調を合わせて来るのが彼らがプロであり、スターたる所以。
ジンくんも、激痛をおくびにも出さず、涼し気な王子のまま現れてくれた。
 

レッドカーペットでの7人


ステージでは、会場となったヴェガスに因んだカードゲームをモチーフにした演出と、司令塔にジンくんを置いた7人のスパイがハートを盗みにくる(と勝手に解釈)華麗な演出は、確実に過去一の大人なButter。
ストーリー性を持たせた、まるでショーを観ているかの様な、「魅せるエンターテイメント」で会場を総立ちに沸かせた。
その表現力・ダンスのクオリティーに脱帽するとともに、これを前日に全員揃って合わせただけとは思えない完成度に、プロが根性を見せるとこうなる、という圧倒的な凄みさえ感じた。

(後々分かったステージコンセプトは、スパイ達が博物館に潜入し、名画を盗んだ代わりに花様年華を掛けた後、その隣に有るテーラーで着替えて悠々と脱出・・というストーリーだったそう。でも、私はこの7人のスパイにハートが盗まれたのだ♡)


結果は残念だったけれど、メンバー同士でハイタッチやハグをし合ってねぎらったり、その後、テテが憧れのガガに挨拶する事が出来、はにかみながら嬉しそうな顔をしていたのを、後でメンバー皆で良かったねと言い合う。
嬉しい時、悔しい時、悲しい時、いつだって彼らはメンバー同士で喜び合い、励まし合い、慰め合い、支え合い、称え合う。あまりにも彼らの美しい関係性を目の当たりにした。



 
賞は逃したにしても、このグラミーの会場でも、名だたるアーティストがバンタンと一緒に写真を撮りたがり、それを自慢気にSNSにアップしたりしていた・・つまりはそういう事なのだ。
彼らは確実にバンタンを評価し、その人気を認めてくれている。また同じミュージシャンとしてのリスペクトもあるのだ。
だから・・それだけでいい。
世界のリスナー達、ARMY達は分かっているから。



 
グラミーに言いたい事・・は正直何もない。
今のこの時代、全てはデータだと私個人は思っているけれど、グラミー自体、それでも権威あるアワードである事に間違いはない。
(いくらアメリカを中心に全てを判断する旧式の考え方だとしても・・・それもいつかは克服されると願っている)←結構言ってる(笑)




グラミーはポップグループ、中でもボーイズバンドを主要部門にノミネートした例が殆どない、とても保守的なアワードだ。
その中でバンタンは主要部門ではないにせよ認められた事に違いはない。
グラミー自体の視聴率を稼ぐためとも揶揄されたけれど、それは変化が遅く保守的なグラミーが見せたささやかな賞賛の証なのかも知れないとも思う。

そして、改めて韓国のボーイズグループが2年連続ノミネートされるという快挙は、やはりこれから先、破られる事があってもかなり先の未来になるのではと思う。

勿論、賞は獲らせてあげたかった。切実に。
でも、私はいつの間にか、それよりも彼らが「グラミーのステージ上でのびのびと自分達のパフォーマンスをし、最高の笑顔になる瞬間」をただただ見たいという気持ちの方が勝っていたのかも知れない。
だから、正直、どんな部門でのノミネートでも良かったのだ。
彼らが7人揃ってグラミーにさえ行ければ。
それが私という1人のARMYの本当の気持ち・・・


 
そして、ARMY達の気持ちに応えてくれる様に、Vラで悔しさを滲ませながら、「ARMYを喜ばせたかった」「その思いに報いたかった」と言ってくれる彼らとの繋がりを感じ、これまでの物語が決して「一方向的な」ものではなく、バンタン7人とARMY達との「相互作用」で紡がれていることを改めて感じるのだ。
そして、その物語はこれからも確実に紡がれていくと思えた一日だった。
 
ありがとう。本当にお疲れ様でした。
悔しい気持ちをベガスコンで昇華出来ます様に・・・
それを切に願っています。
 

 
余談)感動的な1日をぶち壊しにする、その後拡散された悪質な動画に関しては、ただひたすらに推しの目に触れさせたくないと思った。その反面、それでいいのかとも思う。このアジアンヘイトに関しては、バンタンの問題ではなくもっと広く考えるべき問題だからだ。
元々ヘイトについて果敢にやり返すメンタルがある強い彼らが戦うなら、一緒に戦いたいと思うし、彼らが傷付く時は一緒に傷付こうと思う。
(彼らとアジアンヘイトについては、またいつか記事に出来たらします。)
 
長文、お読み頂きありがとうございました。

#bts  #グラミー 

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