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ビルの中に鎮座する小さな神社、なのに14柱もの神さまが大集結『松島神社』神社紹介#4

 おはようございます。華です。
 皆さま、お盆をどのような形で過ごされましたか?
 亡き御霊と心地良く触れ会うことができたでしょうか?
 今日、8月16日の夕方、昔ながらの風習に倣い火を焚き、あの世へと戻る御霊をお見送りなさる方もいらっしゃるかもですね。
 この世で生きる人も、また、あの世で生きる御霊も、みんなみんなが今日という限りあるひとときを笑顔で過ごしていけますように。

 さて。
 神社ご紹介第四弾は、先週思いついた『麒麟の翼・聖地巡礼シリーズ。日本橋七福神』でいってみたいと思います。先週の水天宮を起点に、反時計回りでいきます。
 ということで、今回ご紹介するのは、水天宮のすぐ上、北側に鎮座する『松島神社』です。

 それぞれの神社の位置関係をイメージしてもらうために、下に『日本橋七福神 巡拝地図』という地図を貼付してみます。
 これは、日本橋七福神めぐり公式サイト(https://www.nihonbashi-shichifukujin.gr.jp/)から拝借した画像です。 
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さすが公式サイト。とても分かりやすい地図です。
私が聖地巡礼をする際、この地図を印刷し持ち歩きました(#^^#)

 地図の一番下、青い線で囲ったところにあるのが『水天宮』
 その右上にあるのが今回ご紹介する『松島神社』です。オレンジの線で囲ってみました。

 日本橋七福神の一つである松島神社。
 七福神とは文字通り七柱の神さまのことですよね。恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋。
 この松島神社を担当する七福神は大黒天。食物・財福を司る神です。

 ちなみに先週ご紹介した『水天宮』を担当する七福神は弁財天。音楽・弁才・財福を司る神です。
 弁財天は七福神の中の紅一点、美人な女性であられます。
 子授け、安産祈願に強いご利益を持つ水天宮。アメノミナカヌシを筆頭に、四柱の神々が祀られているというだけでも心強いのですが、そんな神々をおそばで見守る弁財天の存在を思うと、その聖域の浄化パワーを、ますます心地良く、そして力強く感じてきますね。
 そんな水天宮の紹介記事はこちら。
(とはいえ、七福神の話に触れてはおりません(^^;)
気持ちがそれどころではなくて……)
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 閑話休題。
 松島神社の紹介に入ります。

 松島神社は、とても稀有な形態をとる神社です。
 なんとその拝殿があるのは、聳え立つビルの一階部分。自動ドアの向こうに神々がおられるのです。
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 対照的に、ここが神々を祀る聖域であることを示す鳥居は大きく立派に外でその存在を主張していました。
 なんともアンバランスな光景なのですが、不思議と違和感など入り交じりません。
 ここに祀られている神々のオーラがあまりに強靭で、ビルの一角に閉じ込められた感など微塵も思わせないからでしょうか。
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 全く下調べをせず、ミーハー気分で回った日本橋七福神。
 今回、松島神社を紹介するにあたり、ネット検索でこの神社を知ろうとして驚きました。

 この神社には「ここにしかない」とても特別なお札があるそうなのです。
 その名も『良夢札りょうむふだ
 読んで字の如く、良い夢を見ることができるお札だそう。でも、みんながあやかりたいご利益はそこにではありません。
 なんと、見たその良い夢が正夢になるのだとか。
 ――正夢になる良い夢を見ることができる。
 マスコミでも取り上げられる人気のお札だそうですよ。

 このお札の話含め、松島神社を丁寧に、でもしつこさを感じさせない記事でもって紹介しているサイトがありました。
 ↓↓↓

 良夢札は、拝殿の横にある社務所で授かることができるそうです。
 初穂料1,000円(?)

 ご興味がおありのかたがいらしたらぜひ良夢札を手に入れ、正夢になって欲しい良い夢を見てくださいませ(*´▽`*)
 

【松島神社】
<所在地>
 東京都中央区日本橋人形町2-15-2

<ご祭神>
稲荷大神いなりおおかみ宇迦之御魂神うかのみたまのかみ(稲に宿る神)
伊邪那岐大神いざなぎのおおかみ
伊邪那美大神いざなみのおおかみ
日前大神ひのくまのおおかみ天照大御神あまてらすおおみかみ(日本の最高神)
北野大神きたののおおかみ菅原道真公すがわらのみちざねこう(菅原道真という人間が逝去したあと、神として崇められるようになる。古事記で見ることのない神)
手置帆負神たおきほおいのかみ(古事記で見ることのない神。日本書紀にしか登場しないよう)
彦狭知神ひこさしりのかみ(古事記で見ることのない神。日本書紀にしか登場しないよう)
淡島大神あわしまのおおかみ(古事記で登場したイザナギとイザナミが二番目の子として産んだ淡島? この子は泡のように形のしっかりとしない不完全の子で、子として数えられることなく葦舟に乗せて川に流されてしまいます)
八幡大神はちまんのおおかみ応神天皇おうじんてんのう品陀和気命ほむだわけのみこと
猿田毘古神さるたびこのかみ(天孫降臨の際、ニニギノミコト一行を無事地上の世界に案内した道先案内人)
琴平大神ことひらのおおかみ大物主大神おおものぬしのおおかみ
天日鷲命あめのひわしのみこと(古事記で見ることのない神。日本書紀にしか登場しないよう)
大宮能売神おおみやのめのかみ(古事記で見ることのない神。日本書紀にも登場しないよう。『古語拾遺』という書物に登場する神さまのよう)
大国主神おおくにぬしのかみ=七福神の一柱である大黒天だいこくてん

 以上、なんと14柱もの個性あふれる神々が一カ所に集結。
 その理由は江戸時代に遡ると見えてくるようです。
 当時、この一帯は入り江でした。そこに浮かぶ小さな島の一つに建てられていた稲荷神社が松島神社の原形。
 1713年頃、この社地周辺を埋め立て武家屋敷を造る動きが活発となり、日本各地から大工、左官、家具職人などなど職人さんが多数集められたとか。
 そんな彼らの中には、仕事が終わってからも故郷に帰ることなく土着する者も多かったそうな。「故郷でお世話になってきた氏神さまをここにお連れしたい」と松島神社に合祀依頼をする者が後を絶たず、結果としてご祭神が14柱にも上るという稀に見る多さとなっているそうです。

<ご利益>
 厄除け・五穀豊穣・開運招福・商売繁盛 他多数


 では、今回はこれにて。
 ご祭神の部分がごちゃごちゃとなり、読みづらかったでしょうか(^^;)?
 にもかかわらず最後までお読みくださった皆さま、本当にどうもありがとうございます。
 次回の更新を楽しみにお待ちくださると幸いです。

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