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受難の水曜日*夕方になると、イエスは十二人と一緒に食事の席に着かれた。

弟子たちは、イエスに命じられたとおりにして、過越の食事を準備した。

夕方になると、イエスは十二人と一緒に食事の席に着かれた。

一同が食事をしているとき、イエスは言われた。

「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」

弟子たちは非常に心を痛めて、「主よ、まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。

イエスはお答えになった。

「わたしと一緒に手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る。人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」

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マタイによる福音 26.19-24
受難の水曜日 福音朗読
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今朝は霧に包まれた長崎でした。

明日からの聖なる3日間、主の晩餐・主の受難・そして復活徹夜祭へ向けて、福音朗読ではイエス様と弟子たちの最後の晩餐の場面が始まりました。

弟子たちがご自分を裏切ったり、怖くなって逃げ出してしまうことが分かっていながら、それでも、弟子たちを心から愛していることを、これから懸命に伝えようとなさいます。

わたしたちが神様から離れてしまったとき、離れてしまいそうになるときも、きっと同じようにすべてをご存知の上で、悲しみをこらえて、それでもなお、わたしたちを愛してくださっていることを胸に、イエス様の受難を辿りたいと思います。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。