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キャリアコンサルタントのスーパービジョン:実施編②

前回実施から1カ月半ほど経ち、2回目のスーパービジョンを受けました。
1回でも効果はあると思いますが、2回目で変化が見えれば儲けもの。

日頃のカウンセリングでも意識しましたし、先日のライブ演習は「私の課題はXXです」と宣言してから臨むものでしたし、さて、改善したでしょうか。

まず、1回目から2回目までの間で何かありましたか、というようなアイスブレイク。私はちょうどカウンセリングを始めて、30分なので最初は短くて大変だったけれど徐々に慣れてきたことを話しました。

スーパーバイザーも近況を話して下さり、キャリコンの有名本『キャリアコンサルティング 理論と実際』を書いたうちのお一人の最近の説についても教えて頂きました。

国家資格キャリアコンサルタントというのは、キャリアコンサルタントの入口の資格です。そのレベルの私が、1級キャリアコンサルタント技能士であるスーパーバイザーと同じ本を通して話ができるというのも、なんとも嬉しいことです。

ちなみに大学時代のキャリア分野のテキストもこの本だったのですが、昨年受けたキャリアの講座で指定されていたのは6訂版。前のは……と裏表紙をめくると、初版でした!だってまだ国家資格ではなかった時ですから。買い直したので、我が家には新旧2冊あります。ビックリしたわ~。

さて。まずはカウンセリングの全体を説明します。

流れで難しかった点を言うと
「むしろここで転回しても良かったんじゃない?」
そこでしたか~……。

「課題としてはどうだった?」
「だいぶ気をつけましたが、その分メリハリがないというか……」
「ん-、でも、なんというか、よく……耐えてるわ!」
(先生、いま言葉をすごく選びましたね!)

「だってほら、パッと見てもクライエントの方がよく話してるじゃない?これだけ話してくれてるんだから、よく待ったわよ」

※指定の逐語のフォーマットは、カウンセラーは白地、クライエントが網掛けになっているので、発言量が一目でわかります。確かに、網掛けの欄の方が長かったです。

「これだけストレスの話をしてくると暗くなってくるから、少し違う話題を振っても良かったかもしれないわね」
「この "CL〇〇" の辺りは、後から録音を聞いているとすごく楽しそうな声だったんですよね」
「だったら『今とても楽しそうな声ですね。もうちょっと聞かせてください』と言うのも良いわね。一通り話すと、また問題点に戻ってくると思うわよ」

というわけで、次の課題は転回のようです。
とはいえ、主訴をしっかり受け止めて、クライエントとどうしていこうかと合意しないと、転回したところで支離滅裂になってしまうでしょうから、やはり基本も大事です。

「ここは上手くいったと思う時もありますが、なかなか……」
「それは私もそうよ!パーフェクトなんてないのよ。もう、ずっと勉強よ。足を踏み入れちゃったわね、フフフ」

確かに、「わかった気になったらカウンセラーとして終わりだ」とおっしゃっていた大先生もいらっしゃいましたね。

#キャリアコンサルタント #スーパービジョン #産業カウンセラー #カウンセリング #研鑽

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