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【展覧会】ハッピー龍イヤー!〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜

出光美術館から丸の内仲通りをテクテク。かつて三菱系の会社に勤めていたことがあり、当時の同僚がまだ何人かこの辺にいるはずなので、ランチに声をかければ良かったな~と思いながら歩くお昼前でした。

ハッピーリュウイヤー!
〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜
2024年1月2日(火)~2月3日(土)
静嘉堂@丸の内にて

※曜変天目のあるギャラリー4以外は撮影可です

ホワイエ

第1章 龍、東アジアをける

《褐釉絞胎龍耳瓶》(唐時代)
《説文解字 8冊のうち》(南宋時代)

「ここです」と矢印があるのでわかりやすいです。この「龍」の字、デザインとしてもカッコイイです。背中側の壁のパネルに、白文の読み下し文と解説があるので大丈夫。

《方格規矩四神鏡》(新時代)

この鏡も、龍はここだよと矢印がついています。

《青磁象嵌蓮池水禽文龍頭盃》(高麗時代)
《青磁象嵌水禽双魚文龍頭盃》(高麗時代)

「お酒飲むとき、ツマミます」のキャプションが楽しいです。

第2章 龍、中国工芸に降臨す

《紺地龍“寿山福海”模様刺繍帳》

この背面には、皇帝の衣装だった可能性も?という説明があり、どこかの皇帝の実際の衣装の写真がありました(全てうろ覚え!)。後ろ見頃の腰ぐらいの位置に龍が舞う感じでしょうか。

《龍濤堆朱盒 一対》

細工に惚れ惚れ……。

第3章 龍、日本を駆けめぐる

《龍虎図屏風》(明治28年)
《全盛見立三福神》三代歌川豊国(国貞)画 (江戸時代)

花魁の俎板帯に龍虎が。

この展示ケースに来たマダムたちは大物と比べているのか
「ね~え、もし貰うならこの辺りがちょうどいいんじゃない?」
よく ”一つ買うなら” という目で観ることはありますが、”貰うなら” と考えたことはありませんでした。斬新。

第4章 龍、茶道具に入り込む

ここは撮影禁止です。茶入れなども観つつ、やはり国宝《曜変天目(稲葉天目)》でしょう。

宇宙っぽいですね。この色は玉虫やカワセミのような構造色だそうで。ああ、確かに。

ホワイエ ~龍、丸の内でお迎え~

赤と黒のユニフォームの方が写っていますが、ささっと現れてガラスの指紋や、近寄りすぎてついたらしいおでこの跡を拭き取って下さっています。プロ。

《青花黄彩雲龍文盤》「大清乾隆年製」銘(清時代 乾隆年間)景徳鎮官窯

顔は可愛いです。

《青花紅彩龍文盤》「大清乾隆年製」銘(清時代 乾隆年間)景徳鎮官窯

静嘉堂の直前に出光美術館でも景徳鎮官窯の青磁を観てきたばかりで、もう親しみすら覚えます。

ショップ

とりあえず、曜変天目のポストカードのみ購入しました。手拭いも素敵だったし、干菓子にも曜変天目柄があってちょっとおかしくなりそうになりましたので、頭を冷やすために一旦帰りましょう。

5館共通券には、静嘉堂のショップ10%off特典もありました(2,000円以上お買い上げ)が、ショップはいつでも利用できますのでね。

ポストカードは曜変天目だけで何種類かありました

そういえば、曜変天目のぬいぐるみが本日1/27の10:00から再発売だそうで。
【追記】翌日には「予定枚数終了」の表示が出ていました

共通券、2館目使用済~
明治生命館(重要文化財)
(美術館入口は丸の内MY PLAZAの1階)

#静嘉堂 #丸の内 #東京 #ハッピー龍イヤー #曜変天目 #明治生命館

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