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人生は選択の連続です。今回はそんな壮大な話ではなく、歯医者です。

小さい頃から「歯並び悪い+歯の質+唾液の質」で虫歯になりやすかったので、奥歯はほとんど処置歯です。もっとも歯並び以外は、学生時代に通い始めた学校近くの歯科で知ったことで、小さい頃に通院した地元の先生は
「矯正?女優さんにでもなるのぉ?」
と言うような人で、そんな時代でもありました(近所や学校で歯列矯正している子はごくわずか)。

大人になってから歯列矯正をしました。矯正中は小さい歯科治療しかできなくなるので先に治療しておくのですが、その時はありませんでした。矯正中はワイヤーやブラケットで歯が磨きにくくなるので、どう見ても虫歯という黒い穴を一度見つけましたが、ちょっと削って詰めるぐらいで済みました。

矯正前に治療済だった歯は詰めた材料がだんだん傷んできて、中で虫歯も進んでいるのがわかっているので、様子を見ながら治療してもらっていて、昨夏は奥歯に白金加金(保険外)を入れました。

先日、3か月ごとの検診&クリーニングに行ったところ、歯科衛生士さんから虫歯の指摘がありました。衛生士さんが私に「治療しますか?」と聞くのもおかしな話だと思いますが、その方はわりと最近入った方なので
「あ、これは前から様子を見ていたところなので、先生がご存じです」
と伝えました。

呼ばれていらした先生が
「あー・・・これは、そろそろ治療しましょうか」
実は、その日のクリーニングで水がかかった時にしみたので、いよいよかとは思ったのでした。

🦷

後日、治療の前に先生から説明があった上で聞かれました。

レントゲン写真を見ると、虫歯は結構神経の近くまできています。でも、レントゲンは平面に映るので奥行きはわかりません。近そうに見えても虫歯が表面付近なら、神経は抜かなくて大丈夫です。最初からもう神経を抜いてしまいたいという希望があれば、それもできます。ただ、抜いてしまうと取り返しがつきません。どうしますか?
 →削ってみて、神経に近かったらまた考えます

麻酔で唇の感覚がなくなるのは久しぶりです。削ってみたら表面近くの虫歯ではなくかなり神経に近いものの、まだなんとかいけそうとのことです。

この先は、人により状況によりで何とも言えないのですが
 ①保険材料を被せて特に痛みもない
 ②保険材料を被せて、痛みが強い
②の場合、神経を抜くか、抜かないか、の話になります。抜くところまでは保険でできますが、その後が健康保険の制度の変なところで、一定期間を過ぎないと保険の材料は使えません。その時に
 ③どうしても保険材料を使いたい場合は仮歯のまま一定期間待つ
 ④セラミック、樹脂など保険外の材料を使う
との選択肢が出てきますが、どうしますか?

保険で銀を被せて大丈夫な可能性①もあるので、まずはこのまま保険治療でと、痺れた唇で言いました。前の、白金加金を入れた歯は、たまに痛みます。だからと言って今度の歯が痛むとも痛まないとも言えないので、痛かったら考えましょう。

あ~あ、鮫みたいに内側から新しい歯が生えてきたら良いのに!
(トップの鮫っ子ちゃんはちょっと可愛すぎますが)

🦷

今回は歯1本のことですのでさほど大きな問題でもありませんが、ちょうど友人が目の手術をすると聞いて、色々思うところがありました。

放置すると別の病気になるリスクが高く、とはいえその手術をしても治るかどうか確実ではなく、更に保険外治療だそうで……今後、自分や高齢になってきた親のことで、こうした選択をすることが増えるのだろうなと覚悟しています。

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