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「よく『比べるな』と言うじゃないですか。でも、比べないと自分の立ち位置ってわからないですよね?なんで比べちゃダメなんですか?」
後任の疑問です。

「比べちゃダメというよりは、比べることで辛くなるぐらいなら比べない方がいいよ、って話だと私は理解してるけど……」
「?」

「例えば、テストでAさんが100点、自分が80点だとして『よ~し、次は100点取れるように勉強するぞぉ!Aさんに勉強方法を聞いてみようかな』だったら別にいいと思うの。でも『Aさんが100点なのに、80点しか取れない自分はダメだ』とか『Aさんが100点を取ったのは何か不正をしたに違いない』とか思ったとしたらどう?」
「あー、病みますね。そっか、そういうことか」

後任は大丈夫そうな気がします。しかし、仕事中にどうしてこの話になったのやら。

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点数がつくことや点数で競うことも、悪いことではないと思っていますが、理不尽だったことはあります。

中学の時は相対評価でした。すると、テストで100点を取っても成績が10の人と9の人が出てきます。9に泣かされたヒトです。
「〇〇先生(女性)って、男子の方に良い成績つけるよね!」
なんて言っていた人もいました。

同じ100点で授業態度も悪くないのに10と9の違いが説明できないなら、なぜ絶対評価にしなかったのでしょうね。

高校は絶対評価でしたので、その辺のストレスはありませんでした。中でも化学の先生は110点満点のテストを作って100点超えたら全員10!だったので満点目指して頑張りましたね~。私の化学好きはこの先生のおかげかもしれません。褒められて伸びる子でした。

再び相対評価に泣いたのは、産業カウンセラーの受験資格を得るべく大学3年に編入した時。普段の試験は試験結果からの絶対評価なのに、スクーリングがなぜか相対評価でした。

1日か2日しかないスクーリングで、生徒全員見ているわけでもないのに、相対評価でつけなければいけない先生も大変だったとは思いますが、カウンセリングの演習なんて「誰がSとかAとか取ってるの?」と思うほどでしたし、先生も「大学から偏るなと言われているから、良い成績をつけられないの」と申し訳なさそうでした。

皆が良くできたなら、皆が良い成績で何が悪いのでしょう。

この大学からは卒業後に『次は大学院どう?どう?』と何度もお知らせがきましたが、この謎相対評価のせいでGPAが下がるわけで……誰が行くかぁ!(大学院は心理学がありませんでしたし)

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以前も挙げましたが、比べて辛い方はこの本なんていかが?

この本を教えてくれた人も私も、我が道を行っているので大丈夫そうでした。

#比較 #比べる #くらべない幸せ #絶対評価 #相対評価

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