YouTubeでペンギン画家ショーゲンさんのお話を耳にした時に、衝撃を受けてしまった。たくさん良い話が盛り込まれていたが、私の心にグサっと来たのが、「人生をただこなしているように見える」とショーゲンさんが村長さんに言われた話だ。

ま・さ・に、私も人生をこなしてるだけの生き方をしてるではないか！家事、育児、仕事、タスクを１つ、また１つ消化して、今日は動けた方か、今日は疲れて上手く動けていなかったから残念、そんな事を日々ただ感じていた。

し・か・も、当然の思考だと思っていたので、より合理的にというか、タスクをいかに多く消化できるかが課題だなとさえ思っていた。

この思考、ヤバくない？（汗）

一瞬前までは、タスクを１つでも多くこなせる自分になりたい、その方が絶対に良い！と思っていたのだけれど、村長の話を聞いて自分を振り返ると・・・・・・私、機械じゃん、ロボットみたい。怖！って感じました。

ショーゲンさんは、ブンジュ村の人たちに『ここに居ない人』（心ここに在らずという意味で）と、あだ名を付けられたようですが、私だってそうだよ！って心の中で叫びました。だって、いつだって未来の事を考え、過去の事にも不安視し、イマココを生きている時間なんてたぶん、２４時間のうちに数分あるかな？のレベル。

『あ〜、洗顔の泡が気持ちいい〜』って感じる数秒とか、『ヤクルト美味！』って思う数秒ならある（笑）

でも、その他は完全にタスクだ。掃除機して〜、洗濯干したら買い物行って〜、とりあえずお昼食べちゃうか〜、さっさと食べたら、アクセサリーのディスプレイの実践やってみるか〜、あ！洗濯入れなくちゃ！ヤバ、子どもの迎えの時間じゃん！そんな感じで、ただただこなすだけの生き方しちょる！

子どもに対しても、当然のようにタスクの会話になっている。もう、こんな時間だ！お風呂入っちゃお！髪を乾かすから来て〜！ご飯食べるよ〜！歯を磨くよ！早く寝ないと、明日起きれないよ！早く着替えて〜！保育園いくぞー！絵本読むから読みたい本を選んで出しといて〜！って・・・・。

はあ・・・・タスクの指示ばっかりだ（涙）

ブンジュ村では、心の会話が大事らしい。この時、どんな気持ちだった？どう感じた？そんな心の会話と、夜寝る前には「今日の小さな幸せは何だった？」なんて会話を大事にしているらしい。

これも、ウチでは、「今日、保育園で何が楽しかった？」「リズム体操〜」「それは良かったね！スキップ上手になったもんね〜」みたいに、やった事を聞いているだけで、その時の気持ちまで深掘りしていなかった。楽しかった事を聞いているから、楽しいんだろうが、楽しいってどうゆう気持ちなのか、ドキドキなのか、ムズムズなのか、今度はもっとじっくり聞いてみようかなと思う。

あれやって、これやってって、疲れている脳と身体と心を引きずって、私はいつの間にやら、『ただ、毎日をこなすだけの人』を自分で作っていた。これ、脱したいな。効率、合理的とかの世界はもういいかな。昭和から叩き込まれた、この効率や合理的を優先する思考は基礎にいつまでも鎮座し、私をコントロールするけれど、もう充分味わった世界だし、満腹ですという感じだ。

無駄でもいい、効率悪くてもいい、自分の感覚や感性を第一優先で生きてみたい。それって、大丈夫なの？生きていけるの？そう思う自分もいるし、やろうと思っても、思考はそうそう変わらないかも知れないけど、意識する事が大事って事でね♪

さ、自分の感覚や感性を大事に、人生を歩み直そう。

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