7月6日15時から下北沢B &Bで辛酸なめ子と武田砂鉄のトークイベントを見に行った。

辛酸なめ子さんはテレビで何度かお見かけした事はあったが、そんなに面白いとは思っていなかった。

武田砂鉄さんはニュース記事で知ってから本を読んで、絶妙なセンスがツボにハマってツイッターをチェックしていた。

その二人が今年上半期に気になった言葉について語るというので、チケットが売り切れていたのを追加販売したときに購入した。

場内に入ると「この本屋さん、こんなに人が入れたの！？」というくらい満員でギチギチに詰まっていた。そんなに人気があるとは知らなかった。

トークはとぼけた感じの辛酸さんと、熱く語る武田さんの掛け合いで、もの凄く面白かった。

LDH(エグザイル関連の所属する企業)を徹底調査して、新聞(そんなのがあることさえ知らなかった！)まで毎号買っているという武田さん。

「中目黒はLDHの城下町」

武田さん「城下町ってお城があって、その周りに町ができることですよね。公的に認められていないのに、自分がお城のつもりなんですかね」

そしてLDHは飲食店を次々展開していて、中目黒の周りにこれだけのお店がある、と地図をスクリーンに写した。確かにたくさんの居酒屋があり、名前はそれぞれ違う。

武田さん「LDHワールドというのは、アーティストやそのファン、飲食店の従業員だけでなくそこに行くお客さんも入っている。気づかないで飲食店に入ったら、LDHワールドの一員になってしまうので、みなさんも気をつけて下さい。」

「タピる」

タピオカが流行っているが、年齢的に飲み込めず、むせてしまう。だからあれは若い人しかタピれない。という辛酸さん。

武田さん「なるほど。『タピる』『タピらない』の前に『タピれる？』というのも入るわけですね？」

「そういえばタピオカを買ったら裏でおじさんが作っていてガッカリした。というツイートが話題になったけど、秋元康は良いのか？キラキラした若者流行のタピオカをおじさんが作ってるのがダメなら、キラキラしたAKBを作ってるのは秋元康だけど、そこはいいのか？」と鋭く突っ込む。

「(秋元康さんは)憂慮されている」

武田さん「NGTの暴行事件で、こんなコメントを出したが、皇室のつもりですか！？」

「わからない(秋篠宮様)」

辛酸さん「国民は眞子さまのご結婚に進展があるか注目している中でのご発言。裏で動いているのかもしれないが、逃げてばかりでまったく向き合おうとしないお言葉に脱力してしまった。もう秋篠宮家を追いすぎて、疲れてしまった。」

「悠仁様が眞子さまに向かってよろしくない態度をとることも」から「よからぬあだ名でよぶことも」に進化している。お友達がいないとも聞くし、最近は人体解剖図がお好きとも聞く。何か良からぬ方向に行っているのではないかと危惧している。」

私も重度知的障がい児を持つ母として、悠仁様は「タダモノではない」と注目している。

これ以上の話は自己規制しておく。

「トイレは素手で磨け(高橋一生)」

トイレをスポンジなどを使わず、素手で磨く宗教的なものが流行っているらしい。

学校教育などでも取り組むところが出てきたという。

武田さん「まず衛生的な問題としてどうなの？」

そしてそれを話している高橋一生の写真をスライドに写し、「この写真笑ってないでしょ？大まじめですよね。いつもは笑うと目元にシワが寄るくらいステキな俳優さんなのに。」

「反社」

闇営業問題から反社会的(詐欺師グループ)組織を最近はこのように略しているらしい。

辛酸さん「私初めて見たとき、へど(反吐)と読んでしまって‥」で大爆笑。

その他にもたくさん話があった。トイレ休憩挟んで2時間。

全ての話に声を出して大笑いした。

辛酸さんがこんなに面白いとは思わなかった。テレビでは秒数が少ないので、辛酸さんの面白さがわからなかった。

武田さんは想像通り最高に面白かった。

その後サイン会になった。

辛酸なめこさんはいつもの無表情だったが、時間をかけてユニコーンの絵まで描いてくれた。

武田砂鉄さんは一人一人に話しかけながら、サインしてくれた。ウサギの横に花が咲いている絵も描いてくれた。

大満足の1日だった。帰りの電車で「自民党」を刊行した中島岳志さんと対談している武田砂鉄さんの記事を読みながら帰った。真面目に政治を語っていた。