「着たい服がある」を通して自分を好きになる方法について学ぶ


きっと誰しもが”普通”や”常識”といった見えない圧力を感じながら日々の生活を過ごしているのではないでしょうか?

他人と自分を比べてしまい劣等感を感じてしまったり、他人の評価や意見を気にして自分を上手く表現できず、そもそも”自分の意志”はどこにあるんだろう。。

なんとなく生きづらい世の中ですよね!

そんな人たちに読んでほしいのが、「着たい服がある」というこの作品。

わたしはロリータファッションには全く興味がないにもかかわらず、数ページでこの漫画に惹きつけられてしまいました。

コンプレックスだらけの主人公のマミに共感できることがたくさんあり、そして台詞が一つ一つ心にささるんです。

これはファッションや性別に関係なく、自分自身と向き合わさせてくれて、しかも、変わりたいと勇気を与えてくれる作品です!

自分を好きになるためのステップ①自分の気持ちを認める

主人公のマミは長身でクールなかっこいい系女子。

周りからも慕われているし、羨ましがられる存在にも関わらず、実は本人はかわいいものが大好き!

誰にも言えないけど、ロリータファッションが大好きで本当は着たいけど、周りの目が気になってしまい堂々と着れない。

”クールでかっこいい”はマミにとってはコンプレックスなんです。

いつも周りの目や意見が気になり本当の自分を表現できないもどかしさ。

辛いですよね。

でも、そんなときマミのバイト先に現れた新人の小澤君。

かっこいいルックスなのに奇抜すぎるファッションで周囲はドン引き。

でも、本人はそんなの全く気にしていない様子。

そんな小澤君の堂々さにマミは感化されて、改めて自分がロリータファッションが大好きで堂々と着たいんだと気づきます。

実際に、自分の本心を押し込めていると、どんどん自分の気持ちが分からなくなっていきますよね。

だからこそ、自分がしたいことを認めるという作業はとても大事なステップだと思います。

自分を好きになるためのステップ②行動にうつす

マミはコンプレックスゆえに自分に自信が持てないんですが、正反対の小澤君。

小澤君の言うことはその通りなんですけどね、それが簡単に出来たらどんなに楽か!!

そういう”強さ”って純粋に憧れます。

でも、マミのよいところは素直で真面目なところ。

小澤君や新しくできたロリータの友だちに感化され、怖いながらも不器用ながらもどんどん行動にうつしていくんです。

失敗して人に笑われても、自分の気持ちに素直になって行動に移すことでマミは少しづつ自分に自信がついて自分の殻を破ってどんどん成長していきます。

この漫画のすごいところは、たとえ本人にとっては大きな1歩だったとしても、1回行動にうつしただけではうまくいくわけではないんです。

主人公のマミは失敗や挫折を経験しつつ、それをバネにもっと成長の機会が与えられる。。

人生そんな甘くないよってことを入れつつ、でもその一歩は次のステップに大事な意味ある一歩だということで勇気を得られます。


自分を好きになるためのステップ③他人と自分を比べない

少しづつロリータファッションでも外出出来るようになってきたマミ。

自分が前進していることを感じますが、好きなことを徹底してやっている小澤君をみて、”自分は何もない”と感じて落ち込んでしまいます。

でも、介護実習の経験を通して、空気を読むのではなく、ちょっとしたことでも自分の気持ちを伝えてみたり、利用者さんを全体でみるのではなく、一人一人と丁寧に接することによって、「自分らしさ」は他人と比べるものではないということに気が付きます。

”どんな人にも「その人らしさ」があって、一人一人が替えのきかない存在。”

これは何にでも当てはまりますよね!

自分には足りないところがたくさんあるって思っているかもしれないけど、自分にしかないいいところが必ずあるので、他人と比べる必要は全くないんです。

それに気づいたマミは最高に輝いています!

そしてそんなマミに感化され勇気づけられる小澤君。

自分自身が自分を認められるってなかなか出来ないことだけど、でも、それってとってもとっても大事なことだと思っています。

誰に認めてもらうより、自分が自分を認められるようになったら最強です!

背伸びをすることは決して恥ずかしいことじゃない

マミはコンプレックスだらけの自分を変えたいと思い、克服しようと行動し、自分自身を認めることを通して自分に自信をもち、好きになっていきました。

”普通”とか”特別”って誰もが気にしてしまうことだし、自分を測ってしまいがちです。

目の前にチャンスがあっても、自分にはふさわしくない、失敗しても恥ずかしいって結局周りの目が気になって動けずにいるっていうこともよくあると思います。

でも、実は自分は変わりたい、このままじゃ嫌だって思っている人は多いのではないのかなって思います。

でも、この漫画はそんなことは関係ない!背伸びしていいんだよ!っていうことを教えてくれます。

マミの周りの人たちの助言は、変わりたいって思っている人たちに向けての言葉なんだなってすごく思いました。

本当に一つ一つの言葉がささります。

何よりマミの姿勢に共感出来ます!

悩んで悩んでもがいてもがいて、そうやって自分を好きになれるってすごく素敵だなって思えた最高の作品でした!



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