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テストステロンを測ろう

◆体力と気力の限界

小柄ながら「ウルフ」の異名をもち、
31回の幕内優勝を誇った大横綱の千代の富士。
小さな体のため肩の脱臼を繰り返していましたが、筋トレで筋肉質になり、大きな力士を投げ飛ばす姿に、日本国民は歓喜の声を上げたことでしょう。

そんな雄姿にも限界がありました。
「体力と気力の限界・・・」
涙の引退会見は今も忘れることができません。

男性ホルモンの一種であるテストステロンが豊富な人は、
筋肉質になります。
また、このホルモンが減ると、気力と体力が低下してしまうことが分かっています。
気力と体力、性機能の著しく落ちた状態が男性更年期障害です。

テストステロンは男性に限らず女性からも分泌されており、
活力の元となっています。

◆唾液でテストステロンが分かる

テストステロンは男性は精巣、女性は卵巣で作られます。
その他、量は少ないですが、副腎や筋肉、脳の海馬でも作っています。

血液中のテストステロンの98%は、たんぱく質とくっついて、
働いていません。
残りの2%を遊離テストステロン(フリーテストステロン)といい、
実際に働いているテストステロンです。

遊離テストステロンは1日のうちの変動が激しく、
午前中が高く、午後になると減ります。

テストステロンは専門の医療機関で測ってもらえますが、
自宅で分かる方法があります。

唾液中のテストステロンを測ってくれる会社があります。
ホルモンテスティング合同会社が、「HPテスティング」という登録商標で、唾液中のテストステロンを測ってくれます。
1回3,300円です。
下記よりアクセスできます。
https://hptesting.jp/

唾液中のテストステロンは、遊離テストステロンにほぼ近いと言われています。
統計によると、一般に男性の方が唾液中のテストステロン値は多いのですが、個人差が大きく、女性でも男性を上回る人があります。

私も調べてみました。
結果は ムフフ でした。

この検査はあくまで目安です。
正確な診断は、専門の医療機関でご相談ください。

参考文献
1)堀江重郎:『LOH症候群』,角川新書,2021

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