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冬は照明のカバーを外そう

◆北陸の冬は暗い

私の住んでいる富山県は、年間の日照時間が、47都道府県中42番目です。
特に冬は、雪に閉ざされ、気分もふさぎこんでしまいます。
「冬季うつ」とか「雪国うつ」という言葉もあるくらいです。

◆光療法

光が人間に与える影響は、「明るい」という視覚だけではありません。
気分が明るくなる、認知機能が改善する、目が覚める、など、
様々な作用があります。

冬季うつ病に対して、数千~1万ルクスの明るい光を、
数十分~2時間照射するという光治療があります。

コンビニの明るさが約1000ルクスなので、
数千ルクスはかなり明るいでしょう。

早朝の照射が最も効果的とされますが、
日中や夕方の照射でも効果にさほど遜色ありません。
夜遅くに強い光を浴びるのは良くないようです。

◆照明器具のカバー

室内の照明を、もっと明るいものに替えようと考えていましたが、
ふと、シーリングライトのカバーを外してみました。
すると、思いのほか明るく、感動しました。
測定したわけではありませんが、3割増しくらいの明るさです。

電球がむき出しになって格好悪いですが、破れたジーパン、シースルーの服、中身が見えるパソコンなどがまかり通っていることからすると、
電球むき出しも「あり」でしょう。

電気代の節約にもなります。
なぜ、照明器具にカバーがついているのだろう。
電力会社の陰謀か?
と思い、家中の照明器具のカバーを外して回りました。

お陰で、部屋も心も明るくなりました。

参考文献
1)三島和夫:高照度光療法,日本臨牀 78(増刊号6): 221-226, 2020.

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