◆あんしん、安全なのは石けんシャンプー

石けんシャンプーは、通常のシャンプーと比べて、
有害な化学物質を含んでいません。

私は10年以上前から、石けんシャンプーでした。
その効果のためか、同年代の平均よりも髪が多いのではと自負していました。

しかし、宇津木医師は、もっと過激なことを勧めています。

◆毎日シャンプーしない

宇津木医師は、「シャンプーそのものをやめれば、髪の毛が増える」と、
衝撃発言をしています。
毎日、髪を洗ってもいいのですが、なるべくシャンプーを使わないことを勧めています。

なんでも試してみるのが好きな私は、3年間、やってみました。

まず、休日の前日は、湯シャン（お湯だけの洗髪）にしてみました。
それから、シャンプーをしない日を、週に2日、3日と段階的に増やしていき、最終的には、シャンプーは週2～3回しかしていません。

使う石けんシャンプーの量も少しずつ減らしていきました。
泡立ちが不十分でも、「これでいいや」と思いきるようにしました。

◆アブラっぽいのが本来の髪

「断シャリ」を始めてから、髪がアブラっぽく感じるようになり、
櫛を通すとき重くなってきました。
少し不安になりましたが、次第に、「これが本来の髪かもしれない」と感じるようになりました。

今まで過度なシャンプーで髪がパサパサになり、冬は静電気で立ってくる。
その方が不自然なのではと思うようになりました。

江戸時代までは入浴の習慣はなかったそうで、
もちろん、洗髪の習慣もなかったでしょう。

シャンプーで髪をパサパサにして、トリートメントで潤いを与えることは、マッチで火をつけてポンプで消すようなものではないかと滑稽に思えてきました。

◆断シャリの効果

「シャンプーしないと臭うのでは」と気になることでしょう。
ニオイの元は酸化した皮脂なので、お湯で洗い流すことができます。

何より嬉しいのは、抜け毛が減ったことです。
観察したところ、抜け毛の多くは白髪です。
白い毛が抜けて、黒い毛が残れば、願ったりかなったりです。

以下は、「断シャリやってみた」の結論です。

〝シャンプーを石けんシャンプーに替え、
　洗髪回数を週2～3回に減らしたところ、
　抜け毛は減り、髪の量は保たれている〟

参考文献
宇津木隆一：『シャンプーをやめると髪が増える』,角川書店,2013