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外では不織布マスク、家ではガーゼマスク

◆マスクの2つの効用

マスクには、大きく分けて2つの効用があります。

  1. ウイルスや細菌を遮断する

  2. 鼻やのどの粘膜を守る

1のウイルスや細菌を遮断する能力について、
マスクによって、どう違うのでしょうか。

マスクは大きく分けて、不織布布(ガーゼ)
ポリエステルやポリウレタンの3種類に分かれます。

それぞれの素材の性能を調べた実験があります。
0.3~0.5㎛の粒子を吹きかけた際の除去率は、

・不織布マスク    91%
・布(ガーゼ)マスク 16%
・ポリエステルマスク 13%
・ポリウレタンマスク   1%  でした。

不織布マスクは粒子の9割を遮断できたのに対して、
他のマスクでは心もとない結果でした。
スポーツ選手に見かけるポリウレタンマスクは、
遮断効果はほとんどありませんでした。
(西村秀一医師の実験結果より:東洋経済オンライン)

外出時は「不織布マスク」がベストでしょう。

自宅でマスクをする人は少ないですが、
マスクのもう一つの効用「鼻やのどの粘膜を守る」という点からすると、「自宅マスク」「おうちマスク」をおススメいたします。

◆自宅マスクの選び方

自宅では呼吸が楽にでき、お肌にやさしい
「ガーゼマスク」がいいでしょう。
「綿100%」「日本製」が安全、安心です。

「抗菌」「防臭」「抗ウイルス」という文言にひかれますが、
私は抵抗を感じます。
「抗菌、抗ウイルス」に使われている薬剤は、
人間が吸っても安全なのでしょうか。
どんな薬剤が使用されているか調べてみたところ、
有機系(第4級アンモニウム塩系、ジンクピリチオン系)とありました。
            (倉敷繊維加工株式会社ホームページより)

口腔衛生用に採用されている薬剤とのことで、安全だとは思いますが、
呼吸は1時間に千回、10時間で1万回もします。
少しでもキレイな空気を吸いたいものです。

自宅でのマスクは、ウイルスや細菌の遮断を目的にしていないので、
抗菌、防臭、抗ウイルスでなくてもよいと思います。
ただし、毎日洗った方がよいでしょう。

外出時は「不織布マスク」、家では「ガーゼマスク」
これでコロナ禍を乗り越えましょう。

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