見出し画像

はなまめと本。『A子さんの恋人』5巻 近藤聡乃

『A子さんの恋人』5巻
近藤聡乃

待ちに待った5巻は
内容的にも
物理的にも
分厚かった。
(212Pの分厚さ)

えいこのデビューマンガが載っていて、
どんなマンガを描くんだろうと思っていた気持ちが満足した。

言葉にならない自分の内面に
それぞれの登場人物が、
向き合い始める貴重な巻。

恋とか
友情とか
自己愛とか
家族愛とか
はっきりとは言葉にしにくい
様々な感情に向き合うってどういうことかを
考えさせられるエピソードの連続。

ある面では、
志村貴子の『こいいじ』並みに
何もかもが進まないのだけど、
ある面では、
内面の深掘りが宇宙探査並みに
行われている感じがある。

かといって、
すご〜く大きなイベントとか
事件があるわけでは、
全くない。

人間関係の終わりや始まりを
ぱっきり決められる人と
決められない人がいて、
このお話は後者に属する人たちの話。

そういうのが苦手な方には
決してオススメしません。。。笑

でも、
絵も線が細くて
細かい描き混みがあるのに
すっきりしていて
とても綺麗だし、
阿佐ヶ谷とニューヨークを旅する感じも
味わえるので、
異国感を漫画で堪能するのが好きな方には
おススメです。

とうとう
あの何事にも動じない
(ように見せる事を信条としている)
アメリカ人Aくんが
息を切らして、
日本へ来る!
というシーンに
読んでいるこちらが動揺した。

6巻もものすごく楽しみ。

そして密かに、
ゆうこちゃんの恋人ヒロ君の
アホと天才の紙一重感が
ものすごくツボでした。
番外編がとてもよかった。

はなまめʕ ・ω・ )のひとこと。
「シンチェリータのジェラート、いただきたいです。メルノワがいいです。」


#はなまめと本
#A子さんの恋人
#近藤聡乃
#オススメマンガ
#漫画読み
#漫画好き
#読書記録
#読書日記
#読書感想文
#一日一冊
#よしこの読書感想文
#日常系恋愛奇譚
#阿佐ヶ谷
#ニューヨーク




この記事が参加している募集

読書感想文

しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!