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【はなまめと本】『白木蓮はきれいに散らない』オカヤイヅミ

ʕ ・ω・ )はなまめのひとことふたこと。

ʕ ・ω・ )こんにちは。はなまめです。
今日の一冊は、昨日に引き続き、

オカヤイヅミさんの
『白木蓮はきれいに散らない』


です。

50代後半、それぞれの道を歩いてここまで来た3人の女性たち。40年間会わなかった高校の同級生の1人がアパートで孤独死した後、彼女の遺言でひさしぶりに集まることになった3人が自分たちの人生を亡くなった彼女の人生と照らし合わせて考える、とある期間の物語です。
ひとりひとりの自由も寂しさも面倒くささも楽しさもぜんぶ、その人その人のものであるのだな、と思いました。現実の強さと向き合う為の強さの種類は、自分で選んで進んでいくし、積み重ねていくことも自分で選んで決めているのだと思いました。

ヨシコンヌ読本記_φ(・_・

昨日の『いいとしを』でも書いたのだけど、こちらの本も年齢や性別にまとわりつく呪いについてずっと考える内容で、今回は自分が女性という性別に生まれついているので、余計に身に沁みた。この呪いについては、考える機会に恵まれている日々を過ごしていると思う反面、昨今ではこうした呪いを解く方向が定まりつつある感じがするし、呪いの中心は人生を進む時に身につく謎の比較癖だと解明されつつあると思う。そこの解明に至るまでそれぞれがそれぞれに歳と時代を重ねていくことを、白木蓮の花の咲いてから散るまでの過程に見た気がする。白木蓮は好きな木だけど、近所で見かけるだけだったので、散り姿まで気にしたことがなかったな。来年は気にして見たい。
それにしても、50代と20代での友情ってすてきだな。


▼オカヤイヅミさんのHP▼


こちらの対談もぜひ!
好きな作家さんたちが対談するのを読めたのが、嬉しかったです。

▼オカヤイヅミさんと近藤聡乃さんの対談▼

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しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!