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【はなまめと本】『ブランチライン』池辺葵


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📕 ➪ 【ブランチライン】1巻
🖋 ➪ 池辺葵

装丁 ➪ 川名潤
出版社 ➪ 祥伝社
定価 ➪ 本体680円+税

ʕ ・ω・ )はなまめのひとことふたこと💛📕
「今日の一冊は池辺葵さんの【ブランチライン】です。八条寺家の4姉妹とお母さん、長女さんの息子さんの日々の生活と、心揺れる思い出が描かれています。ヨシコちゃんは買ってからすぐに5回読んでました。それから、おんなじところで5回涙ぐんでました。帯の言葉がすてきで、ほんとにそうだと思います。『心の最深部に触れる』お話です。」

📚(。・ω・。)ヨシコの読書日記📚
すでに10周を超えました。
『プリンセスメゾン』が大好きで、いまでも繰り返し読んでいるのですが、この『ブランチライン』も同じくらい繰り返し読むことになりそう、というか、もうすでになってる。四姉妹という設定自体も大好き。(かといって若草物語をしっかり読んだかというとそうでもないな、と気付いたので、kindle untitledで借りてみた。光文社古典新訳文庫がかなりの種類借りられるので、若い時に読み飛ばしたいろんなものを読んでみようと思ってるのだけど、何を読むかな。)

四姉妹のそれぞれの生き方にどれも共感できるところがあって何度読んでも味わい深いと思う。『プリンセスメゾン』を読んでも思ったのだけど、『ブランチライン』も生きることに対する許しの目線のようなものを感じるマンガだと思った。よく「神様が見ている」というけれど、その神様の目線とはこのあたたかな目線なのではないだろうか。親が子供を見守る時の目線のようなあたたかさ。生きることを許されている、という、愛の感覚にずっと浸っていたくなる。そして、時々胸をつかれて泣きたくなる。この巻では特に、四姉妹の末っ子・仁衣(にい)ちゃんの仕事に向かう姿に、一生懸命働くということの正しさ・真っ当さを見てぐっときた。それから、離婚直後の長女・イチ姉(ねえ)と息子・岳の気持ちに寄り添おうと二人をじっと見守る家族全員の優しさと強さと悲しさが全部流れ込んできて、泣いてしまった。

劇的な抑揚はなく、淡々と静かに流れるそれぞれの人生時間を映画をゆっくり楽しむように眺められるので、晩秋の夜に読むのにいい気がする。(でも、今の季節じゃなくても全然繰り返し読むと思う。。。)2巻もとても楽しみ。


しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!