草原に吹く、アフィリアの風を。

2016年3月11日、Zepp DiverCityでアフィリア・サーガのルイズ・スフォルツアさんの卒業ライブが開催されました。開催されて、終わってしまいました…。

すごく、本当に嫌だった。今も嫌だ。無かったことになるなら無かったことになってほしいとも思う。卒業してほしくない。まだまだアイドルやっててほしい…。そのくらい大好きな人で、アイドルだったんですよ…。

平日ということもあり、開始の二時間ほど前に着いた時点でそこまで長い列ではなかったので一安心。今回の目玉商品とも言えるルイズさんの推しパンツも無事に買えた。懐かしのS・M・L☆のルイズさんソロ盤を売ってたのも良かったのでは。

個人的には最新アルバムであるRealismのDVD付き盤は用意して売ってほしかった。豪華盤とアナログ盤はライブの物販で買うには向かない大きさだし、ルイズさん卒業ということで久しぶりに現場に来たセンパイが最新アルバムのRealismに触れるみたいな流れが作れたら最高だったのになと。

開演前のアナウンスももちろんルイズさん。避難誘導灯の前で少し詰まるものの、噛まずにしっかり言えてよかったぁ…とホッとする(親かよ)。

ライブは1曲目から『未来が私を待っている』。予想していなかったわけではないけど、この時期にこのタイミングでこの楽曲というのはわかっていても泣いてしまう。

そして2曲目はまさかの『術式は誰かのために』。先日まで開催されていた最新シングルのキャンペーン中のMCで、新メンバーは歌ってみたい曲はある?という話でも出てきたものの、『あの曲は歌詞が悲しすぎるから封印されたんじゃないの?』とユカフィンさんが冗談めいた感じで言うくらいに最近は全く披露されていなかったサーガの卒業ソング。まだ泣き虫だった頃のルイズさんが『術式はダメなんだよね、泣いちゃうんだよ』と話してたこともあった。自分が初めてアフィリア・サーガ・イーストのイベントに参加したときにやったのは飛行実習と、振り付きで初披露されたこの『術式は誰かのために』だった。自分にとっても懐かしい思い出たちが蘇って、こみ上げてくるものがあった。

3曲目の『セピア』も別れをテーマにした切ない楽曲である。ルイズさん容赦ないなーと感じつつ、しんみりはしたくない、と言っていた言葉のとおり、楽曲は切なくても切なさを感じさせるだけじゃない、アツさのあるパフォーマンスを見せてくれる。この曲で中心になって踊るのがルイズさんとマホさんとコヒメさんなのは、度胸のある三人ということで選ばれたという話を以前に聞いたことがあるけれど、そういう、自分が選んでもらえたっていう嬉しさと誇りもあっての選曲だったのかもしれない。

個人的に『セピア』はロゼさんミィナさんとルイズさんの歌のように思っていて、アイドルの横顔って、ちゃんと見ることができるのは同じステージに立って横から見られる同じグループのアイドルだけなんじゃないかと思うし、だから蒼い電車という、ロゼさんミィナさんのいないマジカル☆エクスプレス☆ジャーニー(この曲が久しぶりのアフィリアの風というフレーズの入った楽曲であることもあって)を歌っているときに、ルイズさんが他のメンバーの中に二人の横顔を探してしまったり見つけたりもしているという物語。三度目の夏の終わり、というのも、サーガが結成してからちょうど三度目の夏の終わりあたりでロゼさんミィナさんの卒業の話が固まってる感じだったし。なので、このあとに登場するロゼさんとミィナさんへの伏線みたいにも感じた。

ルイズは泣かせにきてるねと、自分たちの気持ちを代弁するかのようなマホさん。自己紹介ではそれぞれのメンバーがルイズさんを絡めて言っていたのが嬉しかった。マホさんが『アフィリア・サーガの副委員長!』と言ったのもグッときた。ユカフィンさんがルイズさんの耳元まで近づいて『ルイズの女神…』と言っていたのも面白かったし。

みんながルイズさんのグッズの黒いTシャツを着てるからサイリウムが見やすいねという話を聞いて、ああそうかステージからはそう見えるものなのかー、と思ったり。

新メンバーにもダンスを覚えてもらって半分くらいは参加させてこれからのアフィリア・サーガの姿も見せたいと語っていたルイズさんの言葉に応えるように『聖ナルwktkノ星』『ニーハイ・エゴイスト』と続いていくメドレーでは14人のメンバーで元気なライブを見せてくれる。

『マジカル☆エクスプレス☆ジャーニー』の二番終わりの『めざすその先は 憧れのステーション』のところで、ルイズさんがセンターでメンバーを率いているような部分ももう見られないんだな、と思うと寂しくもなったけど、最後まで堂々としているルイズさんを見て、改めてやっぱりこの人がアフィリア・サーガのリーダーなんだよなぁとしみじみ。

『S・M・L☆』『飛行実習 ~Learn To Fly~』とさらに盛り上がる楽曲が続いて会場のテンションもますます上がっていく。S・M・L☆の『愛の呪文を唱えよう… それはあなたの名前』のところで『ルイズー!』と叫ぶのも、飛行実習の『あなたの 名を呼ぶ そうさ 呼び捨てで!』のところで『ルイズー!』と叫ぶのもこれで最後。

『夢を見たんだ クリアな夢 みんな笑顔で空を飛んでいる…!』をソロで歌うルイズさん。ソロで歌うのが嫌だ嫌だと嫌がっていたルイズさんがしっかりとソロで歌ってるのを見て涙がこぼれた(親なのかな)。そこから『一人ではできないことだって 僕たちならできるさ』とメンバーたちがフォローにくるところも良くできてるなぁと。

個人的には飛行実習の最初と最後のところでルイズさんとマホさんがハイタッチするところが好きなので、これも最後だ!と思いながら一緒に思いっきりジャンプした。

初期メンバーを招いてのコーナーでは、リリィさんとは初めましてだったものの、ロゼさんとミィナさんのいるアフィリア・サーガ・イーストを見ていた自分としても懐かしさでいっぱいになる。さっそくアフィリア・サーガ・レジェンドの新メンバーとして迎え入れられるルイズさん。進行を気にしているのか恥ずかしいのかMCを早く終わらせてもう歌う?もう歌おう?と進めようとするルイズさん。

あふぃりりる~☆を考えたのは実はリリィさんという話や、ルイズは委員長やるのを嫌がっていたとかの昔話。ロゼさんが仕切っていい話をしてMCの流れを作っていくのを見て、ああそうだこんな感じだったと懐かしくなったり。『昔のアフィリア・サーガにもいいところはあったんだろうと思うけど、その伝統を引き継いですごくパワーアップしてる』と久しぶりにサーガを現場で体験したであろうロゼさんが話してるのを聞いてて、たしかにやっぱりダンスとかは激しくなってるもんなーと今のサーガの実力も再確認する。

『ルミナスの泉』で全然踊れてないと苦しむリリィさんだったけど、ダンスがどうこうとか歌がどうこうとかじゃなくて、アフィリアの精神が通ってる子たちがこの曲を歌うこと、これがアフィリア・サーガにしかできないパフォーマンスで、自分たち(会場にいる全ての人たちと言ってもいい)はそのアフィリア・サーガが大好きなんだよなぁと改めて思わせてくれる。

『My White Ribbon』は本当は新メンバーが加入するたびに真っ先に教えて披露していくべき楽曲だと思うけど、やっぱり最近はリリイベ用に初見で盛り上がれる曲が優先されてしまっていて、ライブで披露されるのが何気に久しぶりで。しかもアフィリア・サーガ初期メンバーたちだけでの披露というのは、まさにここからアフィリア・サーガの歴史が始まって、いままで続いてきたんだよと語って聞かせるみたいだった。

初期メンバー以外のメンバーが客席に移動して見ていたことに気づいてなかったと、本当か嘘かおどけてみせるルイズさん。ユカフィン『ルイズの卒業ライブなんだからソロでやったりもっと目立ってほしいのに、残るメンバーのほうが大変なんだからと逆に他のメンバーを目立たせようとする』ミク『ライブ前に緊張してるかと思ってLINEしたら13人バージョンの立ち位置を考えてたと言われた』とルイズさんを褒めつつも苦言を呈する二人。というか自分のいない立ち位置を考えるのもルイズさんなんだ、これからのアフィリア・サーガはルイズさんプロデュースの要素も増えていくのかもしれないな、と今後がちょっと楽しみにはなった。

『Everlasting Friends』はバラード曲なのでてっきり新メンバーも含めた全員で歌う(そのための選曲という部分もある)のかと思いきや、広いステージを使った振り付きのバージョンで、新メンバーを外して歌っていたのが意外だった。『時が過ぎても 変わらず 笑顔でいよう 遠い街でも 見上げた 空は繋がる どこにいたって 切れない 強い絆があるの』とルイズさんがソロで歌い上げる。これはルイズさん卒業シングルの『いつか見た虹のその下で』とも繋がるメッセージかもしれない(というかこの曲の入ってるのがそもそもArchismであるし)。その歌声に呼び寄せられるように新メンバーたちも登場するという感動の演出だなぁと思ったけど、それは予定になかったことだったらしい。

本当はルイズさんはこの『Everlasting Friends』ではなく『メリディンの祈り』をセットリストに入れたかったようだけど、諸々の事情でEverlasting Friendsに。でもエバラになったおかげで落ちサビでのソロパートが出来たり、新メンバーたちが登場する演出も出来たので結果的にすごく良かったのでは。

ルイズさんのソロについて『ルイズは裏声と地声の使い分けが上手にできなかった』と暴露するコヒメさん。そんな話で動揺したのかマイクに前歯をぶつけたルイズさんに『自慢の前歯が』とユカフィンさんが言ってたのが面白かった。

『辞めますか?辞めませんか?』『卒業撤回してもいいんだよ?』と言われるもののあっさり『辞めます』と言って客席からも『え~?』と言われるルイズさん。アフィリア・サーガの、アイドルの卒業ライブって卒業おめでとうと送り出すのが定番だけど、こんなにもみんなから辞めないでと駄々をこねられるのもルイズさんがそれだけ愛されている証拠で。

ルイズさんが『私はみんなの笑顔が見たいんですよ。しんみりするのは家に帰ってからね』と煽って後半戦に入っていくときに、ミクさんがいつもの『高まってますかぁ~?』でユカフィンさんから『みくぽむ、今日はルイズの日だから我慢して…』と諭されると『ルイズ、高まってますかぁ~?』と言い換えたところもすごくいい流れだった。

『SURVIVE!!』は盛り上がったけど『独りでもちゃんとやれるよ』で少し寂しさを感じてしまったり。そんな風に聴いたこと、聴こえたことがなかったなぁ。可愛いだけじゃ生き残れない世界へと改めて進んでいくルイズさんのこれからの戦いの歌みたいだった。

『ネプテューヌ☆サガして』でのルイズさんの『いつもわたしを動かして、見守っていてくれるから楽しい毎日が過ごせるの』のセリフが聞けるのも最後なんだ…とセリフの内容とも合わせて切なくなってしまったり、最初このセリフの担当だったアリアさんから引き継いだときは譜割りを間違えたり噛んだりと失敗もしていたけど、最後にしっかりとセリフを聞かせてくれてじーんとした。もはや卒業ライブで恒例のようになってきたミクさんからの『これは、ルイズ(あなた)へのささやかな気持ち』という言い換えもグッとくる。

最新シングルカップリングの『キラキラレディオ』は新メンバーも参加できて、キャンペーンを通して新メンバーたちとの絆も深めて育ててきた楽曲。ラジオが大好きなルイズさんにとっても特別な一曲。今回のライブで久しぶりにアフィリア・サーガを見た人たちにとっては最も新鮮に見えるのがこの曲だったろうと思うし、新しい、これからのサーガの姿も見せたいと語っていたルイズさんから客席に向けてのプレゼンみたいな、そういう選曲のようにも感じた。

ルイズさんはアフィリア・サーガに託したい夢があって、先日のWORKSへの出演時にも話していた、その一つが武道館で。『アフィリア・サーガはこれから先、メンバーとしての自分じゃなく、別のかたちで自分を武道館に連れていってくれるって信じてる。みんな裏で頑張ってて、いい子ばっかりで、いらない子なんて一人もいない』。そうはっきりと胸を張って話すルイズさんはカッコよかった。僕の大好きなルイズさんだ。まだ卒業を引き止めたいのに、引き止められない強さがあって、それが嬉しくて、眩しくて、ちょっぴり苦しかった。

『約束のあの空の果てへ』で少し音響トラブルがあって音が止まったのは、まるでまだ終わってほしくない、時間に止まってほしいと願ってしまう自分の気持ちが伝わったみたいだった。アヤミさんの卒業ライブではこの楽曲からEmbrace Bladeへの繋ぎで『15人の虹』という言葉があったけど、その言葉とも繋がって、虹がかかっていくように『約束のあの空の果てへ』のアンサーソングとも言える、ルイズさん卒業シングルの『いつか見た虹のその下で』へと続く。

この曲でも落ちサビをソロで歌うルイズさん。『僕らはもう一度会えるね』という言葉で、信じてもいいのかなってちゃんと思わせてくれる。説得力のある目と、大好きな笑顔。間奏で虹を見つけて走っていくような振り付けのところでルイズさんとペアのモモコさんがルイズさんに思いっきりぎゅうっと抱きついていたのが微笑ましかった。

そして最後の一曲、『放課後_ロマンス』。いつもこの曲入りのメッセージを担当していたルイズさん。その言葉が聞けるのもこれで最後。『これからも私と一緒に、アフィリア・サーガを応援していってください!』と、ここでもアフィリア・サーガのことを考えてアフィリア・サーガのための言葉を叫んだルイズさんだった。TIFでこの曲のオレンジに染まる光景を見て何度も涙を流してきたルイズさん。そんな大好きな光景が最後に見られて嬉しかったと。

そしてライブDVD化とアフィリア・サーガのツアーの発表。以前ルイズさんとグラロジで、やっぱりツアーを回って経験してきたメンバーとそれ以降のオーディション組からのメンバーとではステージに対する感覚が絶対に違う。インストアのステージ中心だとどうしても振り付けを小さくしがちなクセもつくし、最近のメンバーのダンスがパッとしないのはそういう要因も大きいんじゃないかという話をしていたとき、ツアーは絶対やったほうがいいしやらせたいんだよねぇと話していたルイズさんの希望がさっそく叶った形で嬉しかった。

本当はルイズさんの卒業ライブをツアーとしてやって全国を回ってほしかった気持ちはある。そうすれば卒業ライブで全曲やりたいけど時間の都合もあるし出来ないっていう部分も、ツアーを通して全曲をやるという形にできるし、何よりもルイズさんがメンバーとしているうちに新メンバーたちに全曲の振り写しをしておけるというのも大きいと思ったからだ。残念ながらそれは叶わなかったけど、ツアーにはルイズさんもスタッフとして同行することになるかもしれない。個人的にはツアー先でテンションの上がっているメンバーたちのオフショットの充実に期待をしている。ツアーに向けての陰の努力の部分も。元メンバーで、そういうメンバーの姿を一番見てきているルイズさん、それを見てきているからこそここまでのアフィリア愛が育ったとも言えるだろうし、それを外に向けて発信することを増やしてくれればそれだけ外の人たちからのアフィリア愛も深まると思うんだな。

このツアー決定について、ツアーやるんだしユカフィンは卒業を撤回しないの?と逆にユカフィンさんに迫るルイズさんだったけど、結局答えは出なかった。ツアーをやるから卒業しないのか、ツアーをやってやりきったから卒業するのか。どっちになるかと言ったら後者になるような気がするけど。

そして今回のライブ記念の企画である写真撮影の前にはメンバーから緑の三角帽とタスキをプレゼントされたり、サイン入りのスタッフTシャツを着て出社してねと言われたり、こんな面白く笑える流れもルイズさんならでは。

そしてルイズさんもこっちを待ってたという、お花とメッセージ。コヒメさんからのお手紙は先日アニソンクラブに出演したときにもサプライズで読まれたこともあったので、また?と自分も思ったけど、そのときよりもより濃く、ルイズさんのことだけを想ったコヒメさんからのお手紙はそのときよりもまっすぐで、感動的だった。

その日に会場に来ていたアイドルさんたちに向けても『卒業するときはメンバーの許可を取らないとダメです!』と勝手に卒業を決められたことへの不満を語るコヒメさん。でも『大嫌いだけど、大好きです』という言葉には泣いてしまった。

卒業することをコヒメさんに一切相談しないで勝手に決めたことをルイズさんは後悔してるって言ってたし、それからずっと最長のケンカをしていたルイズさんとコヒメさん。でもルイズさんは卒業することで一番心配なのはコヒメなんだとも。自分と同じように頑固でコヒメは弱音を吐かないから、メンバーを頼ってほしいと。そしてコヒメのこともサポートできるように頑張りますと、コヒメさんに頭を下げて謝るルイズさん。卒業ライブで『ごめんなさい』という言葉を伝えて、卒業することに怒っていたメンバーとの仲直りをするなんて、アフィリア・サーガって可愛いグループじゃないですか。

そして次はユカフィンさんからのお手紙。字が汚すぎて読めないからスタッフさんにパソコンで打ってもらったとか、いいところで鼻水を拭いたりとか、ルイズさんのパンツの色を暴露したりとか、感動的なのに笑いを含むところもユカフィンさんらしい。『ルイズがいなくなるなんてアフィリア・サーガが終わっちゃう、ルイズがいなくなるならいてもしょうがないやと卒業を決めてしまったこと、そんな自分はやりきったって言えないんじゃないか』という話で、もしかするとユカフィンさんは卒業を撤回してくれるんじゃないかとも思ったけど、これから始まるツアーが、ユカフィンさんに全力でやりきろうっていう気持ちを奮起させることになるのかなぁとも思う。

最後に絶対に言いたくなかった言葉として『卒業おめでとう』と言ったユカフィンさんがそのあとすぐにまた『卒業撤回しようよ…』と言ってしまったり、惜しみ引き止め続けてくれるのが嬉しかった。

そしてまさかのルイズさんのお母さんからのお手紙。生まれたときのエピソードから、ああ今のほっそりした身体のように小さい頃からやっぱり体は弱かったんだな、そんなルイズさんがこんなに立派に、大きな委員長として育ったんだなぁとしみじみ(やはり親なのかな…)。

親戚もたくさん来てるのに恥ずかしい!人生で一番びっくりした!と7年半アイドル活動やってきてある程度は何でも耐性のついているルイズさんへの最高のサプライズになったのでは。

会場に来ているルイズさんの就職先になるMAGES.の社員さんたちがルイズさんのことを期待の新人で、一緒に仕事が出来るのが楽しみだと思ってくれているという話は嬉しかった。

そして最後の一曲『My White Ribbon』をみんなで大合唱。ルイズさんのカラーであるスフォルグリーンで染まった会場のことを『大草原』と言ってネタにもなっていたけれど、このMy White Ribbonで歌われている『萌ゆる蒼き草原と 地平線の続くバードビュー』というフレーズにも繋がってとても良かったんじゃないかと思う。

志倉さんと桃井さんの両プロデューサーも見守る会場で『ルイズを武道館に連れていってやろうぜー!』って宣言ができたのもよかったと思う。

これまであまり入り込む要素のなかった若手メンバーに、思い残すことのないようにと話を振るいつものユカフィンさん。今日ずっと泣きっぱなしだったミュナさんが『自分たちが引っ張っていけるように頑張る』と、それまでだったら絶対に言わなかったような言葉を言っていて、インフルエンザで休むメンバーも多かった先日までの新曲キャンペーンの中で一番頑張りが見えたのはミュナさんだったけど、その成長を感じられた。マイホワ中もずっと泣きっぱなしのカオリさんがルイズさんを大好きで寂しく思う気持ちも嬉しかったし。

『色んな人たちに応援してもらっていて、アフィリア・サーガは恵まれた環境にいるから、明るい未来しか待ってません!』といういい話で最後に噛んでしまうところも最後の最後までルイズさんだった。

今回のライブでは『Triangle Wave』『オペラファンタジア』『遥かなる時空の旅人』『糸』といったカヴァー曲が一切なく、アフィリア・サーガのオリジナル楽曲だけで構成されたライブだったというのも特別だったと思う。今まで二部構成のライブの片方とかはあったけど、ライブを通して、ワンマンライブでカヴァー曲をやらないライブって一回もなかった、ルイズさんの卒業ライブが初めてだったんだから。まるでルイズさんが卒業する、ルイズさんが初めてセットリストを組むこの日まで、やらずに残しておいてもらったみたいで。それもルイズさんのアフィリア愛の賜物なのかなと。

卒業ライブは愛を感じられるものではあるけど、本当にここまで、こんなにも愛されていることを感じられる卒業ライブになるなんて。アイドルの7年半という月日、ルイズさんという人の人生がいかに素晴らしいものなのかと。比べてしまえるものではないけど、先日のアヤミさんの卒業ライブのときはアヤミさんからの愛が特に強かった印象だけど、ルイズさんはとにかくファンはもちろんメンバーからもスタッフさんキャストさん親御さん関係者さんたちみんなから愛されてる。アフィリア店舗でのBDや卒業のエンカウントって店内が愛に包まれた空間になるなぁって感覚があるけど、ルイズさんの卒業ライブはそれに近い雰囲気だった。まさにルイズさんの、ルイズさんからの、ルイズさんへの、アフィリア愛のすべてって感じ。

自分が好きになった人は最高の人で、最高のアイドルだった。推しは変えるものではなく増やすものだなんて言われたりするけど、変わらない、変えられないし、代わりもいない、増やす必要もない。この人だけでいいし、この人だけが特別で、最高に最強に絶対に、大好き。自分にとってそれがアフィリア・サーガのルイズ・スフォルツアさんという人だった。そんな人に出会えた。それもアイドルをやってくれていたからだ。本当にありがとう。

アイドルやってくれて、出会ってくれて、自分が好きだって想っているこの気持ちに、ありがとうって応えてくれて本当にありがとう。

そしてそんなルイズさんが愛して、これからも愛し続けていくアフィリア・サーガはこれから先も続いていきます。ルイズさんに会えなかった人たち、これからアフィリア・サーガに出会う人たちにもきっと素敵な出会いが待っていると思います。自分なんかのこんな文章を興味をもって読んでくれるような人なら絶対。まちがいない。アフィリア・サーガというアイドルに出会いに行ってみてください。何ならこのルイズさん卒業ライブのDVDも6月1日に発売されます( http://www.chara-ani.com/sp/details.aspx?prdid=B16306612 )ので。
よろしくお願いします。

Zepp DiverCityからの帰り道で虹を見つけたよ。いつか見た虹のその下で、僕らはもう一度、きっとまた会えるんだよ。

ルイズ大好き!大好きだよー!。

#アフィリア

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