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国際ボランティア体験記~集団生活編~

こんばんは。

ここ数日はありがたいことにゆとりのあるスケジュールで,記事を書く時間も十分に取ることができ,有意義に過ごせております。(^▽^)/

なので,今日も投稿しますよ~

今回は,国際ボランティア体験記の集団生活編です。

以前の記事でもご紹介しましたが,私が参加したボランティアでは2週間小さな平屋建ての一軒家に国籍がバラバラの8人が共同生活をしました。


私は30代のロシア人の方と相部屋でした。初対面でかつ国籍も世代も違う方との相部屋は,果たして上手くやっていけるのか,まさに未知の世界でした。💦

相手の方とは英語でしか会話できないし,最初にみんなで軽く自己紹介はしたもののその内容もよく覚えておらず(笑),何を話せばいいのか全く分からなくて,初めは本当に辛かったです。

部屋がシーンとなると,何か雑談をするチャンスのはずなのに,自分の英語への自信の無さや,年齢も離れて国籍も違う相手の方に感じる壁の恐怖に怖気図いてしまう自分が情けなくなり,同時に相部屋が私でごめんなさい。。。とまずは相手の方に謝りたくなる始末。

ところが。

幸いなことに,共通の趣味が見つかったんですよね。

私は水彩や油彩など,絵を描くことが大好きなのですが,なんとその方も絵が趣味なんだと!

しかも,このボランティアにもスケッチブックとマイ画材を持ってくる本格派。元々旅の途中らしく,このボランティアも旅で日本に寄ったついでに参加したそうです。

本職はデザイナーとのこと。もう,私とは比べ物にならないプロでした。部屋で初めてスケッチブックを見せてもらった時の驚きったらもうね…。自己紹介で「絵を描くことが好き」なんて豪語してしまったことが恥ずかしくなるくらい,彼女の絵は刺激をもらえるものでした。

彼女がボランティアワークの空き時間に素敵な絵を描いていたよと何気なく教えてくれたリーダーの日本人の方に,感謝です。それを聞いたことがきっかけで,彼女が趣味で絵を描いていることがわかったのです。。。

共通の趣味を見つけた私は,初めの頃に感じていた不安もいつの間にか忘れていました。同時に,暇さえあればスケッチブックと画材を広げて絵を描く彼女の姿がとても格好良く見えて,心の中で密かに「師匠!」と呼んでいました。(笑)

ある時は,私の似顔絵も描いてくれました。どうやらアジア人を描くのは初めてだったようで,描いてもらっている途中に「アジア人を描いたことある?」と英語で聞いたら,「ないわ!私も今同じこと思っていたのよ!」と嬉しそうに言われた時には,言葉は違っても同じことを考えていたのがなんだか面白かったです。

私が尋ねたからそれが確かめられたんだなと思ったら,なんでも思ったことは進んで口に出してみるのも時には悪くないなと思いました。

その似顔絵は永遠の宝物になりそうです。

集団生活にちなんでもう一つ。こちらも彼女に関することなのですが,集団生活って,どこまでが集団で拘束されてどこまでが個人の自由が利くのか,ふと考えさせられました。

結論から言えば,私は個人の考え方次第で自由に自由度を決められる(むしろ決めてよいというべき)のではないかと思います。

2週間のうち,2日間だけFREE DAYといってワークをせずに一日中好きなように過ごせる日が与えられていたのですが,それをどう過ごすか,一応8人で話し合うんですよね。みんなでどこかへ行くか,それともそれぞれバラバラに好きなことをするか。

結果,1日目のFREE DAYはみんなで観光,2日目はバラバラということになったのですが,1日目のFREE DAYの朝の師匠の発言が格好良かったのです。

「私は家に残っていていい?休みの日は私自身のために使いたいの。」

日本人のリーダーの方も快く了承していましたが,了承は当然と言いたいです。師匠の発言を格好良いと感じてしまう私は,まだ集団というものに無意識に縛られ過ぎているのかもしれません。少なくとも師匠よりは縛られていると思います。みんなでどこかへ行こう,何かをしようとなって,自分は乗り気ではないときに断れる勇気。ほしいです。

それから,断っても気まずくならない雰囲気。雰囲気といっても,周りが作るものと考えているとこれはなかなか実現するのに時間がかかるかもしれません。そこで,雰囲気も自分が感じた印象と捉えれば,自分の力で叶えられるのかなと思いました。つまり,自分が場の雰囲気を気まずいものと認識しないのです。私も自分で言っていて難しそう…と思っています。(笑)が,できたらいいなと思います。

ともかく,趣味にしても休日の過ごし方にしても常に自分を貫き,それでいて夜は仲間たちと晩酌をしたりワーク中もみんなの写真を嬉しそうに撮っていたりと,周りとの関わりも大事にしていた師匠を見て,集団生活における理想的な姿勢を学ぶことができました。

自分という根をしっかり張ったうえで,自分が窮屈に感じない程度に楽しく関わる。(タイトル画はこれをイメージ(笑))自分が窮屈だったら,周りとの関わりも楽しく感じられませんもんね。

言葉にすると2行程度ですが,実際やるとなると,難しいんですよね。これから長い人生,少しずつ理想に近づいていきたいです。

長くなりましたが,最後まで読んでいただきありがとうございました!(^▽^)/それから,師匠にも感謝。💛

それでは今日は,この辺で~!




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