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フィットネスジム無人化システムの撤退を決定しました

年末ですね、お久しぶりのNoteです。
約2年間、開発と運用をしてきましたフィットネスジムの無人化システムの撤退を決定しました。

2020年1月から開発をスタートして2021年12月まで運用をしてきました。フィットネスジムの無人化システムスマートフィットネスジムを完全に撤退をすることを決めました。(正確には、既存顧客への提供は継続します)

https://service.sfgym.jp/

スマートフィットネスジムって何?

スマートフィットネスジムは、簡単にいうとフィットネスジムの店舗を簡単に無人化できる店舗向けのサービスです。
ウェブ上のシステム、スマホアプリ、スマートロックを組み合わせたシステムです。

撤退を決めた理由1:ビジネスモデルの間違い

完全にビジネスモデルを間違えました。僕の失敗です。
スマートフィットネスジムは以下の想定とニーズを元に作りました

  1. フィットネスジムは無人化が進む

  2. 運動施設はカテゴリーで細分化され、小規模施設化が進む

1、フィットネスジムは無人化が進む

このニーズは間違っていません。コロナの前から24時間ジムなどの無人ジムは市場規模が大きくなり、ほかの形態のジムに比べ、大きく伸びています。

2、運動施設はカテゴリーで細分化され、小規模施設化が進む

この仮説が間違っていると感じています。(現時点では)
そもそも、この仮説は、市場の変化や顧客のニーズというよりも、弊社の状況を都合よく思い込んだ結果間違えました。

弊社は、ベトナムに開発子会社がある開発事業を主体としています。
そのため、国内でのみ開発を行う事業会社と比べ、コスト構造が違うため、低価格帯でのサービス提供ができました。反対に高価格帯でのセールスは弱点です。

レンタルジムの数が増えてきたデータもあり、低価格帯でのニーズが増える仮説と合わせて、弊社の強みを生かせると考えました。

しかし、実際にシステムを導入した小規模のレンタルジム経営状況はよくありませんでした。(単一店舗に限る)

小規模の無人ジムはまだまだ発展途上の領域です、将来ではどうなるかわかりませんが、大規模の無人店舗と比べてサービスは劣ってしまうビジネスモデルが、大きな市場になるとはどうしても思えません。

そして、これは大事なことですが、僕がこの無人店舗に通いたいとは思えませんでした。

撤退を決めた理由2:大きいチャレンジをするために

僕が歳をとったんでしょうね。チャレンジが小さくまとまりすぎました。

僕たちがベトナムの開発会社を作った時の目標はベトナムからテクノロジーでアジアを変えることでした。
そのため、ベトナム会社の社名はTech Asia Viet Namです。

それがいつの間にか、小さくまとまり過ぎたサービスをしてしまいました。

スマートフィットネスジムがアジアに何か変化を作ることができるかと言えば、出来ないでしょう。

そして次のチャレンジへ

次はベトナムからアジアを変えていけるようなサービスを進めています。
フィットネス関連ではありませんが、これまでより大きなチャレンジになる予定です。

サービスについては春くらいにリリースできるかな。

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