家事を丸投げするというハラスメントについて

前回の妊婦健診の腹部エコーの結果から、胎児の性別は9割くらいの確率で女の子だよと教えてもらい小躍りしたはなねこです。こんにちは。

最近になってイクメンやら主夫やら、男性が家事が育児に参画することを促す風潮がだいぶ出てきているものの、世の中の大半の夫婦の場合、一部の例外的な家庭を除いては、主に仕事は男、家事は女が担当しているというのが現実。

トップクラスの大学を優秀な成績で卒業し、男女の区別の無い職場でバリバリ働いている女性といえど、結婚や出産という人生の節目で男とは「平等」にはいかないという現実をつきつけられ、たとえ「理解のある夫」に恵まれたところで、家事・育児の主導権は女性側が自身の仕事と並行して握っていかなければならない。

子供が女の胎内で育ち生まれるという状況から、赤ん坊の世話を主に担うのが女性になりがちというのは100歩譲って理解できるのだが、なぜ家事は主に女がやること、という構造になってしまうのか、以前から不思議でならない。

実家から独立し生活を営むとなれば、男も女も関係無く住居および電気水道ラインの確保、衣服や生活空間を清潔に保つ、食事を用意する、健康を保つといったことに自ずと多くの神経や労力を割く必要に迫られる。時間が無い、面倒、という言い訳で、生活クオリティをとことん下げるという選択肢もあるが、そういった生活が長く続けば、身なりや体型が乱れ仕事にも悪影響を及ぼしかねない。自ずと「仕事と家庭の両立」に迫られるはずだ。

実際、男女かかわらず、独身者は仕事をしながらもそれなりに家事をこなしている。ところが多くの男性は、結婚した途端に悪びれもせず家事を放棄する。愛情を抱き、家族となり、共に生活を営む大切な相手であるはずが、夫は自分の汚れた衣類の始末や食事の世話を妻に丸投げし、妻はそれを愛情表現であると錯覚あるいは自分に言い聞かせ、結婚で仕事の負担が軽くなるわけでもないのに、食事の手配や後始末を夫の分まで背負い込むことになる。

この状況は明らかにおかしいのだが、真顔で議論を試みても「まあまあ」といなされてしまう。イヤならやらなければいいじゃないとかって言われたりもするのだが、「自分のことをやるついでだから」という言い訳で、ついやっているうちに、いつのまにか家事の大半が女性側に回ってしまうという構図だ。

私は最初の結婚で家事分担についてきちんと考えていなかったため大失敗し、十年以上の間どす黒く渦巻く不満を抱えながら結婚生活を送るハメになり、最終的には離婚という選択に至ったのだが、多くの女性の場合「夫が余分に稼いでくるから、その分は仕方が無い」と自分を無理矢理納得させ、集めたゴミを玄関からゴミ集積所まで運ぶくらいの子供のお手伝いレベルの家事で、夫の「家事に協力的」という演出に荷担することになるのだ。

お互いが納得しているからよい、という話にしてはいけない。家事を丸投げしている夫側は、実は理解しているのだ。心地よい住環境の維持にはすさまじい労力と技術が必要だということを。にもかかわらず、それを何の合意もなく配偶者にまるごと委ねることは、独立した人間としての責任放棄に等しい罪であり、配偶者に対する暴力ですらあるということを、この国の女たちは声高に叫ばなくてはならないと思う。

ちなみに今は再婚している私だが、今の夫との暮らしは実にストレスフリー。ゴミの日はきちんと覚えていて前の晩からゴミ出しの準備もするし、庭が荒れていると見たら除草シートとウッドチップを買ってきて整地してくれるし、料理のときには汚れた調理器具をさっと洗うし、トイレットペーパーが切れていたらいつも間にか補充されていたりする。

こういう相手だからこそ、再度結婚にチャレンジして子供を作り育てようという気にもなれたのだ。決断までにはずいぶん時間をかけてしまったが、勇気を振り絞って離婚に踏み切って本当によかったと、つくづく思う。

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