皆さまこんにちは、ライターの橋詰由佳です。しばらくぶりの投稿になりました。お休みしている間にフォローしてくださった方々、noteを読んでくださってありがとうございます。

年明けからSNSを開く機会が減ってしまっていたのですが、実はその時間を開業準備と勉強のために使っていました。私にとっては大きな挑戦で、今もその途中にいるのですが、ぜひご報告させてください。

個人事業主として開業しました

昨年から準備していたことで、2023年1月に開業届の提出＆屋号の登録をしました。

屋号は【SYNライティング】
読み仮名は、エスワイエヌ ライティングです。

ギリシャ語でSYN（シン）は「一緒に、共に」の意味を持ちます。
 
クライアント様や取材先、これから出会う協力者、読者の方々に寄り添って、信頼できる情報をより深く調べ、考え、心を込めて書いていきたいーー。そんな私の仕事に対する信念を込めています。

開業のきっかけと、私がそう決めた理由

今回開業に至ったきっかけは、一つはインボイス制度への対応です。同業者の方はよくご存知だと思いますが、2023年10月よりインボイス制度が開始されます。

結論を先に述べますと、私は免税事業者から課税事業者になる選択をしました。開業届を届けを出した日に、同時に「適格請求書発行事業者の登録申請書」も提出しています。今は番号の発行を待っている状態なのですが、そうした理由についても少し書かせてください。

私がインボイスへの対応を意識し始めたのは、昨年の秋頃です。ちょうど長野県への引っ越しが一段落して、仕事面でも今後について考えていたタイミングでした。

フリーランスで活動するライターの一人として、私も「今は免税事業者だけれど、今後はどうしていきたいか？課税事業者になるか？」「そもそもインボイス制度が始まったら、ライターの仕事を続けられるのか？何をすればいいのか？」と悩む立場にいました。

実際にお取引先からも、「インボイスへの対応どうしますか？」と聞かれる機会にも直面して、いよいよ行動に移さなければ…と。インボイスセミナーに参加したり、書籍や会計士さんのYoutubeチャンネルで税金まわりを勉強する中で、自分がどうすればライターとして活動を続けていけるのかを考えてきました。

一つ、私の中ではっきりしていたことは「免税事業者のままでは、できなくなる仕事がある」ということ。それでやりたい仕事を諦めることは、私にとっては違うなと。今後も色々な仕事にチャレンジしていきたいから、可能性を潰さないために、自分は変わる必要があると感じるようになりました。

課税事業者になれば、2023年10月以降はインボイス制度に対応した請求書を発行できるようにしなければなりません。消費税の申告・納税も必要です。そのために会計ソフトを導入して、せっかくなら今まで避けていた青色申告も始めよう…と考えた流れで、開業＆インボイス対応への準備も進めてきました。

実際に手続きを全て終えた今は、「やってよかった」と思っています。自分のやりたいことに悩んで答えを出す機会になりましたし、フリーランスとして活動してきた約4年間に区切りをつけて、より良い形にアップデートすることができました。

私にとって開業はあくまで手段で、やりたいことはもっと先にあるのだと感じています。次はそのために必要な課題に取り組むことが、今の私のミッションです。

2023年にやりたいこと

最後に、今年の目標について。まず優先したいことは、現在関わっているお仕事で原稿の質を高めることです。

ビジネス文体のスキルを磨いて、関連領域のメディアや書籍も読んで研究を。人事やHRTech、経営戦略、データ分析分野は特に勉強したいところなので、仕事と関連づけながらインプットして、常に良い記事を届けられるライターを目指していきます。

昨年から参加している資格系のYoutube動画プロット制作も、おかげさまで半年以上の継続案件になりました。最近は【リスキリング】が注目ワードにもなっていますが、合格者さまのインタビューを聞いている私の体感として、「キャリアアップやキャリア継続のために専門知識をつけたい」と仰る方が非常に多いと感じています。これは私もライターとして同じ気持ちなので、とてもよくわかります。

とはいえ、勉強には不安も生じるもので。特に資格取得に関しては「不合格だったらどうしよう」「勉強についていけるか心配」と感じる方もいるはずです。その不安を少しでも軽くできるような、「これなら私にもできるかも？」と捉えてもらえる前向きなインタビュー動画を考えたいと思っています。

長々と書いてしまいましたが、私からのご報告はここまで。本年は気持ちを新たに頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします！

【補足です】

インボイス関連のところで、1点補足です。私の場合は課税事業者になることを選びましたが、免税事業者のままで活動する方法、働き方そのものを変える方法（会社勤務のライターを目指す等）もあるかなと思います。

課税事業者になることを推奨しているわけではないため、その点はご理解いただければ幸いです。課税事業者の申請期限も2023年9月末までに延長されましたので、悩まれている方は情報収集しながら、ご自身にとって必要な選択肢をご検討ください。

私も一度やってみて、やりながら必要に応じて軌道修正していくつもりです。この件はご自身の置かれている状況や価値観によって対応が変わってくる話だと思いますので、一例として「こういう人もいるんだな」と参考材料になれば幸いです。