花緒藍吏

暇人妄想家/FP/ロザリアン オリジナル小説は小説家になろうで連載中。

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青空見ると退職する症候群

空が高くて真っ青で雲も白くて全ての悩みが嘘のように小さく感じるくらいのいい天気に 私は退職してきた。 しかも一度や二度どころではない。 私はかなり転職を繰り返す言わば「転職家」 ※そんな職業はありません。 そんなくだらない私の退職歴を今日は特別大公開しようと思う。 Case 1. 床屋さん そもそも、私は床屋さんなんかになりたかったわけではない。 こんな擦り切れた靴底みたいな私にも壮大な夢があった。 当時、生命工学で前代未聞の大発見が発表された。皆さんは山中伸弥と

    • 世迷言 

      ふと手にした山崎製パンから出ている4個入り肉まん。見つけるとつい買ってしまうのだが、今年は等々異変に気付いてしまった。 "なんだこの小ささは" 私の手のひらに収まるほどの大きさへとダウングレードしたこいつを睨んで睨んで睨み尽くしてから買い物かごへ入れた。結局は食べたい。 巷ではたくさんのステルス値上げが行われている。内容量が減っていたり、サイズが小さくなっていたりして価格を維持するのだが、実質的値上げと変わらないし、それは企業努力でも何でも無い。 こんな姑息な事をしても怒らな

      • 謎のバラ ミネルバさん

        こんにちは花緒です。 突然ですが、見出し画像にもなっているこちらの鮮やかな紫のバラをご存知の方いらっしゃいますでしょうか? 品名はミネルバというのですが、このバラ……謎なんです。 というのも新潟県が誇るお米屋さんからホームセンターになり全国に知れ渡ったあの企業で取り扱いしてくれているバラなのですが。 詳細が不明 ネーム裏に書いてあるのみなのです。 インターネット検索をしてもほぼヒットしません。何コレ何者? ちょっとお詳しい方は切り花でよく見る"ミネルヴァ"では?と教えて

        • 青空見ると退職する症候群 2話

          〜前回のおさらい〜 親にあれよあれよと操作されて歩んだ道「理容師」は興味がないという致命的な感情と突如現れた腰椎椎間板ヘルニアに寄りやる気を失ったある夏の日の午後、蝉時雨の中で私は「あ、仕事辞めよ」と思い立ったのであった。 しばらく私はボーッとした。 何をしたいわけでもない。 私がしたかったのは大学に行く事だった。 巻き戻したい事は巻き戻らない。 タイムマシーンが欲しいと常々思っていたが、風の便りてま過去にはいけないと聞いた事がある。本当に退路を断たれた気がした。 季節は

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