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映画の上映会を開催してみて分かったこと その2~チームを組んでよかった~


一人でやってみた時のこと

2月に別の映画の自主上映会を一人で行った。
その時も11月に初めてその映画を観た。
その時も自主上映での開催で、映画って自主上映と言うのができることを知った。
当時はもう一回見たい、と言う気持ちが強くて
どこか遠くへ足を延ばすよりも、この街で開催してこの街の人と思いを共有した方が有益だと信じて
初めて自主上映会でやってみよう!と挑戦したのだった。

大きな規模でですることは想像もつかなくて
小さな会場を借りて、少人数で行うことにした。
それでも一人でやると、お金も時間も知識も足りなくてかなり苦戦した。
SNSで発信して、反応してくれる人がいてはくれるものの
実際には日程が合わなかったりで参加できない、や
そもそもそんなに発信力があるわけではないので、人の集め方にも苦労した。

アンテナを張ってくれていた人たちには届けられたんだと思う。
でも、最終的には持ち出しが多くなった。
続けたいと思う気持ちがあっても
日々に忙殺されて、次の手を打てないでいた。

チームなって分かったこと

三人寄れば文殊の知恵

上映会の開催を決めたら、動くだけだった。
チームになったことで、私一人じゃ考えが及ばないことがたくさんあった。
中でも銚子ビールの佐久間さんに相談を持ちかけたことで、
もっと大きな規模で開催できるよ!やろうよ!
となった。

当初、小さな規模でもいいやと考えていたけど数は大事だ。
より多くの人に届けるためには、を中心に考える必要があった。

規模を大きくするのはいいが、それだけの人数が集まるかは別問題。
人に来てもらうには、誰も知らない私たちのことを『ちゃんとした』団体だと思ってもらうのがキモ。

いい会場で開催すること。
市や教育委員会などから後援をもらうこと。
チラシを作ること
メディアを使うこと

どれも一人でやった時には考え付かなかった。

得意なことと不得意なこと

チームになったことで役割を分担できた。
私は企画や枠組みを作って周りに認知してもらうのは得意だけど
事務的な手続きや、連絡ごとがとても苦手だ。
でも、ほかのメンバーが連絡や手続きが得意だった。
他にSNSのコンテンツをつくるのが得意だったり、
会場の細やかなトラブルポイントを見つけるのが得意だったり、と
それぞれに得手不得手はあるのだけどお互いに補い合えるようになった。

メンバーは全員子どもがいて仕事もしていて
その中での活動になるので、どうしても時間の制約がある。
それぞれが出せる労力を少しずつ出すことで、それがかけ合わさって大きな力になる。

・会場の交渉は、人脈を持つメンバーがつないでくれた。
・市や教育委員会の後援については経験のあるメンバーがやり方を教えてくれた。市が後援してくれることになって、これが開催に箔をつけた。
・チラシの配布については、何枚にするかどこにするか、どこにチラシを置くのが効果的か、を検討した。
・メディアを使うなんて考えもしなかった。プレスリリース用の原稿を作ったはいいがどこに持っていけばいいか分からない。そんなレベル。
それらを一つ一つ潰していった。

メディアを使う

こういったイベントは市の広報企画室というところにプレスリリースを持っていくんだと知った。
最初PR TIMESみたいなのを使うのかと思ってそんなところの予算見てない!と唖然としたりも。
広報に流すことで、メディアに周知された。
その中で朝日新聞が取材に来てくれた。
取材を受けることで、自分たちが何を目指すのかがより明確になった。
何度も言うけど、言葉にすることは決意だ。
時間のない中で、メールでのやり取りが多く
その都度、話し言葉ではなく文面に咀嚼する必要があった。

何度も繰り返し言葉を紡ぐことで、私たちは「知ること」の重要性を認識した。

やっぱり集客

大枠が整って、やっと告知にまでたどり着いた。
最短で日程を企画してしまっていたので、この頃には既に開催まで一ヶ月を切っていた。
当然、すんなり人は集まらない。このままでは赤字。
赤字はさておき、届けたい人に届けられない。
共有ができない。『知ること』を伝えられない。
どうすればいいか、ここからも文殊の知恵。残りの3週間でまた新たな挑戦が始まった。

続く

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