ペラッペラ人生:専門学校2年目でのライブ

この記事の続きのような記事です。


専門学校での進級公演ではトリをやらせてもらい、同級生が温めてくれた空気の中、あの当時の僕たちにしてはいい感じにパフォーマンスができました。

その甲斐あってか学内外いろんなイベントによばれました。

と、この記事では書かせていただきまして、進級公演と同じネタをやってくれと言われたのが、キタイ花んというイベントでした。

結果は20組中18位とかそんなんでした。

ほぼ呼んだお客さんの票しか入っていない状態だったんじゃないかなぁ?

専門学校の頃なので、さかなDVDではなく、あばれざるというコンビでの話です。

専門学校在学中はちやほやされても、外に出てみるとこんなもん。

そりゃそうよ、面白い芸人さんなんかいっぱいおるんやからね。

そんな中、頑張って在学中は毎月キタイ花んは出させていただきました。

下位ばっかりだったけど、1回だけ4位になったのを覚えております。

それでも4位やけど。


キタイ花んの他に、コメディスタジアムというインディーズライブにも良く出させていただきました。

っていうかキタイ花んよりも、コメスタのほうが最初だったと記憶しています。

昔のbaseよしもとのようにランクバトルで階層が決まっており、4分組⇒2分組⇒1分組と分かれており、最初は1分組からスタートするシステム。

その階層で上位をとれば、来月2分組、2分組で上位を録ればその次の月4分組とだんだん上がっていけるシステムでした。


僕らは1分組からスタートし、敗北、次の月も敗北、あちゃー1分って難しいんだなぁあぁなんて思っていたら

1分組だけのライブがスタートしまして、そこでは普段1分しかネタが出来なかったのですが、3分間ネタをやらせていただきまして

そのライブで1位をとりまして、そこから次のコメスタは2分組からスタート!

となりました。

やったぜーと意気揚々と2分組に出て、そのあとは2分と4分を永遠にうろうろしておりました。


コメスタの主催者はながいまるさんという方で

とてもお世話になりました。専門学校外で始めてお世話になった先輩ではないでしょうか。

芸人ではなく作家さんなのですが、このイベント以外にも営業などにもたくさん同行していただいたり呼んでいただいたり、推薦してもらったり、、、。

編集教えてもらったりもしました。

めちゃくちゃお世話になったので、そのことを書いておきます。


あばれざるではなく、さかなDVDになってからも、お世話になっておりまして

営業のお仕事もいただいておりました。

その営業での思い出話です。


大体は地方から修学旅行で大阪や京都まで来た中学生の前で漫才とコーナーをやる1時間の営業とかが多かったのですが、その時はいつもとちがって

どこかの会社の忘年会?みたいなやつで

旅館の広い部屋に御膳が並び、みんなわいわいご飯食べてお酒飲んでるようなところで前に出て漫才でした。

しかし、ご想像の通り、おじさんばっかりで、コンパニオンの若いお姉さんが5人くらいかくテーブルについて喋ったりしているような状況、誰も漫才など聞いてくれません。

「はいどうもー」って出ていってからこちらを見ている人は皆無。

わいわいがやがや大盛り上がり。僕らそっちのけ。

さっとやって帰ろ、むしろ僕らおったら邪魔やわって思って漫才やっていたら

酔っぱらったおじさんがネタ中に大声で「おい!何をごちゃごちゃ言うてんねん!ええから飲め!!」とボトルとグラスをもって舞台に上がってきました。

その瞬間おじさんたち大盛り上がり。

全くこっちの事見ていなかったのにここで盛大な拍手。

ただ僕はお酒死ぬほど苦手なのです。

下戸中の下戸。

先輩からのお酒も断っていたレベルなのですが、この拍手喝采の空気ですよね。

相方はそんな僕のお酒事情は知っておりますので、かばってビールから焼酎から僕の代わりに飲んでくれまして。

おじさんたち大盛り上がり。

相方がかばってくれていたのですが、とうとう僕もどさくさに紛れて飲まされて、麦焼酎1杯でダウン。

もうええわもやめさせてもらうわも言えずにコンパニオンさんに心配されながら舞台を降りました。

そして、僕の次の出番の芸人はコントだったのですが『〇〇です、お願いします、コント』とコントタイトルを言ってる途中でお酒のグラスを渡されておりました。

その芸人もお酒が飲めないタイプだったので、相方がもう1度舞台に行き、お酒を飲まされるという。格好いいぜ相方!

しかし、お笑いとは程遠く、ただ舞台で「いえーい」っていいながらお酒のグラスを口に着けて、を繰り返すものになりました。


結局全員がべろべろ、つぶれかけな状態になり、イベントを〆ることが出来なくなりまして。

それを舞台袖から黙ってみていたながいまるさん。

不甲斐ない僕らをみて 

『なにしてんねん自分ら。全然あかんやん!もうええわ。俺がしめてくるから休んどけ!帰りの電車で説教や』

と叱りながらも、営業として、イベントとして成立させるために自ら舞台へと出てくれました。


頼もしいなぁ、すみません、、、なんか思いながらうとうと休んでいたのですが

ながいまるさんが一向に帰って来ません。

盛り上がってる声だけは聞こえます。

ふらふらしながら部屋の外から会場を見てみると

そこには両手に一升瓶を担いでガブガブ飲まされているながいまるさんがいました。


爆笑しました。

あんなに格好良く『俺がしめてくる!』って言って飛び出していったのに、手拍子の中、ぐいぐい飲まされて顔真っ赤におりました。


帰りの電車では1言も喋ってなかった気がします。


楽しい思い出でございました。


ただそれ以外でも本当にお世話になりました。

専門学校で講師もやられているので、僕が講師やるってなった時も最初に相談させていただいたりもしました。

普段は中途半端三角さんとかいう雑ないじり方をさせてもらってますけど、感謝です。


花岡ショー

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