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最終回はいつも切ない


今日、王様戦隊キングオージャーが最終回を迎えた。

といっても、ひとつの番組が最終回になっただけの話であり

仮面ライダーにしろ、スーパー戦隊にしろ

次には新しい番組も始まる。

なのだが、なんだかすっごく寂しいのである。

毎年のことである。

それはさておき

キングオージャーが好きなのだ!というお話は

前の記事でしっかり書いたので

ここでは、前回の記事で書いた個人的キングオージャーの魅力!3つのポイントに1年見ての感想を加えて書いてみたい。

①ストーリー+圧倒的な映像
・1年間しっかりと物語を紡いできた成果なのか、最終回三部作とされる怒濤の展開が凄かった。何がすごいかというと、今までの登場人物が出てくる出てくる(登場人物の細かいところは②で。)個人的な好みとして、最終回付近で登場人物ほぼ全員だして敵に立ち向かう的な展開が凄く琴線に触れるのだ。最近の作品だと『SEED  FREEDOM 』、少し前だと『銀魂』がそんな感じで当時もそれはそれは心が滾り、アドレナリンがフル分泌され、熱狂したものだ。最後の方は妻も冒頭から「もうダメ、泣く」と言い残しおいおい泣いていたのも1年紡いできた物語の力なのだろう。
・1年という長い作品なので物語の中で多少の矛盾があるのは否定できない。(具体的に書くと食いつかれたら嫌なので書かない)ただ、そんな矛盾は物語の力登場人物(演者さん)の力、映像の力で吹き飛ばしてくれるほどの面白さなのだ。
・キングオージャーは、あまり外で撮影するとかはなく、スタジオでグリーンバックやらLEDウォールなる技術などなど(まだ自分の知識として深まってない部分なので触れるのはこのくらいで)を駆使して撮影されたそうな。1話目からそれはそれは圧倒的な映像で、「ほへーー」なんて口をポカンとしてみていたのだが、48目からもそれはそれはすごかった。いや、ほぼ背景は合成なんだよ。分かっていたはずなのに、何度か本物と見間違うほどだった。

②魅力的な登場人物+もはや全員魅力的
王様戦隊のメンバーは言わずもがな、王様たちに使える側近たち、各国の民たちもはや全員がとても魅力的で感情移入ができるのだ。誰が、と書き出すととてもじゃない分量になるのでここでは割愛。中には少ししか出ていないキャラクターもいるのだが、最終回三部作で出てきたときはつい声に出して叫んでしまった。
物語において、もちろんたくさん出てくるもの大事なのだが、必要な場面で出てくるというのも見る側の印象には残るのかもしれない。
話はそれるが、あのハリー・ポッターに出てくるドラコ・マルフォイはあれだけの超大作にも関わらず出ている時間は一時間にも満たないそうだ。それなのに洋画素人である僕もマルフォイのことはしっかりと覚えている。

③子ども達が紡いだキングオージャーの物語
・キングオージャーは1話、2話完結方式とかではなく、1年かけてそれはそれはしっかり物語を進めていくので、子どもたちは退屈しないかな、という小さな懸念を持ちながら見ていた。
が、しかし。そんな懸念は杞憂で、1年間子どもたちも面白い、かっこいい、次の話が気になる、最終回が楽しみ、なんて言いながら見ていたのだ。
・7歳の娘はヒメノ様がお気に入りで、ヒメノ様メイン回を何度もみたいと言ってくる。昔からお姫様好きなので、ヒメノ様は娘のハートをしっかり射ぬいたのだ。最終回三部作で今までの登場人物が出てきたときはキャーキャー言いながら人物の名前を叫んでいたのでしっかりとムスメの中には印象に残っているようだ。ちなみに娘の声が大きかったのはデポニカとボシマールの時だった。
・3歳の息子はまだ話を理解するのは早く、戦闘シーンが好きなのだが、戦闘シーンは見るよりかは家にあるオージャカリバーを持ち出してきて一緒に戦っている。テレビ越しに王様戦隊に助太刀しているのだ。でも、ラクレスの独白の場面で息子が「ラクレス可哀想。」と少ししょんぼりして呟いていたのが印象的。それからオオクワガタオージャーのソフビを持って寝るようになったので、なにかを感じたのかもしれない。
・そして、二人とも『イロキの乱』の時は釘付けで見ていた。あれはもはや大人に向けられた大河ドラマだと思い見ていたので、子どもたちにも何か惹き付けられるものがあったのかもしれない。
・今回思ったのは大人が思う「これは子どもには理解できない、とか子ども向けじゃない」といった考えは大人の主観でしかないのだということ。子どもたちなりに見て、感じてキングオージャーの物語の世界に没入して楽しんでいたのでそれはすごくよかったな。そういう意味では大人も子どもも楽しめる作品だったのだと思った。

終わりに
いやー、とうとう最終回を迎えてしまった。ほんとにすごい作品だった、キングオージャー。最終回を迎えたのが本当に寂しい。でも、大団円。

キングオージャーの物語は、永遠に紡がれていく。

とさ。







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