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noteゆっくり部

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ゆっくり、ゆったり、のんびり。そんな投稿をお待ちしている企画です。2016年開始の企画で、現在はマガジン投入は休止しておりますが、今も投稿してくださってる方々には感謝を。
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張り切って金魚すくい

「わぁ、いいなぁ。」 「もうずっとやっていないけど、懐かしいねー。」 こざる達は 今日も、いつものように 賑やかにお喋りしながら、 朝ごはんの仕度をしています。 ラジオからは お盆休みのUターンラッシュのニュースが 流れています。 東京駅の新幹線ホームで、帰省先から戻った子供達が、 地元のお祭りに行って、 金魚すくいをして楽しかったと答えていました。 「金魚すくい、よくやったよねー。」 「でも なかなか上手くすくえなくて、いつも 紙がヨレヨレになって破れちゃうんだ。」

何もしない しあわせな日

「外はカンカン照りだー。」 「今日は この夏一番の猛暑だって!」 台風が去って気温が高くなるとの予報通り 今日は朝からグングン気温が上がっています。 こざるカフェはお盆休みです。 りこちゃんと こざる達は、皆で一緒に賑やかにお昼御飯を食べました。 「いつもは カフェの営業があるから、お昼ごはんは ぼく達が交替で りこちゃんと食べているんだ。」 「今日は皆で一緒に、ラタトゥイユを食べたんだよ!」 「もう少ししたらデザートの水ようかんを食べるんだ。」 りこちゃんも、にこにこ

五山の送り火で いい時を過ごす

「あ、ついたよー。」 「わぁ、いいねー。」 「りこちゃん、綺麗だねー。」 「うん、とても綺麗ね。」 今日も りこちゃんとこざる達は いつものように わいわいお喋りしながら、 皆で一緒に夕飯を食べました。 そして食後のお茶を飲みながら、テレビを見ています。 「今夜は 皆で 京都 五山の送り火を見ているんだよ。」 「りこちゃんも ぼく達も、この風情ある大文字の送り火が大好きで 毎年、こうしてテレビで見ているんだ。」 京都が大好きなりこちゃんも、とっても嬉しそうです。 「

これで家に帰れると思った日

「今日は台風の影響で、今は晴れているけど、 雷雨になったり、風が強く吹いたりするようだから、 皆、気をつけようね。」 「うん。ドアや窓の開け閉めには気をつけなくちゃ!」 「そうだね、急にバタンって閉まったりするからね。」 皆、うんうん頷きます。 今日も りこちゃんと こざる達は いつものように賑やかに 皆で一緒に朝ごはんを食べました。 そして、食後のコーヒーを飲んでいます。 テレビでは終戦記念日のニュースをやっています。 「りこちゃんは、疎開先のお寺で終戦を迎えたんだよ

大切なシュワシュワ

「また蝉の大合唱が始まったねー。」 「あ、雨が上がって明るくなってきてるよ。」 今朝は晴れていると思ったら、みるみる黒雲が広がって、 ザーッと雨が降り始めました。 「雨が上がったら、蝉たちが待ってましたとばかりに 鳴き始めたんだ。」 そうこう言っているうちに夏から秋へと季節が 移っていきます。 蝉たちも、夏が終わるのをわかっているのでしょう。 こざる達は、今日もいつものように、 りこちゃんと一緒に皆で賑やかに朝ごはんを食べました。 そして今は こざるカフェ開店の準備を

雨に降られてヒレカツを買う

「あと少しで止みそうだね。」 「うん、もう向こうの空は明るくなってきているよ。」 二人のこざる達が、用事で出かけた隣の駅から戻ってきたところで 夕立にあいました。 「天気予報では、大気が不安定なので夕立があるかも? って言ってたけれど、予報通りになったね。」 こざる達はホームから改札口へ向かう途中で、 駅構内のお店があるコーナーを通ります。 「あそこのお店で、りこちゃんと よくヒレカツ買って帰ったね。」 「うん、コロッケもよく買ったね。」 以前、りこちゃんと電車に乗

流れ星が たくさん

「何だか日が暮れるのが早くなった気がするよー。」 「うん、そうだね。先月は6時はまだまだもっと明るかったよね。」 「夏至は6月だったし、もう立秋も過ぎたからねー。」 日が暮れると、鈴虫やコオロギが鳴いているのが聞こえてくる日も もうすぐでしょう。 「真夏だ!って思っているうちに、すぐ秋になるね。」 来月は秋分があります。 本当に時が経つのは早いです。 こざる達は 今日も、いつものように 賑やかにお喋りしながら、 夕飯の仕度をしています。 「さっきラジオで言ってたんだ

あの時の記憶

今朝も蝉の大合唱で始まりました。 「今日も暑いねー。」 「蝉たちは元気だなぁ。」 こざる達は 今日も、いつものように わいわいお喋りしながら、 朝ごはんの仕度をしています。 「昨夜も暑かったけど、りこちゃん、よく寝ていたね。」 「うん、熱中症も今のところ大丈夫だし、よかったよ。」 「でも油断しないで気をつけないとね。」 皆、うんうん頷きます。 特に高齢者は、脱水症状になると 生命の危険に陥ります。 「ぼく、昨夜、ちょっと思い出したことがあったんだ。」 こざるちゃんが言

ゆるーく山を楽しむ

「わぁー、とっても綺麗だねー。」 「まるで絵みたいじゃない?」 「りこちゃん、昔、行ったことあるんだよね?」 「うん、そうよ。」 「いいなぁー、りこちゃん。」 今日も りこちゃんと こざる達は いつものように賑やかに 皆で一緒に朝ごはんを食べています。 テレビでは 旅行番組をやっていて、 スイスのマッターホルンが映っています。 「りこちゃんは、昔、ツアーでスイスに行ったことがあるんだよ。」 「それで、アルプスのマッターホルンの麓に泊まって、 トレッキングしたんだよね。」

カステラを食べると

「なんとなく、ちょっと秋っぽくない?」 「うーん、そうかなぁ。」 「空の青さとか、雲の様子とか。」 「そういえば、少し秋の空の気配を感じるかな?」 昨日は立秋でした。 暑い、暑いと毎日言いながらも、 季節は毎日少しずつ進んでいて、 確実に秋に向かっています。 こざる達は 今日も、いつものように 賑やかにお喋りしながら、 朝ごはんの仕度をしています。 「今日は長崎に原爆が投下された日だね。」 皆、うんうん頷きます。 「ぼく達、長崎に行ったことがないけれど、ずっと前に り

のんびり昼寝タイム

「おやつ、もう少ししてからにするよー。」 こざるちゃんが、今日のおやつを持って、 りこちゃんの部屋から戻ってきました。 今日も太陽ギラギラ、こざるカフェは ちょうどおやつの時間です。 いつも ござるちゃんが、りこちゃんと一緒におやつを食べるのですが、 「りこちゃん、気持ち良さそうに、スースー、昼寝してるんだ。」 「うんうん。」 「ラジオから、高校野球が聞こえていて、 りこちゃん、それを聞きながら嬉しそうな顔したまんま、スースー、クークー。」 皆、ニコニコしながら頷きます。

いつでもバナナを食べられること

今日も朝から太陽がカッと照りつけて、あっという間に30度近くになっています。 夏休みと猛暑で人通りも少なく、 蝉の大合唱以外は、とても静かです。 「あぢー」 こざるちゃんは そう言って、冷蔵庫から麦茶を出してコップに注ぎます。 毎日、暑い、暑いと何度も言って、 そして ここに書くのも申し訳ないのですが本当に暑いですね。 「皆、知ってるだろうけど、天気予報で発表する気温って、 気象庁が涼しいところで観測した気温だから、実際の気温はもっと高いんだよ。」 「うん、テレビで 街

嬉しい高校野球

「始まったねー。」 「うん、始まったね!」 こざるカフェは、もうすぐお昼です。 お昼ごはんは、カフェのランチタイムがあるので、皆で代わりばんこに食べます。 こざる達は、高校野球の話をしています。 「さっき、りこちゃんと一緒に開会式をちょっと見たよ。」 こざるちゃんが言います。 こざるちゃんは、りこちゃんの様子を見に行った時に ちょうど りこちゃんがテレビで見ていたので、一緒に見ました。 りこちゃんも、こざる達も、高校野球が大好きです。 そもそも野球が大好きなのですが、

あずきバーで至福のおやつの時間

「りこちゃーん、おやつだよー。」 こざるちゃんが おやつを持って、りこちゃんの部屋にやって来ました。 「ありがとう、こざるちゃん。」 りこちゃんは、嬉しそうにニコニコして、 こざるちゃんが持って来た おやつは何だろうと じっと見ています。 「今日はね、りこちゃんの大好きな あずきバーだよ!」 「 まぁ!」 りこちゃんは、他の高齢の方々と同じように あんこのお菓子が大好きです。 井村屋のあずきバーも大好きです。 以前、箱に数本入りのあずきバーを冷凍庫に入れておいたのです