#第12回コピーライティングマッチ 投稿作品

「 #本音マイク 」

雪人形さんが超短編化後に

#リレー小説　募集をかけましたところ

#望美さん #雨の中でひとりさん #ふぃろさん

が、参加・バトンを繋いでくださいました。

募集人数を無事達成し、一応を持ちましてこの企画を終了させて頂きます。

皆様、本当にありがとうございました！！！

そして、 望美さんの勧めにより、締めくくりを自分が行うことにしました。

では、

参加いただいた方々の作品をご紹介します。

最後がどうなったかを御覧ください・・・

【本音マイク】

①作：花介

大事なあの人の本音を聴いてみたい。

誰しもそう思うことはある。

実際聴けたらどんなに良いだろう？

いや、知らないほうが良いこともあるはず。

それでも聴いてみたい。

その本音は悪魔のようだ。

そんな人の本音を必ず聴けるマイクは、とある音楽スタジオに存在した。

②作：雪人形さん

厳重に保管されているわけでも、その事実が公になっている訳でもない。なんの変哲も無いマイクの1つとしてそこにあった。しかしそれは、ひとりの人物の『お気に入り』として周知されている。そのマイクで歌う事のできるたった一人の歌姫は世界中でこう呼ばれている。

人類で唯一、心で歌う歌姫と。

③作：望美さん

誰もが、歌姫の本音を聞きたがった。

ある日、チャンス到来！私は姫に聞いた。
｢愛する人はいますか！｣

姫の本音がマイクからほとばしる。

鳥のさえずり。

川のせせらぎ。

葉ずれの音。

姫の本音は誰にも分からなかったが姫の美しい心は誰もが理解した。

④作：雨の中でひとりさん

歌姫が愛する人へ本音マイクはたしかに本音を届けていた。彼は歌姫の美しい愛の歌に導かれ、彼女の元へと急いだ。

⑤作：ふぃろさん

私を含め、１０人のスタッフがいつも歌姫の歌を録音している。

今は一人足りない。

バタン！息を切らせ、彼が到着した。

パン！パン！パン！

そこかしこから聞こえるクラッカーの響く音。

歌姫が先手を切る。

「Happy Birthday To You~♪」

誕生日おめでとう

⑥締めくくり：花介

彼は尋ねた

年老いても私の側で

鳥のさえずり、川のせせらぎ、葉ずれの音を

私に聴かせてくださいますか？

静寂のスタジオ

彼にしか聴こえない声で言った彼女の本音に

鳥がさえずる緑豊かな川辺の墓前で

白髪になった彼は

そっと私が手渡した本音マイクで

優しくこう言った

側で聴かせてくれて、ありがとう

完

いや・・・ここまで美しい物語になっていくとは思っても見なかったです。

雪人形さんが世界観を広げ、

望美さんが美しくして

雨の中でひとりさんが恋物語に持っていき

ふぃろさんが素晴らしいクライマックスのシチュエーションを提供されました。

あとは私はこうするしか・・・

(´；ω；｀)

なんでやねん。最近花介はすぐ泣く人として定着してしまった。

・・・身に余る様な感動ストーリーになりました・・・

本当にありがとうございます。

本当にありがとうございます！！

本当にっっっ！！！

ありがとうございま！！！！！

した！！！！！！！

(！の数に注目)