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贅沢に花を芸術の為に使ってみて思ったこと

こんにちは、Aimeeです。ご無沙汰しています。

春のおわりに、私が所属するLittle Artists LeagueがアパレルブランドH&Mさんのイベントでワークショップをすることがあり、少し思ったことを今更書きます。

H&M Kidsのコレクションのイベントで、

テーマは" Nature Animal Mask & Flower Mask"ということで

花とんぼから花を仕入れて花の冠と動物のマスクを制作しました。

そうなんです。机に並べてられた花たちを自由にとってもって

ハサミとノリを使って王冠やマスクに貼っていくというアートは

史上最強に贅沢なアートワークショップだったなと思います。

イベントとしては、たくさんの子供達が大興奮して制作してくれたこと、子供達の感性を目の当たりにできたこと(私のMVPはこの上の写真の花びらを使ってくれた作品)、お母さん達に喜んでもらえたこと、私たちも楽しんで制作できたことは収穫のある内容になりました。

ただ、花はアートなのか?という観点で考えると、

綺麗に咲いている花たちを、ちょきちょきとハサミで切って、のりで貼るという作業を繰り返していくうちに、クレヨンや絵具や色紙にはない感情が湧き出てきたのも事実です。

モノは芸術の為だったら、カッターで切り刻もうが、ぐちゃぐちゃにしようが、なんの罪悪感も感じたことがありませんでした。今回は、みんなで話し合って同意して、この機会に花をアートの材料に使おうと決めたのでこれはアートのためだ!と割り切ってはいたものの、いざその光景を見てしまうと花は、しっかり生きていて。

子ども達にも生きてる画材を使うことを説明してから、ワークショップをするべきだったかなと反省点。

生きているものをアートにすることのハードルの高さを目の当たりにしました。

そして、二日間かけて行ったイベントでは、フレッシュな生花を仕入れてもらったにも関わらず、元気がなくなる花たちもいて、生命を感じたと同時に、この現場にはいなかった花とんぼアキーバの仕事の大変さを痛感しました。

私はいつも横目で、なんとなーくアトリエ内でどのように花の命を保っているのかを見ていました。(温度の調節、日差しとかあとなんだっけ?)

こんなに大変なことだとは、、。

フラワーアートは紛れもなく命を扱っている。

そんなことを痛感した今だからこそ、これからの花とんぼのフラワーアートは

”生命”を大きなテーマに制作していきたいね。と話し合っています。

素晴らしいイベントに参加させてもらえたこと、大きな収穫と気付きを得たことに感謝です。


そして、春はミモザの日、母の日などでお花屋事業も盛りだくさんでした。

花とんぼの人間としてみるお花と

母としてもらうお花もまた格別に違って見えます。


少し遅くなりましたが、Happy Mother's Day!

花の力を感じる春をお過ごしください。


読んで頂きありがとうございます。地域のこども達に無料でアトリエを開放して、花や植物に触れるワークショップの定期開催を目指しています。その際に使用する道具の資金に使わせて頂き、随時noteでご報告します。