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「COM-HAUS」企画・広報・コーディネーター 田中ゆりさん

ハナウタカジツってこんな人。

片山 和洋さんって
広く、深く、根付いている。大地のような人

紹介者
「COM-HAUS」企画・広報・コーディネーター
田中ゆりさん

片山さんとは、「ニド」で開催しているマルシェでのご縁がキッカケです。初めて「ハナウタカジツ」の名前を見た時は、なんて良い名前だ!と思いました。一発で覚えることが出来るし、思いも詰まっているし。ネーミングって大事だって思っていたタイミングだったので、衝撃でした。ご夫婦ともに、とても親しみやすい雰囲気で、「それは売れるわ!」と思いました(笑)。結局、「人」が大事。お二人の人柄が、ハナウタカジツの魅力そのものなんです。それと、桃の節句に桃の花をいただいたときは感動しました。日本の四季を楽しまれていて、それを伝えてくれる発信力のある方。たくさんの人たちと繋がっていて、深く根付いている方です。

今回の紹介者「田中ゆり」さんってどんな人?

憧れのライフスタイルを提案する、今、注目のヒト!

「自分らしい暮らし、心地よい暮らし」。ライフスタイルは、人の数だけ、それぞれあるから面白いですよね? ゆりさんは、衣食住を提案し続ける「COM-HAUS」で働くひとりです。カフェ・インテリアショップの「nid(ニド)」「BLANC(ブラン)」「cds+(シーディーエスプラス)」、各店舗で開催するマルシェ。これらを仕掛けているのが、ゆりさんです。こう書いてしまうと、バリバリのキャリアウーマンで……なんて想像してしまいそうですが、まったく逆。屈託のない人懐っこい笑顔。初対面にも関わらず、「前からお友だちだったかな?」と勘違いしてしまいそうな空気の持ち主です。
 「もう、私は主人やスタッフの影でちょろちょろしているだけですよ」とゆりさん。インタビューを続けると、たびたび出てくる「みんなで」「仲間と」というキーワード。「平日に熊本を楽しく出来たら良いな」という思いから始まったマルシェも、次第に出店者もお客さんも増えて、今では注目のイベントのひとつになっています。これも、「出店者さんが、新しい方を紹介してくれるんです。人のつながりが出来ていて嬉しい」とゆりさん。カフェやインテリアショップも、「どうしたらお客様がもう一回足を運びたいと思うお店になるか」をスタッフと一緒に考えているそうです。決して、「私が」とは話されません。たくさんの人の手を借りて、一緒に作り上げて行く。これがたくさんの人に親しまれる理由のひとつでしょう。

「好きなことが仕事になったら良いな…」がキッカケ

 気になるのは、この業界に入ったキッカケ。「住宅業界に入ったのは26歳のころ。当時は、寿退社が主流だった時代です。でも、専業主婦のイメージがわかず、友人と何気なく『好きなことが仕事になったらいいね』って話していて、好きなことって何だろうって改めて考えたんです。そんな時に、テレビで見た自然素材のバリアフリーの家。一方、ゆりさんのおばあさんの家は、段差の多い古い家でした。「同じ家なのになんで違うの?と思ったのが始まりです。元々、家具や雑貨、色が好きだったので、働きながら週に1回夜間の学校に通って、2年かけてインテリアコーディネーターの資格を取りました」。思い立ったら行動が早いのは、昔からのようです。
 好きなことが仕事になったゆりさん。「好きなことをしているので、毎日刺激があって楽しいんです。常に新しいものにふれることが出来るなんて、なかなかありませんよ!」と大興奮。今でも、カタログを見出したら止まらないというから、驚きです。

深まる「熊本愛」。ポジティブな考えで行動を

 「COM-HAUS」はご主人や仲間と共に2007年に立ち上げた会社です。「住宅会社が、ショップ、カフェ、マルシェをしていると思われたりしますが、実はその前に主人は家具屋として小さな店を構え、それから雑貨や内装業、知り合いのカフェとイベントしたりと最初から『暮らしを提案する会社』で、創業時からずっとブレていないんですよ」と笑うゆりさん。つまり、「何屋」はあくまでもツール。大事なのは、「何を伝えたいか」ということ。ツールは無限大にあるということです。
 そして、新たなツールが生まれます。「自然環境のよい江津湖で店舗を持ちたい」という夢を叶えて移転しますが、直後に熊本地震が発生。「熊本愛が深まりました。暮らしの提案と一緒に、地域のために何か出来ることはないか?って考えたんです。そうしたら目の前の江津湖を生かしきれていない事に気づいて…」。こうして始まったのが「江津湖Living」。「江津湖から熊本を元気に」をスローガンに、江津湖を身近に感じてもらうためにイベントを開催。多くのお客さんで賑わっています。
 「今に感謝することが大事。私ってネガティブだと思っていたんですが、どうやらポジティブみたい」。最後に、朝日を浴びて煌めく江津湖の湖面のように、最高の笑顔を見せてくれました。(聞き手/ライター 今村ゆきこ)

今回お話をうかがったのは
「COM-HAUS」企画・広報・コーディネーター 田中ゆりさん
https://www.com-haus.net/


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