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時代ごとに形を変える大人気怪獣作品「シン・ゴジラ」のフルCG技術とは?

こんにちは!unimart ライターのmoko-tacoです。前回は、ドラゴンクエストのアリーナショーに携わるクリエイターの紹介をしましたが、今回は7月29日(金)から公開している話題の映画「シン・ゴジラ」のフルCG技術について紹介をしていきたいと思います!

ゴジラとは

みなさんご存知であろう「ゴジラ」とは、東宝制作の怪獣映画シリーズの通称であり、その主役である怪獣の名前を指します。世界で最も多くの作品が作られた大人気怪獣として名を馳せていますよね!

その歴史は長く、今から62年前の1954年に第1作ゴジラが初登場しています。その後、62年間で国内だけでも計28作品が作られており、怪獣映画の金字塔と言っても過言ではないでしょう。

ゴジラ映画制作のきっかけは、日本の漁船がアメリカの水爆実験に巻き込まれて被爆した第五福竜丸事件と言われています。第1作では、どこかの国が行った核実験が原因で海底に潜んでいた古代生物が突然変異を起こし、ゴジラが誕生したという内容になっているほどその背景が色濃く描かれています。

ゴジラは「昭和シリーズ」「平成シリーズ」「ミレニアムシリーズ」など時代ごとに変化しています。1984年から始まった平成シリーズでは、ゴジラの姿形や誕生の仕方など設定が大幅に変化し、体長は50Mから80Mに、体型もやや細身になっているんです。見てみると、少し小顔になっているところも面白いですね!このように、時代ごとに形を変えていっていることも62年間続いている秘訣なのでしょうね。

そんなゴジラが「シン・ゴジラ」として、今年の夏に映画となって現れます。監督は、新世紀エヴァンゲリオンの監督としても有名な「庵野秀明氏」です。

なんと「ゴジラ対エヴァンゲリオン」というサイトもあるそう。

それでは、時代に沿って変化をしてきたゴジラの最新作「シン・ゴジラ」において使われたフルCG技術について紹介していきます。

「シン・ゴジラ」のフルCG技術の秘密とは?

日本のゴジラシリーズとしては、通算29作品目となる「シン・ゴジラ」。シンには新・真・神の意が含まれているとされています。2004年の「ゴジラ FINAL WARS」を最後にゴジラシリーズの終わりを宣言した東宝でしたが、2014年のハリウッド版ゴジラ「GODZILLA」が世界的にヒットするという結果を残したことにより、今回「シン・ゴジラ」の制作に取り組んでいるそうです。

今までは着ぐるみを使って撮影が行われてきましたが、最新作「シン・ゴジラ」は史上初となるフルCGゴジラ!!あれほどリアリティーのあるゴジラがすべてCGだったことに驚きですよね!実は、滑らかな動きをするゴジラには秘密があったのです。それは人の動きを「モーションキャプチャ」を使ってフルCGゴジラに反映させているということ。モーションキャプチャとは、人や物の動きをデジタル化するシステムで、CGで作られるキャラクターの動きを人間らしく滑らかに再現することができます。

ゴジラ役は、狂言方和泉流の能楽師、俳優の「野村萬斎氏」が演じています。

能・狂言という伝統芸能と高度なCG技術が融合して、シン・ゴジラの圧倒的な存在感が演出されているんですね。その他にも、ゴジラに破壊される民家のシーンでは、ミニチュアでつくられた民家と坂を転げ落ちるスタントマンを別々に撮影して後から合成したり、ゴジラを攻撃するシーンでは、自衛隊全面協力のもと実際に火薬を爆発させた映像を撮影しCGゴジラに合成させるなど、制作陣のこだわりがこれでもかというくらい詰まっている作品です。

まとめ

今回は現在公開中の話題映画「シン・ゴジラ」のフルCG技術について紹介しました。

ゴジラというと特撮という言葉が思い出されるほど歴史あるものを想像していましたが、最新作を見てみると最先端の技術を駆使して作られた大作になっていることがわかりますよね。

みなさんも是非、時代に沿って形を変えてきたゴジラの最新作を劇場で堪能してみてください!

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