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これから起こるイノベーションの数々に想いを馳せて

日々是好日という映画を観てきました。
お茶の話の映画です。

で、映画の感想を話たいのですが、その前に映画館に入って思ったことを書きます笑

1891年エジソンが発明したキネトスコープ。

画像のように1人で楽しめるものでした。これでは皆んなで映像を共有出来ません。そこで、リュミエール兄弟がシネマトグラフを発明しました。

映写機ですね。シネマトグラフ型のメディアは100年ほど隆盛を誇りましたが、21世紀になって、オキュラスが出来て100年越しにキネトスコープ型のデバイスが流行りそうな時代になってきました。

これってものすごいイノベーションだな、と。だって映画館で映画を観るより家でオキュラス付けたほうがリッチなコンテンツを観ることが出来る時代がもう少しのところまできています。すると、今TOHOが持っている映画館という資産が負債になってしまいます。

イノベーションが起こると今までの資産が負債へと変化する恐ろしいことが起こります。クラウドが出来たことで企業が持っているデータセンターが資産から負債に変わったように。

これからはIoT, AI, Blockchain, VR, AR, ドローンなどによるイノベーション爆発が起こり、こんな変化がいたる業界で起こるんだろうなぁと思いました。

で、ようやく映画の感想!若干のネタバレありなので読みたくない人はここでやめて下さい。

お茶の細かい所作やルールを勉強出来るので茶道に興味ある人は絶対面白いです。また、主演の黒木華さんの所作が綺麗になっていく過程が凄い。柔らかい手の雰囲気を表現出来ており、どれだけ練習したら出来るんだ、と感動しました。

しかし、演出がダメです。黒木華さんが恋愛で裏切られて、電車のホームで泣くシーンがあるのですが、あのおしとやかで真面目で不器用なキャラクターがそんなことする訳ないんです。

人間って自分に不幸なことが起きたら平静を装うとしませんか?僕も広告代理店で病んでた時、心の中はやばいけど平気で見られるようにしてましたよ。

もしあのキャラクターを泣かせたいなら自分の部屋で、それも毛布に被ってさらに誰にも見られないようにして、泣かせないと、と思いました。せっかく役者は素晴らしい仕事してるのに残念だなぁと!

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