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【書評】いえ喰ういえ【NovelJam2018秋 最優秀賞受賞作】

今住んでいるギークハウスのシェアメイトの(@isimasin)が書いたおバカSF作品です。

主人公である坂上巧(ばんじょうたくみ)は、自分の故郷の街の合併で頭を悩ませていました。両者の橋渡しに奔走するもうまくいかず、胃を痛める日々。そしてとうとう、両町のいがみあいは物理的な合併バトルに発展します!

というあらすじです。

村社会の中でお互いのプライドを張り合う人々を調整する大変さを描いた後に、その大変さ、苛立ちを払拭するように出てくる街と街のバトルシーンが気持ちいい作品となってます。

プライドの張り合いの中での両者の調整って本当に大変だよなぁ、と広告代理店の営業の時の仕事を思い出してしまいました。あの時もクライアントとスタッフさんの板挟みにあって、めちゃくちゃ神経すり減りました。営業マンなんだからクライアントの方みて仕事しなければいけないのですが、クラアントの方を見すぎると、案件は回るかもしれないけれど、スタッフさんがすり減ってしまって・・・その調整が全く上手くできなかったですね。辛い。。。データサイエンティストの方が100倍楽。転職してよかった・・

と、そんなイライラした感情を持った後での、街と街が戦うバトルシーンが気持ちいです。街同士が戦うって、おバカですね(笑)

そして戦いが終わった後の物語のオチが・・・・これは読んでからのお楽しみです。最後にちょっとゾクっと出来て、小説として非常に面白いですので、興味ある方は是非、読んでみてください^^

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