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【高学歴に負けるな】OB居ない地方大学から大手広告代理店に新卒就職できた理由

私は新卒でADKという業界3位の広告代理店に入社しました。

宇都宮大学という地方大学を卒業したのですが、OB・OGにはADKに入社した人がいませんでした。

OB・OGが居ない時に、この大学からは希望の広告代理店には入社することが出来ないのではないかと不安になるこの気持ち。私のように有名大学ではない就活生は皆さん感じるのではないかなと思います。

実際、普通に就活しただけでは、私の大学から広告代理店への入社は難しいと思います。なぜ、採用されることが出来たかを書いていきたいと思います。

大学入学した時に就活を意識していた

そもそもなんですが、大学に入学した時点で、就活を意識していました。なぜかと言うと、一浪したのに希望の大学の行けずに、学歴コンプレックスが強かったためです。

そもそも良い大学に行ってやる、みたいに親に宣言した結果、浪人しても結果が出せずだったので、入学試験では負けたけど、就活では勝とうと思っていました。

そこで、入学してからは一般的な大学生のやるような飲み会や遊びには極力参加せず、どうやって就活に勝とうか考えていました。
インターネットで情報を集めてどのような人材が企業で求められるかを調べました。

2009年当時の流行は「グローバル人材」でした。これから日本では少子高齢化で、国内市場は小さくなる。海外で仕事を作れる人材が必要だ。そんな機運が高かったのが2010年くらい。

そこで、絶対必要になる英語を勉強していました。大学受験の際に失敗したのは、基礎力を重視せず、応用問題ばかりやって学力が上がらなかったことです。その反省を踏まえて徹底的に基礎から英語を勉強しようと思いました。そこで見つけた勉強方法が英語上達完全マップ

この勉強方法は、なんと中学校の英語から勉強し直す、徹底的に基礎を強化する勉強方法です。高校生の時の自分であれば絶対に選択しなかった勉強方法ですが、大学受験の挫折を経て、基礎の大切さを実感し、0からやろうと思えていました。

全国から30名の学生が参加するL.Aビジネスセミナーへ参加

ただ英語を勉強するだけではダメだと思った大学2年生の時、留学に行こうと思い、調べていくと、全国30名の学生を選抜し、夏休みの間、2ヶ月間ロサンゼルスで英語と会計とビジネスを学ぶNPOが主催するビジネスセミナーを発見しました。

ビジネスプラン、自己PRなどなど、重い課題が10個くらいありました。課題に本気で向かい合う2ヶ月くらいを過ごし、何とか合格をすることができました。今だとベンチャー企業への長期インターンなど、ビジネスの経験を積める機会が多くあると思いますが、2010年当時は、あまりなく、こういったビジネスセミナーに参加することがビジネスを学ぶ場所でした。

夏休みの2ヶ月間、全国から集まった30名の学生とロサンゼルスで共同生活をしながら、チーム別に40個くらいのプロジェクトをやらされ、英語力・会計・ビジネスを学んでいく2ヶ月を過ごしました。

2ヶ月間のうちの1週間はメキシコにも行って、ホームステイさせてもらいながら、メキシコの優秀な大学生と一緒にビジネスプランコンテストに参加するというプロジェクトもありました。メキシコの大学生の優秀さに驚きながら一緒にプレゼン資料を作り、大学の教授の前でプレゼンをしました。

この時出会ったメキシコの学生やホームステイ先の学生とは、まだ連絡を取ることもあり、コロナ前に日本に遊びに来た際にはディズニーランドを案内しました。

めちゃめちゃ良いやつのTono

このビジネスセミナーで全国に友達・先輩ができ、外国の友人ができ、英語力の足りなさを痛感し、ビジネスの面白さを実感できました。
このビジネスセミナーで出会った人たちは、みんな外資コンサルや総合商社、広告代理店などに入社していきました。今は起業している人も多いです。

高学歴の学生との差を痛感し、1年休学し、英語留学

このセミナーを通して、思ったのが、東大・早稲田・慶應・旧帝大の学生の優秀さです。

英語力・プレゼン力・資料作成能力など、同じ大学2年生なのに、実務力が半端なかったのです。彼らはゼミやインターンに参加して、ESSなどの英語を鍛えるサークルに入り、それらの能力を獲得していました。

自分が面接官でも学歴関係なく、自分と彼ら、どちらを採用しようと思うか、結果は明白でした。このままじゃ勝負にならん。。

そう心底感じたので、大学を1年休学して、少なくとも英語だけは、彼らと対等に張り合えるくらいに鍛えようと思いました。(国際基督教大学に編入試験を受けて、英語をひたすら鍛える案も浮かび、編入試験を受けたのですが落ちました。)

また、大学1年生の時に、友人から勧められた「ラーメンズ」というお笑い芸人にハマり、どうしても演技にも挑戦したくなっていました。

この2つのやりたいことを実現するために、ロサンゼルスの演劇学校に通おうと思い、親に頭を下げ、お金を借り、9ヶ月留学をしました。

ロサンゼルスの演劇学校では、英語で演技をするため、急速に英語力を上げなければならず、授業から帰ったら、ひたすら勉強を繰り返していました。頑張りすぎて、留学の途中1週間くらい家から出れなくなったことも。。

ソフトバンク孫正義の留学経験で、ご飯を食べる間もずっと勉強していたというエピソードに刺激を受け、真似してやっていたのですが、そんなことをしていると病みますので、我々凡人は自分のペースで頑張りましょう笑

そんな努力のかいもあり、ある程度英語を話せるようになり、TOEICのスコアも800点台まで上昇しました。

英語で演技をする舞台に立った時の写真

帰国し、有名サマーインターンを受ける

帰国後、役者を目指す道も一瞬考えたのですが、これは趣味でいいと結論づけ、就活に邁進しました。有名なサマーインターンに応募し、いくつか合格しました。

サマーインターンは自己分析の練習、面接の練習、就活を一緒にやっていく友人を作るのに最適でした。さらに報酬をもらえるサマーインターンもあったので、就活を頑張りたいと思っている人にとっては絶対にやった方が良いと思います。

印象的だったサマーインターンは、某ITベンチャーの7日間で、新規事業プランを作るインターン。寝ずにWebサービスについての新規事業プランを考えました。当時、私はITやテクノロジーに疎く、「クックパッドってなんですか?」と言ったら皆んなにめちゃくちゃ笑われたのを覚えています。

2011年くらいでしたが、まだガラケーを持っていて、LINEが流行り始めて、情報感度が高い人は皆んなスマホでした。ここでITにハマっていたらまた違う人生だったんだろうなぁと思いますね笑

今はDXが流行り、大人ベンチャーが主流ですが、2011年〜2017年くらいまで学生起業でITベンチャーを作る人も多かったし、成功している人も多かったです。

このインターンは、お金ももらえて、インターンが終わったら叙々苑まで食べさせてもらえました。そのインターン生の中には今起業して成功している人もいます。今もたまに飲みに行く関係を築けた素晴らしい機会でした。

自己分析はやったけど、これは、一生続く

サマーインターンを終えて、自己分析を進めました。
自分は何に興味があり、どんな仕事をしたいのか。
過去を振り返り、何が好きで、何が嫌いなのか。

その中で、ビジネスの面白さと、演技などのエンタメへの興味が強いという軸から、ビジネスとエンタメ両方がある広告業界について色々な本を読むようになりました。

この時、自分の小中学生の頃まで振り返って自分がどんな人間で、何に関心を持っているかを振り返りました。

ただ、社会人になって、8年経って言えるのは、この時の自己分析はこの時点での、自分はこういう人間だというあくまで仮説でしかないので、こだわりすぎなくていいということです。

というのは、いくらこの時、自分のやりたいことが見つかっても、自分の得意なこととは別な可能性があるためです。
そして、往々にして、自分のやりたいことより、得意なことをやった方が幸せになります。(私もそうでした。)

なので、自己分析をして、こういう仕事をしたい、と思っても、その仕事をする中で自分が得意な仕事を見つけることをお勧めします。

広告代理店が共催しているアイディアコンテストへの参加

サマーインターンで出会った友人が広告代理店が共催しているアイディアコンテストを学生団体として運営していました。

その友人から誘われ、せっかくならと大学の友達を誘って寝ずにアイディアを出し合いました。自分で好きにクライアントを選んで、そのクライアントにスマホアプリを提案する、みたいなお題だった気がします。

食べっこ動物のお菓子のメーカーに、スマホのカメラを通してみると、動物がどのように世界を見ているかを見ることができる子供向け知育アプリを提案しました。

このアイディアコンテスト自体では、良い成果を残すことが出来なかったのですが、参加者には、早めに広告代理店の選考を受けることができる特典がついていたので迷わず受けました。

ビジネスセミナーの先輩経由で広告代理店のOB訪問をする

自分の大学のOB・OGが広告代理店に入社していないという事実は、自分が果たして、採用されるのだろうかという不安となって襲ってきます。

OBがいないとOB訪問が出来ません。今となってはOB訪問って、採用された後、会社の文化や雰囲気を知るためには良いかもしれないけど、採用選考の上で必ずしも必要ではないとも思います。

結局、仕事をしたことがないので、本質的な質問なんて出来ないからです。

ただ、当時、そんなことも分からないので、皆んながやっているOB訪問を自分もどうにかしなければと思っていました。

OBの人脈はないので、ロサンゼルスのビジネスセミナーの先輩に大手広告代理店の方をご紹介頂き、仕事についてお話をお聞きすることが出来ました。

大学のOBに居なければ、別の場所から人脈を見つけてくるしかありません。これは社会に出た後の仕事でも一緒なので、ここで社会人にアポを取る、という経験自体には意味があると思います。

SPIの勉強は苦しかった

広告代理店に入るためにはSPIでもある程度の得点を取る必要があります。

ペーパーテストに苦手意識のある、私にとっては、SPIの勉強は苦しかったです。ただ、SPIは簡単な数学や論理を時間制限の中で多くの問題が出題される形式なので、勉強することで慣れれば、如実に点数が上がります。

ここで落ちたら、今までの努力も意味がないので、仕方ありません。時間をとってしっかりと勉強しましょう。

何度も友人・先輩にESを読んでもらい、ESが通る

ESを書いたら、就活で出会った友人や、既に就活を終えている1年先輩の人にひたすら読んでもらいましょう。

採用担当者は大量のESを読むので、誤字脱字はもちろん、一回読んで、論理がおかしい、納得できないものを丁寧に読んでくれることはありません。

簡潔で一度で理解できる文章を書くことは、実は想像の何倍も難しいことです。

しつこいくらい何人にも確認してもらって、簡潔な分かりやすい表現を目指してください。

当時まだ紙で提出させられたESもありました。今だったらそんな会社絶対行きたくないですが、当時は、効率化・IT化というものへの意識がなかったので、特に疑問も持たずに書いてましたね笑

1次面接、2次面接、最終面接を突破

面接で意識したことはきちんと会話をすることです。
私であれば学生時代頑張ったことは、ロサンゼルスでのビジネスセミナーや演劇留学です。

ですが、こちらのことを理解してくれる面接官ばかりではありません。

「専攻は経済学部なんだ。経済を学んで、よかったことある?」

というように、こちらが話したいことと全く違うことを聞かれることもあります。そういう時に、経済学ではなく、留学の話を聞いてください!みたいに言うことはなく、しっかり経済学の話をした後で、

「特に経済が面白いと思ったのは、留学に行った時ですね。」
などと、こちらが話したい内容へ誘導するのです。

そこで、ようやく面接官は
「あ、君、学生時代は留学に行ったんだ。」
と気付く人もいます。1日に何人も相手にする面接官は1人1人のESの内容を全て把握することなど出来ません。

きちんと会話して、誘導によって、こちらが話したい内容を話すのです。

最終面接は役員なので、情熱的に、自分がいかに「人の心を動かす」ことが好きかを伝えます。最後は論理より情熱です。

こうして、OB・OGがいない大学から業界3位の広告代理店の採用を決めることが出来ました。

テレビや映画も応募したが、落ちて進路が決まる

エンタメへの興味が強かったので、テレビ局や映画にも応募しましたが、こちらも狭き門・・・・
4次面接くらいまで行ったのですが、落ちてしまいました。

最後に・・・高学歴のやつは賢い!彼らに勝つには学生時代本気で努力しないと勝てないから早めに準備しよう!

さて、このnoteで言いたいことは、高学歴の人はすごい!ということです。
彼らに勝つには、学生時代、彼ら以上に努力をしないと就活で彼らに勝つことは本当に難しいと思います。

よく学歴フィルターなんて廃止しろ、なんて声が上がりますが、大量な就活生の中から効率的に優秀な人を見つけるのに、学歴は非常に分かりやすい指標になります。

ただ、もちろん大学受験だけで人生が決まるわけがない。
その後の努力次第で逆転は可能です。ただその努力には「覚悟」が必要という話です。

就活で勝つためには、今だったら、長期インターンなどでビジネスの経験を積むのが良いと思います!

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現在、患者さん向けの医師との面談をボイスメモで記録し家族へ共有できるヘルスケアアプリを開発しています。

そのアプリを使ってもらうための施策として、患者さん体験記というYouTubeコンテンツを作成しています。また患者さんが
患者さんをご紹介いただけるNPOの方にもこういった活動を応援して頂きました。こういったコンテンツをもっと作っていきたい。
その他のTwitterやInstagramのSNSも作成していきたい。

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