煩悩(28)彼氏に優先順位をつける時点で〈糸冬〉

こんにちは、お腹が痛い花輪です。

ありがたいことに、毎日なにかしらのお仕事ができている日々。それに加えて、お仕事ではない「人生に必要な課題」などもこなしていると圧倒的に時間が足りません。

火星に行くか、一日48時間にしたい。

そういった「ひー、忙しい(白目)」時にどうするか。
優先順位をつけてから動き出す人が多いでしょう。

脳みその容量がワニ並みに小さいので、多くの物事を抱えすぎるとショートしてしまいます。昔、受験勉強をしていた時も数時間に一度は昼寝していました。新しいことを覚える分の脳の容量が足りず、整理整頓する必要があったためです。

まあ、何するにしても、やることが多くなった場合には紙にリストアップする習性のある花輪。どうしても、5年目の彼氏もそのリストに放り込むクセがありました。

この恐怖にお気づきでしょうか、仕事と彼氏という違うベクトルのものを同じ軸の上の測ろうとしてしまった、と。

そう、マンガの中のモブ女がいうセリフ97%(当社調べ)の「仕事と私、どっちが大事なのよ!」の状況を作り出してしまったのです。

彼との優先順位をネタにしたケンカは数知れず。つくづく、私は男性脳かもしれないと思うばかりです。

さて、これの何が問題だったか考えていきましょう。

そもそも人間、比べられることに恍惚感を覚える人はごくわずか。めちゃくちゃナルシストの脳内お花畑野郎か、人生生まれながらにして勝ち組の方々だけ。

勝ち負けを言っているのではありません。
比べてしまう時点で、アウトなのです。

その事実に気づいてもらうためのセリフが「どっちが大事なの!?」であることは笑止千万でしかありません。

考えてみてください。

「どっちが大事?」は「私でしょ!?」という“勝ち”を暗に促しています。しかし、その場で即「お前だよ」と言ったところで「じゃあなんで私といる時に仕事の電話とるのよ!キー!」というお猿さんになるだけです。

めんどさの極みですね、はい。

仕事に「気持ち」はありませんが、人にはあります。この世の中、総じて「気持ち」があるものは自分の思う通りにいかないようにできています。

気持ちが動かない人は精巧に作られたアンドロイドです。耳の裏に製造番号が記入されていないか確かめてみてください。無意識に我慢しているだけで感情はあります。

もう一度言います。比べてしまう時点でアウト。

このブログの読者の何割が男性か把握していませんが、同じ悩みを抱える男性は少なくないはず。男性にも寄り添える女性ライター・花輪です。よろしくどうぞ。

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