煩悩(29)嫉妬でしか愛を認められない

こんにちは、花輪です。

今回は、嫉妬の話。みなさん、嫉妬は好きですか。

私は5年目の彼氏に「嫉妬してもらいたい」と思ってばかりいました。

例えば、わざと告白された話をしてみたり。巧妙な手を使って「高校の時(今よりは)モテてたよ」と言わせてみたり。

いま考えるとアホらしいのですが、そういった行為でしか彼からの愛を感じられなかったのかもしれません。

決しておしゃべりな彼氏ではありませんでしたが「好き」という気持ちは言葉にして言ってくれる人でした。ですので、彼に非はまったくありません。

世の女性に、昔の花輪のような「嫉妬狂」は少なくないはず。このメカニズムについてちょっと考えてみました。

そもそも嫉妬とは。検索にかけてみると、恋愛においては「自分の愛する者の愛情が他に向くのを恨み憎むこと」と出てきます。たしかにフタを開けてみればこれが入っていますが、大事なのは「故意に嫉妬させる側」の目的です。

なぜ、彼を嫉妬させたいか。それは、他者と比べて自分を選びとってほしいから。もしくは、選び取ることをわかった上での確認行為の場合もあるでしょう。

これは、彼の中の「自分の価値」をあげる行為。さらに言えば、自分の位置は変わらないままで、下をみて満足する行為です。

イメージとしては「あ、ラーメン食いたいな」っていう彼に、自分が選んだカップヌードルと他人が選んだショートケーキを渡して「あ、俺はお前のがいいや」って言わせる感じですね。うん、我ながら意味不明です。

この考え方、なにも生まれていないことにお気づきですか。本来なら、他人との相対評価ではなく、自発的にもっと魅力的になろうとか頑張ろうとか思うのが良い恋愛だと思うんです。

上の例で言えば、手作りのラーメンにしようとか、メンマを凝ってみようとか、そういった努力ですね。わかりにくい例をさらに引き伸ばしました。

原因は、自分の心にあります。結局、気落ちかよ! というオチになってしまいそうですが、最終的には自分がどれだけ自分を好きかどうか、彼との「好き」の重みにギャップがないかどうか、

そして、彼を信じられるかどうか、にあると思います。

改善のためには、自己評価を高めること。卑下しないこと。

5年目の彼氏に不信感を抱いていた訳ではありません。私以外の女性の影もありませんでしたし。

それでも、100パーセントは信じられなかった。何がいけなかったか、どうすればよかったのか。

それは、残り3/4の煩悩でじっくり考えましょう。

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